HSK2級のレベルは「簡単」、勉強時間は3日、おすすめのテキストは1冊
HSK2級の勉強時間とレベルを知りたい人向けに、テキスト1冊を活用した勉強方法を紹介します。
- HSK2級のレベルは難しいですか?
- HSK2級に必要な勉強時間はどれくらいですか?
- HSK2級におすすめのテキストを教えてください
こんな疑問にお答えします。
こんにちは、TOMOです。今回は、「HSK2級のレベルと勉強時間」というテーマでお話します。
結論から言うと、HSK2級は中国語の勉強の中でも基礎のレベルなので、中国語の基礎を勉強すれば「非常に簡単」です。
HSK2級は簡単だよと、本記事では何度もあなたに暗示をかけます。
きっと読み終わるころには本当に簡単に感じているはずです。
中国語の基礎の勉強について、詳しくは別記事で解説しました。
1冊の参考書を使って基礎を勉強した後、HSK2級の過去問を1~3日くらいかけて勉強すれば特別な勉強をしなくても合格できます。
2020年9月現在、中国語レベルはHSK4級ですが、「少し喋れる4級」です。
他に話せるのは、日本語と、ちょっとの英語です。(TOEIC600点くらい)
現在中国の会社に勤めています。現地の会社では日本語を流ちょうに話せる人が1人もいません。生活での会話は英語と中国語のみです。
実力確認のためにHSKを勉強しています。
現在はHSK6級を勉強中です。勉強の進捗はTwitterにて紹介しています。良かったらフォローしてください。
Twitter:@try_to921mo
いきなり結論。
HSK2級は簡単です。なので自信をもって勉強して、自信をもってテストに臨んで欲しいと思います。
- HSK2級の勉強時間
- HSK2級のレベル
- HSK2級に必要な単語レベル
- HSK2級を実際に解いてみた感想
- HSK2級におすすめのテキスト
- HSK2級の各スキルの勉強の仕方
- HSK2級以外の級のレベルと勉強時間について
- HSK2級のコツ
- HSKを勉強する理由
- HSKを使った中国語レベルアップの方法
ちょっとボリュームが多いですが、大事な部分は最初の方にまとめておくので、残りはコラムのような感じで軽く読んでもらえればいいなと思います。
HSK2級のレベル
▼HSKの勉強に気合を入れたかったので、一気にHSK1~4級までの過去問題集を買いました。
HSK2級のレベルをサンプル問題を使って解説しています。
端的に言うと、中国語の基礎さえ勉強していれば簡単です。
HSK2級のサンプル問題を解いてみました。
受けた感想としては、2級も日本語の知識で漢字の意味が分かるなという感じ。
1級より少しレベルアップしますが、それでもHSK2級のレベルは簡単です。
私たちは漢字を知っている。
これが一番のアドバンテージです。
▼公式で紹介しているHSK2級の難易度レベルはこんな感じです。
HSK2級の中国語レベルは大学1年生の中国語レベルです。中国語の基礎の基礎の勉強が完了するくらいでしょうか。
犬を見て、「これは犬です」と言えるくらいのレベルなので、とてもじゃないけど日常会話はできません。
HSK2級に必要な単語レベル
▼HSK2級に必要な単語レベルは「300語」です。
単語数300なので、初見でも3日で覚えられるくらいの分量です。しかし日本語と共通する単語が多いので、最初から分かっている単語が多いです。
HSK2級は単語数も300語と少ないですし、文法も簡単なものばかりです。
とはいえ単語が心配な人もいると思います。Amazonで買おうと思うと、一番安いので2000円くらいします(1~4級がまとまっているので、高い)
というわけで、2級だけに集中できる単語帳をつくりました。
▼リンク貼っておきます。
無料でも単語を効率よく勉強できるように、こちらの記事では単語の勉強法を紹介しています。
HSK2級を実際に解いてみた感想
HSK2級は、HSK1級と比べて急に難しくなります。
難しくはなりますが、ゆっくり時間をかけて読んでみたり、スクリプトを見ながら聞いてみるとわからない問題ってほとんどなくて、難しい気がするのは気持ちの問題です。受けりゃ受かるレベル。
簡単なコツとしては、
- 全選択肢が5問に1回のペースで使われる。
- 聞こえた単語をそのまま答えれば正答できる問題が多い
- 正誤問題も、半分ずつくらいの割合に落ち着く。
- 第3題、第4第は選択肢が全部使われるので、1つわからなくても大丈夫
「HSK2級は簡単です」
と言っても、どれくらい簡単か想像が難しいですよね。
なので、中国語の基礎を勉強した後すぐに、HSK2級の過去問を解いて記録に残しておきました。
後ろの回になるにつれて誤答が増えているのは集中が切れたからです。それでも余裕で合格点レベル
▼そのままリスニングの問題もすべて解答しました。
最初HSK1級と比べてスピードが速く感じますが、徐々に慣れるので、状況が想像できるくらいはなります。
〇で囲っているのがリスニングのマイナス点、
□で囲っているのがリーディングと合わせたマイナス点。
というルールで採点してます。
一番多くて誤答数が8個。問題数は60あるので正答率は52/60=8割程度。
基礎の勉強を1ヶ月したら十分合格できるレベルです。
きっちりと中国語の基礎の勉強をやっていれば問題なく合格できます。
やる事は、ひたすらシャドウィングです。最初は中国語を聞いても雑音にしか聞こえないので、慣れて「これは中国語だ」と分かるまで聴きまくる感じです。
これだけしっかり中国語の基礎の勉強をしたら、HSK2級の勉強時間は3日で終わります。
HSK2級におすすめのテキスト
HSK2級におすすめのテキストは、「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」です。
初心者向けのテキストですが、勉強の完成度を上げるとこの一冊でHSK4級までの文法がほぼ理解できます。
▼こんな本です。
▼リンク貼っておきます。
Amazon:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
楽天:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
Yahoo!ショッピング:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
▼中身はこんな感じです。文法のエッセンスを使って、たくさんの事を伝えられるようになります。
この本を使った勉強法はこちらの記事で詳しく解説しました。
HSK2級の各スキルの勉強の仕方
HSK2級の各スキルの勉強の仕方について紹介します。
とはいえHSK2級は簡単なので、紹介する勉強方法から少し端折ったりしても大丈夫です。過去問を解きつつ「この分野が苦手だな」と思ったら、そこだけ一生懸命に取り組む感じで進んでいきましょう。
HSK2級の単語の勉強法
HSK2級の単語数は300語なので、過去問を勉強しながら「見てわからなかった単語」だけを抜き出して覚えると早いです。
単語のその時に、エクセルシートやGoogleのスプレッドシートを活用して勉強すると、勉強しやすいですよ。
▼中国語の単語の勉強の仕方はこちらの記事で詳しく解説しています。
HSK2級の听力(リスニング)勉強法
HSK2級のリスニングも、耳が慣れればすぐ得意になります。
HSK2級のリスニングで読まれる文は短いので、基本文のリスニングができればOKです。基本文のリスニングのためには、(いまHSK6級を勉強している中での経験則ですが)聴くよりも音読の方が早いです。英語でよく言われる、「言えれば聴ける」理論は中国語でも健在です。
▼以下の記事では基本文のリスニングから会話に使えるリスニングまでの勉強法を紹介しています。
HSK2級の阅读(読解)勉強法
HSK2級の読解問題も難しくはないです。知っている単語をもとに回答をしていけば、大体正解できます。
一生懸命に訳そうとすると文法が少し難しくて戸惑いますが、「知っている単語」を武器に回答していけばOKです。
▼(音質悪くてすみません)YouTube動画を撮りました。真似したら高得点取れます。
HSK2級はほぼ単語で合格できるレベルですが、文法が弱いなーと感じたら、文法の勉強に参考になる記事を貼っておくので読んでみてください。
HSK2級以外の級のレベルと勉強時間について
HSK2級が簡単かどうかを判断するには、ほかの級がどうなのかな?っていうのも大事ですよね。
基礎ができていれば、3級まではすぐ受かります。そしてトータルで1年~2年くらい勉強すれば、日常会話でも少し話せるようになります。旅行に行ったときに通じると絶対に楽しいので、頑張ってみてほしいです。
HSKの他の級の勉強に必要な時間と、各級の難易度について解説した記事を紹介します。
基礎の勉強を終わらせてからHSKの各級を順番に勉強すれば、およそ4.5か月でHSK4級まで合格できます。1日の勉強時間は1~2時間くらいです。
HSK1級のレベルと勉強時間について:対策期間は1~3日でOK
HSK2級のレベルと勉強時間について:対策期間は3日くらい
HSK3級のレベルと勉強時間について:対策期間は1ヶ月
HSK4級のレベルと勉強時間について:対策期間は2.5か月
4級まで勉強し終わると、その次は会話練習に入る人が多いです。理由は、HSK4級の文法だけで結構自由に会話ができるからです。
私もその一人で、HSK4級の勉強の後にコーチングを受けて会話能力を徹底的に伸ばしました。
コーチングって何?っていう人のために、無料セッションをやっているコーチングスクールを片っ端から体験したときの記事を紹介します。
私はそろそろ基本の力もついてきたので、2020年末までに6級を受けようかなと思っています。
Twitterでは日ごろの中国語の勉強について発信しています。
ディクテーションした文を、少し音読しました。
明日もう一回音読して、どうしてもパッと見理解できないものと発音できないものだけ毎日の音読に入れます。時間を測ると少し真面目に勉強するようになるので、やっぱりオススメです。#中国語勉強 pic.twitter.com/Kuie9DGEg8
— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) August 28, 2020
応援メッセージ、指摘、仲良くしてくれる人など、みんな大募集中です。
フォローしてリプしてくれたら超喜びます。ぜひ仲良くしてください!!
Twitter:@try_to921mo
HSK2級の解答のコツ
HSK2級なんて簡単だよ!と吠えているだけだとあんまり有益性がないので、HSK2級のコツも紹介します。
リスニングでは「読まれた単語がそのまま答えになることが多い」です。
もうひとつ、HSK2級の読解と共通したコツとして「選択肢の数が均等になりやすい」です。
たとえば○×問題が10問あれば、
5問が〇、5問が×といった回答になります。
たとえばABCD問題が10問あれば、
解答にはすべての選択肢が2回以上使われます。
絶対ではないですが、確率は体感9割くらいです。
HSKでゼロから確実にレベルアップをしていくためには
おそらくこの記事を読んでいる方は、
- HSKを取得して大学の単位を振り替える事を希望していたり
- 仕事で急遽中国語を勉強しなきゃいけなかったり
という事情をお持ちでしょう。
「実社会でもそれなりにコミュニケーションが取れる」と言われています。
6級を持っていれば日常会話も相当円滑にできるようになるんじゃないでしょうか。
となると、一番最短距離を求めるあなたは
3級か、4級あたりから勉強を開始しようと思いますよね?
それは無駄な出費も避けられるし、
いまさら最低級を勉強しても時間が勿体ないという判断からかと思います。
でも、日本語にもこういうことわざがあるじゃないですか。
急がば回れ
いきなり4級から勉強し始めると、絶対に挫折します。
なぜなら、早口で何言ってるかわからないし量が半端じゃないから。
文法書を買いあさって焦っている時間はあまりないので、手を動かしてサクッと合格しましょう。
HSKの上位級を知識ゼロから合格するには、どんなに面倒くさくても、一旦HSK1級から過去問を解いていくべきです。
低位級なら勉強に必要な日数は2日~1週間くらいです。
文法書なら読み終えるのに1か月かかってしまいます。
だから、一気にHSKを勉強しきってしまうのが早くておススメ。
HSK2級の勉強で新しく使うのは過去問だけです。
HSK2級の過去問を探している人へ
HSK2級の過去問を探している人へ、過去問を手に入れる方法を紹介します。
方法は2つです。
- AmazonでHSKの過去問を買う
- HSK過去問を配布しているサイトからダウンロードする
HSKの過去問を買うのは、芸がないので通販のリンクだけ貼っときますね。
HSKの過去問を配布しているサイトが、実はあります。
中国のサイトで汉语考试服务网(http://www.chinesetest.cn/godownload.do)というのがあります。
サイトにアクセスすると、”考试大纲类”と”样卷类”というのがあります。
両方とも問題が載っていて、それぞれ違う問題が載っていると思うので、見てみてください。