中国語初級者の勉強法3ステップ【独学1か月で卒業できます】
中国語初級者だけど勉強法が分からない。
1か月くらいでサクッと勉強できないかな。
こんな中国語勉強初級者に勉強のヒントを紹介します。
早速結論ですが、独学でも本気を出せば1か月で初級者レベルは卒業できます。
勉強方法を3段階に分けて紹介します。
中国語初級者の勉強法3ステップ
中国語初級者の勉強法は、以下の3ステップです。
一冊の参考書を使って、
- 音声に合わせて例文を音読する
- 音声を聞かずに例文を音読する
- 日本語を聞いて中国語を瞬間作文する
これだけです。難しくない気がしますよね。実際大変ですが難しくはないです。
ゴールは、「基本文を瞬間作文できる」レベルです。
中国語初級者の勉強時間は30時間/2週間
中国語初級者の勉強時間は30時間/2週間です。
初心者のころから考えると、合わせて60時間/1か月くらいですね。ただ覚えるだけなので、初級者の卒業はそんなに難しいことではないです。
初級者が抱えている課題
初級者の課題は、「知っている中国語が少ないこと」です。
解決方法は「中国語をたくさんインプットすること」です。
中級者に進むためには、入門編のテキストの文法を使って作文ができるようになる必要があります。
勉強法を3ステップで紹介します。
中国語初級者の勉強法3ステップ
中国語初級者の勉強法は3ステップで完了です。初心者向けの勉強をクリアしていれば、実質2ステップで終わります。
どちらにせよ、2週間くらいで勉強が終わります。
- 音声に合わせて例文を音読する
- 音声を聞かずに例文を音読する
- 日本語を聞いて中国語を瞬間作文する
テキストの例文を、CDに合わせて音読する
中国語初心者向けの勉強法のゴールに設定している内容です。中国語の口の動きの速さに何となくついてくることがゴールです。
「自分は初心者かも」と思う方は、焦らずこちらの記事からスタートしてみてください。
CDに合わせて音読できるレベルになると、「中国語をきちんと言葉として認識できる」ようになっています。
おそらく最初の方は雑音に聞こえていたと思うので、大きな進歩です。
CDを聞かずにテキストの例文を音読する
次に、中国語の音を「覚えている」レベルを目指します。
CDを聞きながらだと、少し遅れて発音すれば音を覚えていないことをカバーできます。CDを聞かないと、純粋にあなたのレベルが現れます。
最初はおそらく、「なんて発音するんだっけ」と悩みます。
何となくでいいのでピンインを読めるようになって、それを使って「何となく」発音できればOKです。
声調や正しい発音については中国語スピーキングの勉強法という記事を書いているので、そちらを参考にながら、また後日勉強をします。
日本語を聞いて中国語を瞬間作文する
最後に、中国語の文法と意味を理解していることを確認します。
瞬間作文をすると、中国語の反射神経を鍛えることができます。今後HSKや会話練習でスピーキングやリスニングの勉強をすると思います。その時に反射神経がないと苦労するので、瞬間作文は大事です。
結果的にここで例文を覚えちゃうことになると思いますが、それでOKです。とにかく日本語を聞いたら中国語が浮かんでくるようになれば合格です。達成度は6割~8割くらいになっていると良いですね。
中国語初級者におススメの教材
中国語初級者におすすめの教材は、「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」です。私自身も初心者から中級者の入り口くらいまで文法テキストはこの一冊だけで勉強しました。
▼リンク貼っておきます。
Amazon:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
楽天:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
Yahoo!ショッピング:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
文法のテキストをたくさん買っても、内容はほぼ変わりません。載っている例文が変わるだけです。また、分厚い文法テキストを勉強すると、使わない文法まで勉強することになるので時間がもったいないです。
というわけで一番おすすめなのが、「1冊の参考書の例文を覚えちゃって、文法を身体にしみこませる」勉強法です。そうすると、単語を入れ替えるだけでほかのテキストの例文もカバーできます。
中国語初級者は、基本文のインプットが足りない
中国語初級者の弱点は、基本文をあまり多く知らないことです。解決方法は中国語の基本文をたくさん勉強することです。
とはいえノートにたくさん例文を書き写しても数をこなせないので、「中国語をたくさん知る」レベルに最速でたどり着くには、目を口と耳を使うのが良いです。
基本文のインプットには、音読と暗唱が一番早い
基本文は中国語の文法エッセンスが詰まった大切な文ですが、初級者レベルでも覚える量が多いです。基礎で時間を取られると勿体ないので、ここはシンプルに、「音読」と「暗唱」で乗り越えましょう。
勉強方法は以下の3ステップです。
初心者向けの文法テキストを使って
- 音声に合わせて例文を音読する
- 音声を聞かずに例文を音読する
- 日本語を聞いて中国語を瞬間作文する
テキストの中の例文全体の6~8割を瞬間作文できるようになれば、「文法はほとんど理解した」と判断してOKです。
書き取りとディクテーションは、まだ早い
中国語初級者にとって大切なことは「短時間での大量のインプット」です。
なので書き取り練習やディクテーションなどの時間がかかる勉強は、まだ早いです。HSK5級レベル、もし苦手なら4級レベルで勉強してもいいかなという感じ。
中国語初級者の悩みは、基本文をたくさん覚えればすべて解決するはずです。
やりたくなったらやっても良いですが、早すぎると効果を感じないので、「まだ早いな」と自分で気づくと思います。
初級者のおすすめはあくまで、音読と暗唱です。そのうちに単語を入れ替えて自分で作文できるようになっています。
中国語初級者レベルを卒業すると、旅行会話ができる
中国語初級者レベルを卒業すると、ちょっとした旅行会話ができます。
- これください
- トイレはどこですか?
- もう少し安くしてくれませんか?
基本文を暗記すると、こんなことが言えるようになっているはずです。
私もこれくらいのレベルの時に、台湾へ行って中国語を披露してきました。
台湾旅行で中国語を披露してきた話
中国語初級者レベルの時に、台湾へ旅行してきました。
詳しくはこちらの記事で(▶台湾でパチモン探しの旅。「台湾にコピー商品は、あんまりない」)
全然自信はなかったんですが、
- 2個買ったら安くしてくれない?
- これください
くらいのことは言えました。
あとはお店で蛋饼(だんびん)の発音を教えてもらえました。
とはいえ伝わらないことも多く、何言われているのかわからないことも多く、デビュー戦では日本語が通じる台湾に行って正解だったなという気もします。
旅行会話で感じた、初級者の弱点
台湾に旅行して気づいた、初心者の弱点はやっぱり「基本の文章を知らないこと」でした。
確かに、「駅はどこですか?车站在哪里?」の発音が難しくて伝わらないってのもありましたが、それはそれで「電車にはどこに行ったら乗れますか?去哪里能坐MRT呢?」くらいのことが言えれば解決できたと思います。
それ以前に、
- 明日僕日本に帰るんだ
- だから今これだけしかお金持ってない
- 少し安くしてくれたら買えるんだけど
くらいのことがスラスラいえるように、基本文を準備していくべきだったなって反省しています。
解決方法はシンプルに、基本文をたくさん知って、どんどん作文することです。
作文を繰り返すと、知っている知識は定着し、知らないことを発見し、勉強が楽しくなります。音読と暗唱で手に入れた中国語の基本文法を使えば、結構いろんなことが言えます。
中国語の勉強は初級~中級の時が一番大変です。インプット地獄を乗り越えて、ぜひ中国語ライフを楽しんでください。
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当ブログでは、中国語を体系的に勉強できるように、レベル別、苦手なスキル別の勉強法をまとめています。
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