中国ビザ用書類の公印確認の申請方法【就業ビザ取得は難しくない】
海外の医療費は高額なので、医療費で日本の家族が破産する恐れもあります。
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こんばんは、TOMOです。
今回は、中国の就業許可(工作許可)をもらうために必要な書類についてお話しします。
就労ビザ(Zビザ)を取得し、中国で就業するためには、ステップがいくつかあります。
- ステップ1:就業許可(工作许可)申請のための資料準備 ←今ここ
- ステップ2:外国人来华工作许可申请の準備
- ステップ3:書類へのサイン、無犯罪証明の取得
- ステップ4:ビザの申請
- ステップ5:居留許可の申請
という感じです。
今回は一つ目のステップについての解説です。
中国の就労ビザ取得のためには、まず日本国内でたくさんの書類の準備が必要ですが、その書類のまとめです。
- 中国の駐在を命じられた人
- 中国で就職する人、したい人
国内の書類の準備には、最短で2週間くらいかかります。
ここで躓くと出発日が遅れるので、しっかりとこなしていきましょう。
中国赴任が決まった。就労ビザを取るために現地の会社に送る書類一式と手順
中国の就労ビザを取得するためには、結構たくさんの資料が必要です。
- 最終学歴の卒業(修了)証明書
- 健康診断結果(外国人体格検査表)
- 履歴書(中国語が理想、なければ和英でも可)
- 証明書サイズの写真(最近はデータのみでOKのようです。)
- パスポートのコピー(カラー)
- 無犯罪証明書
これらを準備して、現地の会社に送ります。
パスポートの原本を送ると大変なことになるので注意!!!
卒業証明書は、卒業した学校に問い合わせてください。ほとんどはHPに書いてあると思います。
健康診断結果の準備の仕方は、「外国人体格検査」を受けたときの記事で解説しているので、参照してください。
履歴書は適当に自分でフォーマットを作って作成します。
例としてこんなのを作ってみました。
中国語履歴書
OKなのかどうかは、今度提出してみてから判明しますが、書式自由なのでまあ、何とかなるでしょう。
<後日談>
一応、前もって現地の会社にメールで送ってみましたが、大丈夫そうな感じでした。
“Great!”って返信来ました。
もし、和英で作りたい場合は、DMください。時間に余裕があればフォーマットを作って送ります。(Twitter:@try_to921mo)
証明書サイズの写真は、33x48mmです。写真屋さんに行けばそのサイズで作ってくれます。
スピード写真の、35×45はNGなのか?についてはよくわかりませんが、白背景がマストなのか、白背景が好ましいのか、とにかく白背景なので、まあ写真屋さんがベストでしょう。(スピード写真の背景は青色が多いです)
健康診断を受ける際に写真撮影が必要なので、そのついでに準備することをおススメします。
もし写真サイズで現地の会社から連絡があったら、ファイルサイズを大きくして送りなおしてあげると喜ばれます。
私は卒業証明書、健康診断結果にハンコを押してもらいました。
その後、卒業証明書と無犯罪証明書は領事認証手続きをします。
2019年現在、中国の就業許可申請の際には無犯罪証明(犯罪履歴証明書)の提出が必要です。
しかし、無犯罪証明の申請には、「勝手外国人来华工作许可申请表」のコピーが必要なので、ちょっと厄介です。
履歴書のデータだけで先に書類を作成してくれる会社であれば卒業証明書などと同時に発送できますが、おそらく全ての書類が揃ってからの作成になるので、第二便で送ります。
私が送った順番としては、
- 卒業証明書、健康診断結果、履歴書、証明写真、パスポートのコピーを第一便で送付。
- それを基に先方が外国人来华工作许可申请表を作成、サインバックするためにデータで送ってもらう
- ついでに印刷して、無犯罪証明の申請
- 無犯罪証明の公印確認と領事認証
- 外国人来华工作许可申请表と無犯罪証明を第二便で送る
っていう感じでした。
質問あればまたこれも、Twitterにて聞いてください。(Twitter:@try_to921mo)
書類の準備が終わったら外務省にて公印確認(一部書類のみ)
書類を集め終わったら、卒業証明書と健康診断結果(と、あれば無犯罪証明)を公印確認してもらいます。
- 外務省のHPにアクセスします。
- 申請書・委任状のダウンロードを探して、申請書をダウンロードする。
※中国は公印確認申請書(AUTHENTICATION)だけでOKなので、この申請書に必要事項を記入、印刷します。 - 公印確認をしてもらう書類と、その申請書を同封、返信用の封筒(レターパックがおススメとのこと)を同封。後に外務省宛てに郵送します。
東京と大阪に担当の場所があるそうです。送料はどちらも同じなので、近い方に送るのが良いでしょう。間の人(長野とか、静岡の西のほうとか)は悩みますね。まあ、東京に送るのが無難ではないでしょうか。
外務省の住所はこちら。
必要な書類を外務省まで送りますが、認証してもらいたい書類のほかに、申請書と返信用の封筒の同封を忘れないように注意してください。
身分証明書のコピーは不要です。返信先の住所にて書類を受け取ることによって、本人確認とするみたいです。
※つまり、返信用の封筒(レターパック)の宛先に自分の住所を書くことを忘れないように気を付けてください。
もし住所を書き忘れても、たぶん電話で問い合わせてくれるんですが、
もしその電話に出られなかった場合、掛けなおしに1時間とか平気でかかります(電話が混み合う)
納期は3日くらいだったかなと思います。まあ、1週間も見ておけばいいでしょう。
無事に書類が返送されたら、次は領事認証手続きをします。
公印確認が終わったら中国査証申請サービスセンターに認定を貰いに行く(領事認証)
卒業証明書(と、あれば無犯罪証明)は、公印確認の後に領事認証手続きが必要です。
- 公印確認は、「提出する書類は正しいですよ」と、日本側が保証するための手続き
- 領事認証は、中国に認めてもらうための手続き
だと思います。公的な資料なのでチェックが厳重です。
ビザの手続きも中々骨が折れますね。
心配事は最寄りの査証サービスセンターに電話すると、丁寧に教えてくれます。(ただし、担当者は日本人とは限らないので、電話口だと上手く聞こえない事もあります。)
全ての印鑑を貰い終わったら、現地の会社に猛ダッシュで書類を送る
公印確認や領事認証などが全て終わる頃には2週間~1か月が経過しています。
出国日の3か月前からスタートすると、すでに残りは2か月。現地の手続きなどにも1か月くらいかかるので、結構ギリギリですよ。
次は中国の国内での申請が多々あります。外国人工作許可証書を送ってもらう必要があります。
これらの書類の発行にも1か月以上かかる事が予想されるのでできる限り早めから動いておくことをおススメします。
私は現地の会社の手続き待ちだけで4か月かかりました。
仏の心をもって待ってあげるためにも、自分の手元にあるボールだけは、即パスに出すことをおススメします。
というわけで、とりあえず書類を送り終わったら、現地の動向の報告を受けつつ
気楽に構えていればOKです。ただし、進捗を確認しないと平気で後回しにされるので、逐次進捗を確認したほうが良いです。体感では、進捗が出るまでに2週間以上かかるなら放置されていると思っていいです。
「順調に進んでる?」って聞くと、その日のうちに作業を開始してくれます。
無事に外国人来华工作许可证(つまり就業許可)が出たらカラー印刷して、領事認証でお世話になった領事館やら査証サービスセンターやらに行って申請して完了です。
中国ビザ申請についてのまとめを書いています。
進捗があるたびにこちらの記事が更新されていきます。
全体を知りたい方はこちらをご確認ください。
海外なので、日本では流行っていない病気があったりします。
中国に行く前に打つと良いといわれているワクチンは8種類。
予防接種の受け方について解説しています。
その他もし足りない点、不明な点があれば、Twitterにて聞いてもらえれば、知っている範囲でお答えしますのでお気軽にどうぞ(Twitter:@try_to921mo)
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中国に行く前に、語学の勉強をしておきたい!
という人のために、勉強方法のロードマップを作っています。
ゼロからの初心者でも、順番に勉強していけば結構話せるようになります。