●働き方改革で残業を減らしたいけど、仕事は減らない【仕組みで解決】

こんばんは、TOMOです。
働き方改革が始まって半年以上経過しました。
「とりあえず進めてみよう」と動いた結果、見えてきたものもありますね。
あまりにも辛かったのか、先日こんなツイートを見かけました。
働き方改革を本気で進めるなら、休日を増やすとか、勤務時間を減らすとかではなく、仕事量を減らすべき。
もしくは欲しいお金の分だけ働くとか完全歩合にするか。
仕事量を減らさず、早く退勤するようすすめてくるだけの企業はポンカス。
ちなみに学校現場はそのポンカスの中の一つ。— No side 【脱サラ予定の教師】中国語を極める者 (@Noside0904) November 23, 2019
働き方改革=勤務体系変更または負荷軽減が希望という人もいます。
しかし会社は、「従業員には限界まで働いて、管理はしやすい」を理想としています。
このギャップが埋まらず働き方改革が進まないのが問題点。
今回は自動化と仕組み化、そして自分の価値向上によって会社に対して意見主張できるよう、地位の確立の戦略をお話します。
- 働き方改革のせいで給料が減り、持ち帰り仕事が増えた人
- 今は我慢するけど、あと1年は耐えたくない人
- 何とかして、自分だけでも、改革して環境を良くしたい人
国や会社という組織に任せても個人の働き方は楽になりません。
少しの投資で身に付くスキルを身に付けて、徐々に自分の働き方を楽にする。
もしくは仕組みを作って自分以外の人が仕事を回せるようにする。
この辺りが対策になるかなと思います。
仕事量が多すぎて改革どころじゃない人はこちらから読んでください。
働き方改革で残業を減らしたいけど仕事は減らないのは当たり前。
残念な事実からお話します。
働き方改革がどれだけ進んだ会社でも、仕事の量を減らすことはあり得ません。
会社は売上を出す物、売上が下がると株価が下がり、働き方改革ではなく解雇の仕方改革が始まります。
- 株価は下げたくない!
- けど従業員の負荷=勤務時間、つまり人件費を減らしたい!
これが現在の働き方改革の本質です。
つまり、「働き方改革が国から強制されてるから仕方なく…」と、
責任を国に投げつつ従業員を上手く使えば会社の利益が増えるというロジックですね。
会社にどれだけ利益をもたらしても、働き方改革によって給料が増える人はほとんどいないので、取れる対策は一つ、
「作業量を減らしつつアウトプットを増やす事」
これだけです。
今まで10の時間をかけていた仕事を1でこなせたら、今までよりも相対的な待遇は良くなります。
これを積み重ねていくしか、働き方改革の恩恵を勝ち取る方法はありません。
- プログラムによる自動化
- 仕組みによる仕事の標準化
- 外注による負荷の軽減と効率の向上
「勤務時間を減らしつつ、従来よりも多い成果を出す」という一見矛盾していると思える要求を同時に達成することができます。
会社は利益を求めたい、従業員は解放を求めたい
会社が利益を増やすのに一番簡単なのは、売り上げを増やす事と人件費を減らす事。
つまり、従業員一人一人のコストパフォーマンスを高める事です。
今後事務仕事はRPA化され、ボタン一つで作業が完結します。
人件費削減は、この「ボタンを押す作業員」に対して行われるし、
理不尽な負担増を求められるのもここの層の人。
一方仕事をマクロ化する側の人の価値は相対的に大きくなり、
減った人件費の内何割かを増やしてもらえる可能性はあります。
そして、仕組みさえ作れば自分は手を動かさなくても良くなるので、
会社で働かずして給料をもらえるというコスパ高い仕事の仕方ができます。
理想はこうなので、私たちは本気で時代に追いつかなければいけない。将来解放されたいなら、今踏ん張って、仕組み化の勉強をしないといけない
資料の関数化、手作業のマクロ化【エクセルVBA】
例えば、こういう仕事は人から喜ばれやすいという例を紹介します。
- エクセルで複数箇所に入力する内容は関数で引っ張る。
- 入力シートを別に分ける。
- 計算は関数化。
- 作業はマクロ化。
エクセルには「マクロの記録」というツールがあるので、
「シートを選択して色を塗って…」みたいな作業は誰でも自動化できます。
加えてVBAを勉強すると、
- 図を選択して編集するとか、
- データベースと照合して作業するとか
- グラフを自動で作るとか
ちなみに中国語の単語帳テストを作ったのもこの言語です。
勉強のハードルは低くて、プログラミング未経験の人が片手間で勉強したとしても、半年~1年くらいあれば単純なプログラムは組めます。
参考記事では「どんな感じのプログラムが作れるのか?」の例を示しています。
5Gによって情報量は1000倍になるのに、私たちが今のままでいいわけがない
5Gになって、情報量が圧倒的に増えます。
私たちの想像を大きく超える量のやり取りが瞬時に行われて、生活が非常に便利になります。
- 自動車は自動で走るし、空も飛ぶし
- 過疎地域でも先端医療が受けられるようになるし
- 工事に要する期間が短くなったりします。
今までの1000倍の情報が行きかう中で、私たちの仕事が今のままでOKなわけがありません。
機械なら1秒で終わる仕事を私たちが1時間かけて、さらにミスするとなったら、存在意義が危ぶまれます。
私たちは今まで以上に作業を減らし、頭を使いながら仕事をするように変わっていきます。
ロボット化されれば、現場の作業はロボットがするので、
現場の人は設計より物を知っているので設計にも入り込んできます。
しかし設計は高給の癖に現場の人よりも働かない、しかも文句を言いながら動かないとなると、「いままでありがとう」と言われる対象になってしまいます。
私たちにできる事は何か?
- 情報を作る側になるのか、
- 情報を処理する側になるのか、
- それとも情報を受け取って批判だけする人になるのか。
AI時代に淘汰される人材はこの辺りが分かれ目になっていくんじゃないでしょうか。
議事録に時間がかかる会議の仕方を変えるのか
何も変えずに技術に頼るのか
この違いによってAI時代に淘汰される仕事が決まる気がする。 / 大津市が議事録作成でAI導入 時間を4割削減見込み (毎日新聞) #NewsPicks https://t.co/RCeUSJ8NHk— TOMO🇨🇳もうすぐ中国で働く日本人🇯🇵 (@try_to921mo) November 23, 2019
考えなく人のアイディアに甘んじるか、自分でアイディアを出せるか、ここに私たちの生き残りがかかっています。
負けずに今日も頑張ろう。