【外国人体格検査】中国就労ビザ用の健康診断を受診してきた。
海外の医療費は高額なので、医療費で日本の家族が破産する恐れもあります。
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こんばんは、TOMOです。
今回は、中国の就業ビザ(Zビザ)取得のために必要な健康診断について解説します。
中国語で外国人体格检查记录(外国人体格検査記録)と言います。
「せっかく中国に来て働くんだから、心身ともに健康な状態で来てね」っていう感じでしょうね。
本記事では以下の内容で解説をしていきます。
- 外国人体格検査の申し込みの仕方
- 外国人体格検査受診前の準備
- 健康診断の内容、病院でする事
- 結果の受け取りと次のステップについて
中国の就労ビザを取得するには、たくさんのステップが存在します。健康診断は比較的早く完了できるステップなので、サクッと進めておきましょう。
今回は健康診断を実際に受けてきたので、必要な手順等を実体験に沿って解説します。
健康診断の手順をダイジェストで解説すると
- 健康診断を受ける病院を探す
- 病院に健康診断できるか問い合わせ、予約する
- 証明写真を撮影する
- 外国人体格検査記録の用紙を記入する
- 健康診断を受ける
- 後日、結果を貰う
予約さえできれば残りは当日に準備可能です。
外国人体格検査を受けられる病院を探す
外国人体格検査という健康診断は、受診できる病院が決まっています。
近くの病院でどこでも受けられるわけではないので注意が必要です。
最寄りの病院ではなく、特定の医療機関を探してから受けに行きます。
まずは探し方から解説します。
外国人体格検査を受けられる病院は、
- 日中友好医院(渋谷区代々木/JR 代々木駅)
- 国立国際医療センター(新宿区/都営大江戸線若松河田駅)
- 全国の国公立病院(赤十字病院は国公立ではありません)
- 全国の労災病院(一部受け入れていない労災病院もあります)
です。
東京都近郊じゃないお住まいの方は必然的に「国公立病院」または「労災病院」が選択肢になります。
外国人体格検査を受けられる病院を検索する方法は2パターンあります。
- 近くの国公立病院を検索、電話で問い合わせ
- 「中国ビザ 健康診断 ○○(地名)」でネット検索
どちらかやっておけば見つかります。
国公立病院を検索、中国ビザ用健康診断ができるか電話で問い合わせ
いきなり「外国人体格検査は国公立病院でしか受けられませんよ」と言われても、そもそも「国公立病院」っていうのがどういうものなのかよく分かりませんよね。
そして意外と名前や見た目で私立、国公立が分からないですよね。
というわけで簡単な探し方を紹介します。
例えばこういうページが見つかります。
「国立」というくらいなので国公立病院なのでしょう。この中から近くの病院に電話して問い合わせをしてみると、健康診断を実施しているか分かります。
私はこの方法で家から車で30分くらいの病院を見つけました。一発一中だったので、ほかの病院がどんな感じなのかは知りません。
あとはWikipediaで「都道府県立病院」と検索したらたくさん出てきました。
「市区町村立病院」も公立病院ですよね、これらも電話して聞いてみると良いでしょう。
「中国ビザ 健康診断 ○○(地名)」で検索
次は物凄く簡単な検索方法です。
しっかりHPを作りこんでいる病院だと、この検索にヒットしやすいです。
ただし、意外とヒットしないのでオススメはしません。
しかしHPに記載されている病院は確実に実施しているので、電話をかけるのが嫌いな人はコレも手です。
比較的新しい病院はHPづくりがしっかりしているので検索でヒットしますが、HPに力を入れている病院が少ないのが難点です。。。
外国人体格検査を受けられる病院かどうかを確認する
病院の検索方法は
- 国公立病院を検索する
- 「中国ビザ健康診断+地名」で検索する
メールや問い合わせフォームが設置されている病院でも、最終的には電話がかかってきます。
電話の際に問い合わせる必要がある事が、
「これから中国の就労ビザを取得する予定ですが、それ用の健康診断は実施されていますか?」
という内容です。
実施している病院であれば、希望する日程で健康診断の予約を入れましょう。
その際にきっと注意事項で言われると思いますが、
- 「外国人体格検査記録」の用紙を両面印刷しておく
- 右上に証明写真を貼り付ける。
- 住所や名前などの部分を記入しておく
これを忘れると健康診断を受けられないので注意が必要です。
次の章で解説します。
外国人体格検査受診前の準備
外国人体格検査の前に必要な準備が二つあります。
とはいえ、当日準備しても全く問題ありませんので、ビビらずでOKです。
その準備は
- 写真屋さんで、中国ビザ用の写真を撮ってもらう
- 外国人体格検査記録の用紙を両面で印刷して記入する
詳しく解説します。
写真屋さんに行って、中国ビザ取得用の写真を撮ってもらう
中国ビザ取得用の証明写真を撮る必要があるのですが、
スピード写真だと逆に面倒くさいので、
写真屋さんに行って証明写真を撮ってもらう事をおススメします。
最初は面倒だったのでスピード写真を撮影したのですが、
中国ビザ取得用の写真にはルールがあります。
「東京華僑総会」というサイトで確認したら、
「背景は白、または白に近い色」と書いてあります。
スピード写真を撮影したら、水色でした。とても白に近くありません。
もう一つ別のスピード写真の機械も、やはり白じゃありませんでした。
こうやって確認している間に、写真屋さんで撮影したほうが早いと気づき、写真屋さんに行きました。
キタムラや、スタジオアリスみたいなお店がイオンに入っていると思うので、困ったらイオンです。
そして撮影。
「やはり白色の背景じゃないとだめですよ」と言われたのと、
サイズが33×48という特殊なサイズなので、写真屋さんでお願いしたほうが安心。そして写真が鮮明です。
写真は圧倒的に写真屋さんをおススメ。スピード写真の場合は背景色をチェックする。
背景色のチェックを忘れたので、私はこれで800円無駄にしました。
- 中国ビザ用の写真サイズ(33×48)と伝える
- 背景は白と伝える
- 購入する写真は3枚、あとはデータ(40kb以上)
購入する写真の内訳は、「外国人体格検査記録用」「履歴書用」「ビザ申請書用」です。もう少し多く買うと、中国に行った後の申請でも一部使えます。(私は5枚現地に送りました)
画像データは、「外国人来华工作许可申请表(就業許可申請)」の作成に必要です。(現地の会社に送ります)
ファイルサイズ40kb以上が必要ですが、ファイルサイズが小さいと申請フォームでエラーが出ます。
その際は以下の記事を参考に調整してください。
外国人体格検査記録用紙を両面で印刷、記入、証明写真貼付け
中国ビザ用健康診断の予約が完了、写真撮影が完了と来たら、次は健康診断を受けるための書類を準備します。
中国大使館のHPに、「外国人体格検査記録」のフォーマットがあるので
それを両面で印刷します。(一説によると、片面2枚だと受領されない事もあるとのこと)
外国人体格検査記録の一番上のブロックだけ記入しておきます。(画像の部分ですね。)
全て日本語でも英語でも良いとのことですが、これを中国に提出するので、私は英語で記入しておきました。
あとで聞いたら日本語で書く人が圧倒的多数だったみたいです。
まあ、好みで。
記入が終わったら右上の照片(Photo)と書いてある部分に証明写真を貼り付けます。
何故か枠に写真が納まらなかったので、右上の角に合わせて証明写真を貼り付けました。
両面テープがおススメだよという記事もありましたが、病院でノリを借りてそれで貼り付けておきました。しっかり貼っておけば剥がれる事はないでしょう。
健康診断の内容、病院でする事
準備が終わったら健康診断の予約時間(受付時間)に合わせて病院に行きます。
「健康診断を受けに来ました!」と入り口近くの受付の人にあいさつすると
「記録用紙は持ってきましたか?」とかいろいろ聞かれます。
必要なのは写真を貼って中身を記入した記録用紙と、支払代金(20000円くらい)だけです。
領収書は出向元の会社宛てにするか、未記入にしてもらいます。
病院によって順番が違うと思いますが、受けたものを書いておきます。
- 身長測定
- 体重測定
- 血圧測定
- 視力検査
- 血液検査
- 尿検査
- 胸部レントゲン撮影
- 心電図
- 聴力検査
です。一日でこれだけ全部をやります。
尿検査があるので、トイレは我慢しておくことをおススメします。次回問診をやって、健康診断の結果を受け取ります。
健康診断の前に、「どこの市で働くのか」を話しておいた方が良いです。
同じ中国でも、市によって必要な検査項目が変わる(C型肝炎とかが増えるんだったかな)そうです。
「行く場所は北京じゃないですか?」
と聞かれたので、北京近郊はきっと検査項目が変わるんでしょうね。
結果の受け取りと次のステップについて
色んな検査を一通り行ったら、後日外国人体格検査記録の結果を貰いに行きます。
検査を受けたその日に結果を貰えませんでした。
理由は分かりませんが、
とりあえず、「後日また来てください」と言われました。
病院の待ち時間はとても長いので、予約しておきました。
後日、無事に健康との診断をもらい、次のステップへ進みました。
予防接種
病院繋がりで、ついでに予防接種も受けておきましょう。
肝炎やら狂犬病やら日本脳炎のワクチンがあります。
これは近所の病院でもOK。ワクチンの取り寄せをお願いしておきます。
公印確認
健康診断結果には、病院の公印が押されます(なんて書いてあるかわからないハンコ)
この公印が正しいものである証明を外務省にお願いします。その方法をこちらに書いてあります。
中国で働くために必要な申請情報まとめ
(困ったらこれだけブックマークしておけばOKです。)
なお、レントゲン写真など、その他の資料は提出不要みたいなので、自宅で保管しておけばOKです。
したがって公印確認も不要です。あくまで必要なのは指定のフォーマットの紙だけ。あとはただの補足資料と言われました。
外国人体格検査記録の補足情報も書きましたが、本記事で情報は網羅されているはずなので、
もし不明な点があればTwitterにて相談してもらえれば早いです。(Twitter:@try_to921mo)
わかる範囲でお答えしています。
中国に行く前に、語学の勉強をしておきたい!
という人のために、勉強方法のロードマップを作っています。
ゼロからの初心者でも、順番に勉強していけば結構話せるようになります。