中国語中級者から上級者へ【会話ができるようになるための訓練】
中国語の中級者から上級者へのステップアップ方法を知りたい人向けの記事です。
- 中国語中級者から上級者になるための勉強法が知りたい
- HSK4級を持ってるけどまだ話せない
- HSKと会話レベルは関係ないんじゃないかと思い始めてきた
こんな悩みを解決したいと思います。
本記事では
- 中国語中級者から上級者になるための4つのコア能力の勉強法
- 中国語中級者から上級者になるための発音勉強法
- 中国語中級者から上級者になるための単語勉強法
- 中国語中級者から上級者になるための文法勉強法
- 中国語中級者から上級者になるための会話勉強法
について解説をしながら、HSK4級に合格したレベルの人が上級者、つまり会話ができるレベルになるための勉強のヒントをお話します。
HSK4級の実力があれば、話せるようになるまであと一歩です!
そしてHSK4級以降で新しく勉強するのは単語ばかりなので、今ある知識を使いながら使える中国語を勉強していく流れになります。
中国語中級者から上級者になるための勉強法
中国語中級者から上級者を目指すには、「今、何の能力を鍛えているのか」を意識しながら勉強することが大切です。
中級になるまでは、得意を伸ばす勉強法でも十分に実力が付きましたが、中級以降はバランス型の勉強が有効です。
中国語の4つのコア能力(発音、単語、文法、会話力)をバランスよく鍛えて、使える中国語に仕上げていきましょう。
中国語中級者から上級者になるために必要なコア能力
中国語中級者から上級者になるために必要なコア能力は、大きく分けて4つあります。
- 発音
- 単語
- 文法
- 会話力
最終的にはすべてが絡み合って「中国語の能力」になりますが、基礎を固める勉強の最中は、この4つのコア能力のうち、「どの能力に注目して勉強しているのか」を意識しながら伸ばすとバランスを取りながら勉強できます。
中国語中級者から上級者に進むために習得したいレベル
中国語中級レベルでは、「HSK5級の文法使って話せる」事を目標にします。
つまり、中国に語学留学に行く人のレベルくらいです。
この時点で彼らに劣っているのはリスニングの耳の良さと、中国語の反射神経ですが、この辺りは今後の経験でなんとかできると思っています。
「中国や台湾に旅行に行くときに英語ではなく中国語で話しかけたくなるレベル」って言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。
本腰を入れて中国語を勉強すると、英語よりも得意な気がしてきます。
中国語中級者から上級者になるための発音勉強法
詳細は中国語スピーキング勉強法の記事を書いたので、そちらも参考にしてもらえると嬉しいです。
▶中国語スピーキング勉強法
中国語中級者の発音勉強法は、以下の3ステップです。
- 発声方法を理解する
- 基本文を正しく発音できる
- 文章をスムーズに発音できる
例えばHSK4級まで単語で一点突破してきた人は、「発音の口の形を一切練習してこなかった」なんてこともあります。
「一応発音の口の形は勉強してきたよ」っていう人は、総復習の気持ちで読んでください。
おすすめの参考書
中国語中級者の発音勉強をする際におススメする参考書は2種類あります。
- 1つめが、発音のテキスト
- 2つめが、文法のテキスト
正しい発声を勉強してから、文法テキストの簡単な文を正しく発音できるように練習します。
これが終わったら、好きな文章を音読して、読める単語を実戦形式で増やしていきます。
基礎が固まるまで、大体1か月くらいかかります。途中で飽きないように、毎週やることを変えると刺激があって面白いです。
発音の勉強に関するヒントはこちらの記事で紹介しています。
中国語中級者から上級者になるための単語勉強法
中国語中級者の悩みの一つに、「あれを表す単語は何だっけ」と、思い出せない、そもそも知らないという単語のトラブルがあります。
HSK5級を目指すくらいのレベルだとまだ語彙の不足を強く感じます。解決方法は、一気に覚えちゃうことです。
別に「出てきた単語を都度覚える」勉強法でもいいですが、中級者レベルになると必要な語彙数が突然増えるので、先に一気に覚えきっちゃうほうが後が楽です。
おすすめの勉強法は3ステップ構成です。
- 単語を「見てわかる」
- 単語の「読み方が分かる」
- 単語を「聞いてわかる」
一気に「あれもこれも」を目指すと1週間当たりにインプットできる単語数が稼げないので、ステップを分けて何度も単語に触れるようにすると、記憶に定着しやすいです。
中国語単語の勉強におすすめのツール
中国語単語の勉強にお勧めのツールを紹介します。
- クイズレット
- PC版HSK単語帳アプリ
この二つです。ツールのリンクはすぐ次の章で紹介します、
クイズレットは、自分で単語帳をインプットしてフラッシュカード形式で勉強するアプリです。
一度使ってみるとわかりますが、覚えるのが超早くなるのでお勧めです。
PC版単語帳アプリは、HSKのパソコン試験を見据えた単語の勉強ができます。
キーボード入力で中国語の単語をテストできるので、読み方を覚えるのに最適です。
また、間違えた問題を何度も復習できる機能がついているので、苦手な単語だけ抜き出して集中的に勉強できます。
他にも一般的な単語の勉強の仕方として
- 単語帳で勉強する
- HSK公式の単語アプリを使う
という勉強法もありますが、単語帳は情報が多すぎて短期間で単語を覚えるのに不向きだったり、HSKの単語アプリは動作が遅くて時間がもったいないという理由で私は好きじゃないです。
とはいえこの二つはきれいな単語の発音が入っているので、「聞いてわかる」レベルを鍛えたいなら有効です。
中国語単語の勉強の仕方
単語の勉強の仕方は、「覚えきる前にテストする」という勉強法がおすすめです。
単語を勉強する時は、思い出す過程の中で記憶に定着しやすく、その効果を生みやすいのが、テストです。
「何となく覚えたかなー」っていうタイミングでテストをしてみて、間違えた問題だけを何回も繰り返し復讐すると、単語を覚えるのが早くなります。
中国語単語の勉強法に関しては別の記事にまとめたのでよかったら参考にしてください。
クイズレット、PC版単語帳の販売ページができました。
確認テストの機能、間違えた問題だけを復習できる機能が付属しています。
私はこのアプリを使って2か月で5000語に触れました。
単語を勉強するのに凄く強力なツールだと思っています。
中国語中級者から上級者になるための文法勉強法
中国語中級者から上級者に向けての文法は「ほぼ復習」になります。
というのも、HSK4級くらいでだいたいの基本文法を勉強し終えるので、あとは「自由に使えるか」「素早く反応できるか」の勝負になります。
「基本文法は完璧ですか?」というのが中級者から上級者になるための大きなテーマなので、一冊の参考書の例文をすべて瞬時に日⇔中翻訳できるレベルがちょうどいいです。
中国語中級者から上級者になるための文法勉強におすすめの参考書
初心者レベルから復習するなら、おすすめは「たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話」です。
感覚で中国語を勉強するのに適していて、気づいたら文法を知っているという状態を作ることができます。
▼こんな本です。
中級者から新たに文法を勉強するなら、おすすめは「7つの述語文でつかむ 中国語ステップ100」です。
文法を公式として理解して勉強できます。例文が豊富なので、基本文がかなり定着します。
▼こんな本です。
中国語中級者から上級者になるための勉強では、分厚い参考書は不要です。
上記2冊はどちらで勉強しても、日常会話で使う言い回しが十分身に付きます。
分厚い参考書だと事実上の情報は確かに豊富ですが、知らなくても何とかなる情報もその分増えます。
時間が惜しいなら基本だけ抑えて、後は気になった時に都度調べればOKです。
▼おすすめの参考書のリンクを貼っておきます。
Amazon:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
楽天:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
Yahoo!ショッピング:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
Amazon:7つの述語文でつかむ 中国語ステップ100
楽天:7つの述語文でつかむ 中国語ステップ100
Yahoo!ショッピング:7つの述語文でつかむ 中国語ステップ100
中国語中級者から上級者になるための文法の勉強の仕方
文法の勉強法は別の記事で詳しく紹介しているので、よかったら参考にしてください。本記事ではダイジェストで紹介します。
中国語中級者から上級者になるための文法の勉強は、基本文の丸暗記です。
ゴールは基本文から単語を入れ替えて色んな事を言えるようになる事ですが、まず最初に基本文をすべて瞬間で日⇔中翻訳できるようになりましょう。
おそらく、例文を全部覚えたころには自然と、基本文を使っていろんな文を作れるようになっています。
中国語中級者から上級者になるための会話勉強法
中国語中級者から上級者になるための会話勉強は、スピーキングとリスニングを勉強したうえで、「シチュエーションに合った会話の流れを覚える」という作業が増えてきます。
スピーキングとリスニングといった会話の基本スキルを身に付けて実践に移る前に、先にシチュエーションに合わせて単語や文章を覚えておけば、結構スラスラ出てきます。
例えば「今あなたは日本にいますか?」「あなたは何の仕事をしていますか?」と立て続けに聞かれたら、「中国に住んでますよ」「自動車部品の会社で働いていますよ」とマッハで回答できます。
「考えるんじゃなくて、出てくる」みたいな感覚ですね。
これを繰り返しておけば、焦らずに会話ができますよ。ここでテンポをつかんでおいて、難しい会話になった時に、ゆっくり考えればOKです。
現在「シチュエーション会話集」という例文集を作っています。
初対面での会話
ホテルでの会話
空港での会話
レストランでの会話
電車の駅での会話
タクシーでの会話
などなど、シチュエーションに分けて、必要な単語と会話を勉強していけると強いかなと思います。
完成までしばらくお待ちください。
できました。noteでDLできるようになってます。(当然無料です)
中国語中級者の会話の勉強の仕方
中国語中級者の会話は、「話したことがあるかどうか」が一つの分かれ道です。
例えば、「サッカーのオフサイドについて教えて」と言われたとき、
説明したことがなければ探り探りで説明しますよね。
けど、過去に説明したことがあれば、過去の反応を参考にしながら言葉を選んだりできますよね。
中級者の会話レベルは大体そんな感じで、結局は場数の問題です。あきらめずに挑戦し続けましょう。
私たちに唯一できることは、「シチュエーションを予想しておく」事くらいです。
「何を聞かれるかな」
「それに対して何を答えようかな」
と妄想して、準備して、練習しておくと、実際にそのシチュエーションになった時に何とか話せます。
中国語中級になるとできることが増えてくるので、実践の中で楽しみながら勉強することをお勧めしています。
私も中国人の友達が何人かできたので、たまにチャットしながら中国語の練習をしています。
中国語勉強法を体系的に学びたい人向けの記事
中国語の勉強法を体系的に学びたい人向けに、私の試行錯誤の結晶を残しています。
現在は先生の監修のもと勉強法を大幅に刷新して、「中国語勉強法ロードマップ」として無料で公開しています。
初心者レベルで中国語の勉強をする事がすでに課題の人から日常会話レベルを目指す人向けに、勉強法を紹介しています。最終形態としては2万文字を超える大ボリュームになる事が予想されるので、ブックマーク推奨です。
もし中国語の勉強で困ったことがあれば、「お問い合わせフォーム」、「LINE」、「TwitterのDM」からお気軽に相談してください。
もしお金に余裕があり、「究極的に速いスピードで勉強したい」と思ったら、それはコーチングで達成できます。
最近は安いコーチングも増えてきて、勉強のハードルが下がりました。
私自身もコーチングで急成長させた人なので、短期間でマスターしたい場合は強くお勧めします。
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