●HSK4級の試験まであと3週間。できることは何だろう
こんばんは、TOMOです。
この記事を書いている時点で、HSK4級の試験まであと3週間になりました。本格的にテスト向けの勉強を始めたんですけど、全然終わってないです。书写なんて手付かずだし、听力なんて雑音以外に聞えません。
とはいえ準備不足で試験に不合格になるのは悔しいので、HSK4級のテスト対策をします。
今回は、今から当日まで、無心でゴリゴリ勉強するための方法について戦略を立ててみたのでご紹介します。
- HSKの試験直前の人
- HSKに合格した人の勉強方法を知りたい人
- 自分の勉強方法が正しい事を確認したい人
<後日追記>
私はこの方法でHSK4級に合格しました。
単語は実際に出てくるやつだけを覚えればOK、听力は音声を覚えるまで聴きこむと、本番で8割超える点数が取れる程度に力が付きました。
受かったから言うけど、HSK4級は地道に勉強を頑張れば合格できます。
HSK4級の試験まで3週間。何を勉強する?
HSK4級の試験は3パートに分かれています。
- 听力(リスニング)
- 阅读(リーディング)
- 书写(ライティング)
基本的な戦略は別の記事(【1か月でOK】HSK4級の勉強法。おススメの問題集とその使い方)でご紹介していますが、今回は3週間前に迫ったときの追い込み方についてご紹介。
必要なのは場数をこなすことです。
- 听力…耳慣らしのために問題をひたすら解き続ける
- 阅读…知らない単語をつぶすために、読めない単語集を自作
- 书写…正しい文法を身体で覚えるために、とにかく暗記。
ものすごい数の中国語に毎日触れ続けると、問題が簡単に思えてきます。(徐々に、本当に徐々に)
HSK4級の試験3週間前に使う教材
HSK4級の試験3週間前になったら、今更参考書を読んでいる時間はありません。
必要な教材は二つ。問題集と単語帳です。最悪問題集だけでもOK。
おススメはこれ。
公式の過去問もありますが、問題の数が少ないので場数をこなすのに向いていません。10回合格模試が終わって時間が1週間くらいあるなら、そこから手を付けるのはアリ。
基本的には10回合格模試を使います。
最初の5回は暗記用と割り切って捨てて、
- 知らない単語を単語集に転記
- 訳せない文は例文集に転記
それを全力で暗記します。作成に1日、暗記に2日。とにかく知らないものを丸暗記します。
そうすると、HSKに必要な語彙が相当増えるので、6~10回の問題を解くときにスラスラいけます。
つづいて、HSK4級の問題集を最低3周はやります。
- 一周目は全部解く。(勘で回答したのはチェックを入れる)
- 二周目は一週目で間違えた問題と、勘で回答したものだけ解きます。
- 三周目は再び全部解きますが、チェックするのは自信のないものだけ。解説を読みます。
こうやって、復習する総量を減らしていけばスピード感をもってたくさん回数をこなすことができます。
次に単語帳。これは何でもいいですが、私はこれにしました。
単語自体は簡単なのに、听力で聞き取れないことが多いので、その対策のために簡単な単語帳を用意。
HSK4級の試験対策を考えたら、単語帳の単語は書いて覚えなくてもOKです。とにかく字を見て聞き流し。発音が漢字と連動して聞えるようになることを目的とします。
そして、せっかく勉強するので求める先はHSKよりも実用的な物かなー?と思ったので、これを選びました。
単語帳の使い方はこう
- 1周目は全部CDを聴く。わからない単語をピックアップ
- 2周目以降はわからない単語のみ繰り返し聴きこみ、覚えたら消す
基本的にHSK4級の問題集と使い方は同じで、徐々に復習する数を減らすように取り組みます。
<試験後追記>
単語帳は、結局飽きちゃったので勉強しませんでした。
代わりに問題集から自作した単語集を使ってHSK4級に出てくる単語を気合い入れて覚えたので、听力のパートの成績は86点取れました。
単語は覚えると凄く強いけど、市販の単語帳は買う必要ないですね。高いし、HSKだけ受かりたいなら不要でした。HSKの範囲とは関係ない単語を覚えても、いつか使うかもしれないけどHSKでは使いません。そして、HSKの単語帳は、高い。
というわけでHSK4級に特化した単語帳を自作したんですが、自分で単語帳を作ったら膨大な時間がかかりました。
時間がない人向けにHSK4級に特化した単語帳を作ったので、もしよかったら詳細見てみてください。
HSK4級試験3週間前からの勉強スケジュール
HSK4級の試験3週間前の勉強スケジュールはこうです。
- HSK4級の問題集を3周
- 単語帳を聞き流しで5周
目の前の敵を倒す感覚でひたすらにがむしゃらに作業開始です。
月 火 水 木 金 土 日
問題集(1周目) 問題集(1周目) 復習、単語集と例文集作成 単語集と例文集の暗記 予備日 単語帳(1周目) 単語帳(2周目)
問題集(2周目) 問題集(2周目) 復習(答えを覚えるまで) 単語集と例文集の作成と暗記 単語帳(3周目) 単語帳(4周目) 単語帳(5周目)or休み
休み 問題集(3周目) 問題集(3周目) 復習(自信ないやつだけ) 予備日 休み 試験当日
3週間前となると、あとは問題をこなす段階ですので、「問題を解く⇒復習して間違いを無くす」を繰り返す作業です。ここが勉強の一番楽しい所。ゲーム感覚でできます。
とはいえHSK4級は難しいので、全問正解できるほどの実力は無いでしょう。なので、未知の単語を減らす作業も並行して行います。
休みが無いと飽きるので、週に1日は予備日という名の休みを入れます。
HSK4級の問題集を3周
時間効率アップのため、各パートだけに集中して鬼演習します。
具体的にはこう。
- 听力のみを1日かけて1周解きます。(2~3時間くらい)
- 阅读のみを1日かけて1周解きます。(2~3時間くらい)
- 书写のみを1日のスキマ時間で1周解きます。(1時間くらい)
その際に、知らない単語が出たら都度丸暗記、
ぱっと見で理解できない文は丁寧に訳します。
书写の第2题は採点官が必要で、どれがあっているのかわからないので、とにかく解答例を丸暗記。第1题は和文→中文の練習をします。(並べ替えではなく、翻訳の練習)
これを3周ひたすらやり続けて、反射神経で問題を解けるようにします。
※もし量が多すぎてやり切れない場合は、問題数を減らします。
10回分やり切れないなら5回に減らすイメージ。3周は絶対にやること。
各パートに専念する理由は、時間配分を身体に染み込ませるためです。当日時計を忘れたら残り時間が分からないので、それでも問題ないように、解答スピードを上げられると強いです。
単語帳を聞き流しで5周
HSK用に一応単語帳をやってみますが、気負って単語を覚える必要はありません。あくまでお守り代わり。
というのも、問題演習の時にわからない単語は単語集を作って暗記しているので、必要な分はそれで網羅できているはず。
必要なのは、听力の試験の時に、知っている単語をしっかりと聞き取れる力です。 なので新しく単語を覚えるというよりは、発音を覚えるイメージです。もし演習を解いたときに听力の成績が良ければ、この勉強は不要です。
HSK試験前最後の1週間は、時間になれる
HSKの試験1週間前になったら、もう単語帳は勉強しません。ただ緊張するだけなので。
それよりも必要なのは、実際の試験の時間に慣れることです。
今までは中国語力のために効率を考えて
- 听力だけ集中
- 阅读だけ集中
- 书写だけ集中
って感じに解いてたのを
- 第一回を全て
- 第二回を全て・・・
という感じで、通しで解いていくようにします。
当日はものすごい緊張になると思うので、
前日は勉強せずにゆっくり休みましょう。
ぎりぎりまで勉強しないといけないのは
それまでの勉強の質を疑っている証拠です。
大丈夫、あなたは勉強を頑張った。
信じて本番を頑張りましょう。