●不景気ってなぜ起こるの?仕組みの解説と売れやすいもの、対策など
こんにちは、TOMOです。
今回は、「不景気がなぜ起こるのか、不景気の仕組み」というテーマでお話します。
気づかない内に、じわじわと日本に不景気の波が押し寄せてきて、2020年に一気に爆発しましたね。
2020年3月期業績予想で、減収のニュースが新聞の紙面をにぎわせていました。
当然のように減収のニュースが目立つので、景気は非常に悪そうです。
そこで本記事では、
本記事の内容
- 不景気が起きる仕組み
- 不景気の時の消費者の行動
- 不景気を乗り切るために行う対策
について解説をしていきたいと思います。
不景気ってなぜ起こるの?不景気の起こる仕組み
不景気が起きる仕組みは簡単です。
「まだ儲かると思っていたものが売れなくなった」時に借りていたお金が返せなくなるのが発端です。
簡単な例にすると、トレンド商品(一時的に超売れる商品)があったときに
トレンドが終焉した際に在庫過多だが売れる見込みがない。最終的にお金が返せない。
みたいな状態が連鎖的に起きる感覚です。
この時の「まだ儲かりそうだな」という気持ちを「バブル」といって、実態の価値に期待値が何層にも重なり見かけの価値がものすごく高くなります。
欲にまみれた商品がバブルのきっかけになります。
例えば2019年に流行したタピオカ。
「タピオカはまだ売れる」と、今からタピオカ屋さんを始めると、大量のタピオカの在庫を持ったまま倒産することになりますよね。
みんな儲け話が好きなので、「儲かるぞ」と聞くとすぐに飛びつきます。銀行も同じです。元手も安いので、お金も比較的簡単に借りられます。
しかし、全国に行きわたるころには流行は過ぎています。
流行の最中にはタピオカが品薄になり、値上がり。タピオカメーカーも設備投資して、生産数アップに努めます。
この時に、お金を借りますね。
設備増強が完了する頃には人気も落ち着き、思ったより売れません。タピオカブームの終焉です。
前もって在庫をストックしていたお店は換金できないタピオカに溺れて黒字倒産し、売り先のないタピオカメーカーは稼働しない機械と黒字倒産し、銀行にはお金が返ってこなくなる。
全国的にタピオカに投資しまくったことで一斉に損をして、タピオカブームと共に不景気が訪れます。
適当に解説するとこんな感じですね。
このタピオカを不動産に置き換えてみると、実際のスケールになります。
実際の不景気が起きる原因のイメージ
タピオカの例だと不景気が想像しづらいですが、金融関係や不動産などの莫大な金額のものがトレンドになると、バブル崩壊やリーマンショックみたいなものになります。
とある不動産(一等地のタワマンとしましょう)の建設計画があったとします。
場所もいいし、価値も高そう。そこに投資をする人が現れ始めます。
一発目に購入できなかった人は、少し価値が上がった状態で取得します。
「まだまだ値上がりしそうだ」というトレンドなので、どんどん値段が吊り上がっていきます。でもその不動産の本来の価値は、発売当初の売値です。
高くなった評価額が、「バブル」です。
さて、欲にまみれた運の悪い人が最後にはババを引きます。
この人は、「これはまだ値段が上がるぞ」と、借金して購入しますが、ちょうどそのタイミングでトレンドが終わり、不動産は元の価値に収束していきます。
この運の悪い人が、借金を返済することが不可能になりました。
するとお金を貸していた銀行も丸々お金が無くなるので、
新しく会社にお金を貸すことができなくなります。
お金を借りれなかった会社は
- 給料が払えない
- 部品が買えない
- 新しい投資ができない
と困り果ててしまいます。
当然従業員は仕事がない、収入がないので、物が買えなくなります。
買い控えが起きるので小売店の売り上げが上がらなくなります。これがループして、全体的な不況になっていきます。
- 不動産の価値が上昇し続けたのが、20世紀のバブル
- 金融資産の価値が上昇し続けたのが、リーマンショック
- 次も、ドイツ銀行のデリバティブが危ないといわれています。(ドイツ銀行のナニが危ないのか?)
不景気の時の消費者の行動。「これが人気になったら不景気だ」
不景気の時は、収入が上がる見込みがないので、こんな価値観になります。
- 安い=正義
- 買うのを我慢して、安くなるのを待とう
リーマンショックの時に牛丼が280円になったのが懐かしいですね。
安い=正義なので
服については面白くて、シャツやジャケットなどのメインの服は売れなくなります。
代わりに小物がよく売れます。
不景気の時は、目立つスカーフが爆売れします。
一枚で印象が大きく変わるのがスカーフのいい点。価格を抑えて印象を変えるというコスパに優れたアイテムなんですね。
不景気を乗り切るために個人単位でできる大切な対策
不景気を乗り切るために個人単位でできる対策を4つ挙げます。
- 人脈→仕事を紹介してもらう
- 人件費→自動化で減らす
- 日替わりメニュー→お客様を常連に
- 宣伝→24時間働く営業マンを作る
一つずつ、解説していきます。
不景気を乗り切るために人との繋がりを大切にしよう
不景気になると、全体的に仕事が本当に減ります。
不景気の際に一番大変なのが、仕事を見つけてくることです。
どんな人かも分からない人、会社にいきなり仕事を依頼するのもギャンブルなので、できれば知っている人に仕事を依頼したくなります。
そんな時に大切なのが人脈です。
一人一人、大切にお付き合いをすることで新しくお客様を紹介してもらうこともできるかもしれません。不景気だからこそ、人との付き合いに時間とお金を使うことが大切です。
人件費をコスパ良くするために自動化にシフトしよう
RPAやAIで盛り上がっていますが、徐々にそちら側へシフトしていく必要があります。リモートワークも効果的です。
リストラをするんじゃなくて、現在のリソースを最適化して、足りない事業に回すために自動化をしていきます。
ただし、現状はテクノロジーよりも人件費のほうが安いので、外注化するのもいいでしょう。最近は事務作業の外注が豊富にあるのでチェックしてみてください。
目玉商品、日替わりメニューでお客様の心をつかもう
不景気になると広告を打つためのお金が不足します。
広告が打てないので新規のお客様をつかむことが非常に難しくなります。
そうなると、大切な存在が常連です。
飲食店であれば日替わりメニューや目玉商品で勝負。その他企業であれば、目玉商品の代わりに、「この人と話したい」という、人の心をつかめる存在を作ることです。
営業マンが目玉商品です。お客様と心から繋がれるようになりましょう。
宣伝費が出せないなら無料で打てる広告を活用しよう
不景気だから広告が打てない?
そんなことはありません。今や広告よりも拡散力のある広告ツールがあるじゃないですか。
そう、Twitterです。
Twitterで盛り上がるだけで勝手にニュースに取り上げてもらえたりします。(参考:BuzzFeedNews)
Twitterと合わせてFacebook、Instagram、ブログ、YouTubeなど集客できるツールはたくさんあります。
しかも、広告を打つよりもコスパが高かったりするので、これを機に活用してみてはいかがでしょうか?
私の個人ブログでも毎月35,000人くらいの人が見に来てくれます。
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企業の強みは、個人よりも人数が多い事。
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不況にやさしい、情報発信は非常にローリスクハイリターンな投資です。
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