車を知人や中古車屋で売る前必見。自動車の買取価格はこう決まる
こんにちは、自動車を上手に売却したいと模索中、TOMOです。
先日「中古車一括査定プログラム」に登録して、自分の愛車がどれくらいの価格になるのかを調べてみました。
その時の記事はこちら。「中古車を知人やネットで売る前に、価値を査定してお得に売却しよう」
中古車買い取り業者に一括査定をお願いした後の流れってどうなるの?と言う内容と
自動車買取価格ってこうやって決まってると言う内容を、体験談とインタビュー結果を合わせてお話しします。
※素敵な中古車買い取り屋さんへのインタビューを基にした記事です。業者の方針によって状況が異なる場合もあります。
車を知人や中古車屋で売る前必見。自動車の買取価格はこう決まる
自動車を売却したときにつく値段と、中古車屋さんが売り人出すときの価格って、相当な差がありますよね。
他にも、ブックオフで本を売った価格と店頭で売っている価格も、相当な差がありますよね。
なんでこういう事が起きているかという裏話と、買取価格の決定方法をお話しします。
買取価格と店頭価格での差が大きい。業者はかなり儲かっている?
ブックオフなどのリサイクルショップが馴染み深いかと思うのでそちらで説明しますが、
ブックオフでは、基本的に買い取り5円→店頭では最低100円+税となります。
たまに買取0円→店頭で最低100円+税となる事もありますが、
これらの差額は丸々お給料になるかと言えばそうではありません。
お店の家賃、電気代、本が売れるまでのキャッシュフローを安定させるための運転資金などが必要なので
営業利益率は2.2%(2019年3月期)となっていて、とてもボロ儲けとは言えないようです。
(参考:ブリッジサロン)
ちなみに営業利益とは、
売上高 - 商品のコスト(売上原価)- 販売活動等のコスト(販売費及び一般管理費)
で計算されます。あのボッタクリのような価格差には、商売するのに必要な経費がたくさん詰まっているという事なんですね。
自動車の買取価格と販売価格はこうやって決まる
ブックオフで扱う本類では、Amazonの売れ行きを把握できるツール(モノレート)があるので、需要が素人でも数字でわかりますが、
中古車の場合はそういうツールが一般的には存在しない?のか知られていないのかなので、経験と勘と勢いが必要になるようです。
基本的に中古車というのは、「中古車オークション」というもので競り落としてきて
それに諸々の経費を上乗せして店頭で販売しています。
買取というのはオークションで戦う必要が無いので、良い車があれば全力でホールドしたがります。
というのも多少高くても業者の希望額の範囲内で買いやすい(周りに惑わされない)ので、ウェルカムなんですね。
自動車の買取価格は、現在のその型式の最安値を基準にして、それでも利益が十分取れるように決まります。
状態が良ければ、最低価格に幾分かプラスしても売れますし、そうすると利益が増えるので、そんな感じで決まります。
ここからが本題です。
中古車買い取り屋さんにインタビューしたところ、自動車の買取価格はこんな感じで決まるそうな
逆の考え方がメインで、
オークションで落札した自動車の価格に対して、国産車であれば40万円程度を上乗せして販売するのが通例です。
体力のある大手業者だと、これを30万円にしたり、価格競争に持ち込んで売り抜けします。
なので、あなたの自動車を中古車サイトで探してみて、大体ですが、最低価格から40万円を引いた額がマックスの買い取り額になります。
40万円は、家賃や他の車が売れるまでの運転資金、人件費、オークションの参加費、中古車売買サイトの登録費などに充てられます。
ブックオフの例を見ると利益率は恐らく結構低い。
大手であれば、量産効果のような感じで各参加費登録費を安くできるっていうのが強みなんでしょうね。
車を知人や中古車屋で売るときは、売値の最低価格を見て交渉をしてみよう
自動車を売るときは、マックスの価格が大体決まっていて、その価格からの減点法で査定されます。
- 傷があるか
- 色が剥げていないか
- ヘコミは無いか
- シートは汚れていないか
- ボロボロになっている部分はないか
- 車内の臭いはどうか
こういうのを基準にして、マックスの金額から減額されていきます。
減額を抑えるために、プラスポイントをアピールしましょう。
- カーナビがついている
- バックモニターがついている
- 地デジに対応している
- スペアタイヤがある
こういうのを交渉材料にして減額を抑えます。
車を売却するときに、中古車一括査定システムはこう使う
引っ越しの一括査定もそうですが、「一括査定システム」を使うとひどい目にあいます。
メールボックスは無意味な挨拶メールで埋まりつくし、着信履歴には100件に迫る勢いで知らない番号が並び
昼夜問わずひっきりなしに迷惑なレベルでの営業がされます。
とはいえ便利な一面もあります。
今回のインタビューの様に、中古車買い取り屋さんと直接電話でつながれるので、
仲良くなると裏話を話してくれたりします。
「私はこういう所で悩んでいます」というのを話しておくと、結構簡単に仲良くなれます。営業トークなので悲しいですが。
中古車一括査定システムはあくまで、「買取業者と繋がるためのツール」という位置づけで使用しましょう。
一括査定システムで査定金額は出ません。結局「直接見せてくれ」「他所は断ってくれ」という電話だけなので、
査定価格が知りたい場合は直接足を運ぶか、先ほどの計算式で計算して、雰囲気で減額するのが良いでしょう。
今回は楽天の一括査定サービスを使いましたが、
個別で掛かってくる業者は無視して楽天に依頼すると、
提携している1000社だったか10000社だったかの買取業者の査定のうち、一番高い額で査定金額を出してくれるそうです。
オークションに情報が流れるんでしょうね。
それだけ知れると面白そうなので、依頼しようか考えています。
一括査定システムのリンクも貼っときます。
車を知人や中古車屋で売る前に、査定金額の交渉材料を把握して双方利益のある形で売却しよう
自動車を売るときに、買い叩かれたら悔しいです。
知人に高く売り過ぎたら心が痛いです。
相場を知っておけば、お互いに納得した金額で売買が成立します。
中古車屋さんに売る場合は、こちらの無知のせいで大幅に損をする事を避ける事ができます。
相見積もりをする事も非常に大切ですが、自分が相場を知っていて交渉することができるのであれば、見積もり業者ごとの大きな差は無くなります。
新しくできた中古車買い取り屋さんに売りに行くと高めに見積もってくれることが多い傾向にあるようです。
ぜひ、買取価格と40万円の関係を駆使して、上手に交渉しましょう!