●工作機械の受注が急降下。景気がリーマンショックみたいになるかも
こんにちは、TOMOです。
あんまり未来の暗い話をするのは好きじゃないんですが
みんなが凄く楽観的なので、大丈夫かな?って心配になったので
ちょっと暗いニュースをします。
働き方改革のついでに、働きたくても働けなくなるくらいの不景気が、10年ぶりにやってくるかもしれないというニュース。
ピンチはピンチですが、知っておけば何かしら手が打てるはずなので、それについて少し考えてみようと思います。
工作機械の受注が急降下。景気がリーマンショックみたいになるかも
主に製造業の景気についての見通しなんですが、
「景気の先行指数」とも呼ばれている工作機械の受注が急降下中。実に8か月連続だそうです。
(参考:日本経済新聞)
工作機械が売れるタイミング=設備投資のタイミングで
新しい製品を量産するタイミングを意味します。
逆に言うと工作機械が売れない=新しい製品が出てこない。
仕事の目的は付加価値を付けることなので、
新しい価値が出せていない=仕事の意味がない
ということになってしまいます。
付加価値が生まれなければ購買行動も減るので
景気がどんどん悪くなっていきます。
現在中国とアメリカの貿易戦争や
アメリカの関税祭り
イギリスのEU脱退などがあって
ジャパンディスプレイも1200人の人員削減
カシオも200人の早期退職を募集
富士通は5000人規模の人員再編
パイオニアはいつの間にか海外に買収されて3000人近くの人員削減
アップルは自動運転分野で195人解雇
たくさんの人員整理が、大企業を筆頭にスタートしています。
注目は自動車だけじゃなくてパソコン関係や半導体関係も、人員整理がされている点。
物を作って売るという分野での景気が非常に悪くなりつつあることがわかります。
とはいえ、実際に働いている人たちは日々の忙しさのせいで気づかないんですけど。
リーマンショック級の不景気が訪れるみたいなので、当時を復習してみよう
リーマンショックが2008年なので、10年ちょっとぶりですね。
当時は倒産する会社も非常に多くて、倒産しないにしても出社日数を週5から減らして
対応している会社が多かったようです。
とにかく仕事がなかったんですね。
詳しい内容、理由については非常にわかりやすいサイトを見つけたのでそちらに説明をお願いします。
「リーマンショックの本当の原因とは?日本への影響を簡単に解説します」ー俺たち株の初心者!
景気が悪いとまず被害を受けるのが派遣社員。
景気が悪くなると即派遣切りにあって、明日の収入すら確保できない状況に。
景気が悪いと家も売れません。
不動産業界は売り上げが減ります。
景気が悪くなると外食も控えます。
飲み会もなくなります。
外食産業も思いっきりダメージを受けます。
こうやって、経済がどんどん回らなくなっていきます。
牛丼が280円になったのも懐かしいですよね。
悪いスパイラルにどんどん陥っていきました。
不景気で仕事がないうちに働き方改革を加速していくことができる
不景気になると、仕事がなくなります。
せっかく出社しても、雑談しながら仕事をこなしても余裕で定時に帰れる程度の仕事量になります。
暇なのは嬉しいですが、せっかくの時間を使っての生産性が下がるので、会社にとって死活問題です。
仕事がないなら作り出してしまいましょう。
次に仕事が来ても、サクッと完了できるように、この時期が、働き方改革を加速しておく大チャンスです。
景気が悪くなれば、人員整理が始まります。
人数を減らして、今の仕事の分をこなすことができる程度の人材だけ残します。
でもそのうち景気が良くなったときに、人手が足りなくなってしまいます。
そうならないために、働き方改革を全力でやります。 現在一人で①という仕事ができるとして、
その仕事の効率を②にできるように業務改革をしておきます。
景気が回復すると忙しくなるので、
そうなったときはポテンシャルを大いに発揮して、
増えた分の仕事をこなします。
従来通りの人数だと余るようになるので、その人材を
新しい分野に投資します。
こうやって、不景気を耐え抜いた会社は大きく強くなっていきます。
従業員としても、景気が悪い時期に放り出されるよりも、
業務改革を一生懸命にやって自分を余らせることで、
既存の仕事に固執せずに新しい仕事を任されることができるので、
クビにならないどころか、出世の可能性も出てきます。
まさにこの時期の業務改革は会社にとっても従業員にとってもwin-winです。
不景気で会社がピンチになる前に、やれるべきことをやっておこう
不景気で会社がピンチになる前に、やっておくべきことがいくつかあります。
ただし、すべて理想論です。
となると、従来とってこなかった仕事を受注してくる必要があります。
自社の強みを生かせる業界はどこなのか?そのリサーチをしておきます。
となると、会社は暇な従業員であふれるようになります。
彼らが時間つぶしで雑談をするのにもコストがかかっているので
どうせコストを使うのであれば、人材育成や社内の仕組みの改善に使います。
でも会社のことは知ってもらいたいジレンマ。
仕事がなくて暇なのであれば、
TwitterやInstagramなどのSNS
そしてブログやYouTubeでの情報発信
この両方を進めておくと、会社の認知度が上がります。
今までとは全く違う分野に舵を切って、業界ごと変わるのもありです。
トヨタ自動車も、昔は織物を作る機械を製作している会社から始まりました。(豊田自動織機‐Wikipedia)
従業員レベルでやっておくべきことは、日々目標をもって仕事に取り掛かることです。 「次はこれをできるようになりたい」
「こういう仕事の仕方がしたい」
ただ言われたとおりに仕事をするだけだと、暇になったときに憂鬱な気持ちになります。
リーマンショックを乗り越えた企業の、壮絶な工夫と当時の苦悩をつづった素敵な記事がありましたので、
こちらもあわせて読んでみてください。全8回の長編です。
「リーマンショック・・・日本の小さな工場まで及んだ影響とは?」‐幻冬舎 GOLD ONLINE