●職場での集中力の上がる席配置。【会社が集中できる場所に変わる】
こんにちは、働き方改革サポーターのTOMOです。
会社で仕事をしていると、集中が途切れる瞬間が非常に多くないですか?
- 自分宛に掛かってくる電話
- 直接の問い合わせ
- 【至急】のメール
- 周りの雑音や動き
会社で仕事をしていると、様々邪魔が入ってきます。
うるさくて集中できないよ!という声が各所から聞こえるものの、だからと言って中々対策されない座席配置。
先日NewsPicksに素敵な記事があったのでご紹介します。
「集中席」という座席を設置すると誰にも邪魔されず、一人で集中することができるようになります。
従来の席では集中力が上がりません。コミュニケーションを円滑に図るための座席配置と、集中に特化した集中席の併用が、職場の作業効率を上げるきっかけになります。
結論:職場での集中力を上げる席配置は【個別のブース】
集中力の上がる座席配置の正解は、ブースタイプです。周りの動きも邪魔にならず、視線も気にならず、黙々と作業が進められます。例えるなら、予備校の自習室のようなイメージ。良い画像が見つからなかったので無料素材から画像を探してきましたが、上の画像の様に仕切りがついていると、周りを気にすることなく自分の世界に入り込むことが可能です。
引用:一蘭HP
一蘭というラーメン屋さんはご存知でしょうか。知らない方のために、一蘭のHPのリンクです。
一蘭では、お客様一人一人がラーメンの味に集中できるように、仕切りをつけた席でラーメンを食べます。自分一人の世界の中でラーメンを食べることで、ラーメンの本当の美味しさが分かるという取り組みで、特許も取られているそうです。
そう、特許を取れるくらいの集中力が、仕切りには隠されているんです。
集中力を上げるための取り組みの一つとして、自習室スタイルの座席はおススメです。
この取り組みだけで、
- 周りがみんな集中している
- 集中を途切れさせる音、振動などがない
- 机の周りに、今やるべきこと以外の情報が存在しない
従来の席配置ではなぜ集中力が上がらないのか?
会社のオフィスの席配置のイメージって、こんな感じじゃないですか?
大きい会社で、最適化されているとだんだんこういう形に落ち着いて行く気がします。
この座席の配置、何が悪いのかというと
- 前後左右に人がいる
- 人の動作が目に見える
- 電話が手元に置いてある
- 机の周りに付箋、他の人の資料が置いてある
- 色んな資料がすぐに取り出せる
- 周りから、「自分がどこにいるか」すぐわかる
- 話しかけやすい空気のため、すぐに会話が始まる
- 上司の監視ストレス
仕事の効率を上げるためには、一つの作業に集中する必要があります。周りの景色、動き、音などの情報が入ってくると、それぞれに集中が分散してしまい、仕事が進まなくなります。
従来の席配置だと、正面の人と目が合えば会話になるし、集中している/していないに関わらず周りの人から声を掛けられるし、周りが会話している声が集中の妨げになる事もあります。自分が集中するために整理整頓した状態を保っていても、隣の人の席が散らかっていれば気になります。
集中するためには、3つの条件が必要です。
- 周りがみんな集中している
- 集中を途切れさせる音、振動などがない
- 机の周りに、今やるべきこと以外の情報が存在しない
これらの条件を満足できる座席配置ができれば、あなたの職場の集中力が格段に上がります。
職場での集中力を高めるには、ルールを整備する【他人の邪魔をしない】
まず最初に、集中力を最大限に高める
- 携帯、スマホはマナーモードにし、机の上に置かない
- 携帯、スマホを使用するときは席を立つ
- オフィスの電話を設置しない
- 集中している人に話しかけない
- 飲食は禁止、飲み物も外で飲む
例えるなら予備校の自習室のような静けさです。本気で集中している人が集まっているので、周りに環境も合わせて自分の集中力も高まります。
集中専用の座席の紹介【個室・図書館・カフェスタイル】
アスクルの記事を引用して、集中席の例を紹介。
自分の世界に入り込めるのが最強なので、そういう座席が多いですが、意外にも、広々としたスペースが好きな人もいるようで、そんな座席も紹介されていました。
ネットカフェのような個室で、一気に集中する
完全な個室タイプです。ついつい寝てしまう人も出そうですが、周りには何もないし邪魔される心配もないので集中力という点では最強です。イメージは明るいネットカフェですね。
メリットは、
- 人から声を掛けられることが無い
- 電話がかかってこない
- 周りの情報が気にならない
- 自分の世界に入り込める
お洒落な図書館スタイルで、仲間と共に集中力を持続させる
図書館スタイルです。「周りのみんなが集中しているからこそ自分も集中できる」という人におススメ。中に入る人がいつも同じになって友達になった瞬間、「休憩しようよ」という魔の誘いが待っていそうですが。
メリットは
- 閉所恐怖症の人でも安心
- 周りの集中に感化されて自分も集中できる
- 雑音が無い、電話が無い
お洒落な半個室ブースで、一時的に超集中
ブーススタイル。個室のような完全自由ではないのでサボれないけど、周りは気にならないので自分の世界に集中できる利点があります。
隣の人が机を散らかしていても目に入らないのが嬉しいです。
メリットは
- 周りを気にせず仕事ができる。
- 集中している事がわかりやすいので、声をかけられない
- 今の作業に関係する物だけを持ってくれば、情報量を絞れる
カフェのカウンター席で集中力が上がる人向け
スタバのカウンター席など、喫茶店で仕事をするのが好きな人に人気が出そうな席です。調べ物不要のちょっとした資料作りなんかが捗りそうです。
隣にコーヒーなんて置いたらもう、完全にカフェです。
メリットは、
- 短時間、一人になりたいときに気軽に利用できる
- 電話が無いので邪魔されない
- 必要な物だけをもって作業ができる
電源があったりしたら最高です。
一番手っ取り早い集中席の作り方。【全員ブース】
個人的に一番実現しやすくて集中できると思っているのが、ブースタイプの座席を、全席に導入する事です。コールセンターみたいなスタイルですね。完全にパーテーションで区切ってしまって、周りが一切目に入らないという環境です。
新しいスペースを確保する事なく、一人一人が集中した作業をできるようにするには、パーテーションを買ってきて仕切るのが一番手っ取り早いです。
人によってはパーテーションの壁に付箋を貼ったり時計を掛けたりしてお気に入りのスペースを作れるので、仕事が楽しくなる仕掛けになるかもしれません。
オフィスコムのサイトをみてみたら、5000円くらいで買えるみたいですね。課ごとにカラーを分けたら面白そうです。
リラックスした状況でのお仕事ならカフェスタイル【アイディアを生み出すスペースに】
これもカフェっぽいですね。他にもコワーキングスペースやらシェアハウスのリビングといったイメージでしょうか。
気楽に意見を出し合う会議だったり、頭が疲た時にリラックスしながら作業をするのに向いていそうです。自由なアイディアを求められる仕事の時に捗りそうですね。
集中力を高める座席と一緒に試してみよう。集中力を保つための方法
集中力を上げるための工夫を座席で行っても、どうしても気持ちが入らないことがあります。日常的に気持ちが入らないのであれば食事や睡眠の質を改善する必要があります。
「いま、この瞬間」を頑張りたいときは、水がおススメです。結構な量の水をがぶ飲みすると、その後しばらくやる気スイッチが入ります。ぜひ試してみてください。
集中力を切れさせない方法は、「自分の集中できる時間のMAX」を把握しておいて、それ以上連続で働かない事です。
ポモドーロテクニックでは、25分1セットで仕事をしようと言っています。学校の授業は、子供の集中できる長さに合わせて45~90分に設定されています。
詳しくは関連記事にて。
集中力の上がる席配置が出来上がったら、作業効率も上がるし、仕事の質も上がりそうですよね。もし気になったら、色んな図書館やカフェなどで時間を過ごしてみてください。きっと良さが分かります。
<以下、関連記事です>