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2019年の工作機械見本市のメインは機械よりもシステム【MECT2019レポート】

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TOMOです。 2020年は予期せぬ日本待機でくすぶりましたが、その間に中国語能力を大きく伸ばしました。 今後も引き続き挑戦し続ける人になります。 楽しそうなことには何でもチャレンジ! ブログでは ・働き方改革コラム ・中国語勉強コラム ・中国語×働き方の組み合わせ をメインに、考えている事などを発信しています。 Twitterでは、日常的に考えている事を発信したり、後はフォロワーさんとの絡みに使ったりしています。
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こんにちは、TOMOです。

製造業の仕事をしていたので、工作機械が結構好きです。
たまたまニュースを見ていたら、名古屋で展示会があることが分かったので
すぐに準備して、展示会に遊びに行ってきました。

 

2019年の工作機械見本市も、人は多かった。目玉の機械は特になし

MECT2019という工作機械見本市に行ってきました。
平日なのに人は割と多かったです。

今年の工作機械全体のコンセプトは見えず、若干迷っているようにも見えました。

今年はTIMTOSにも行ってきましたが、
あちらは大型の機械が中心なのに対し、
MECTでは小さい機械がメインでした。

 

早速工作機械見本市の中に入ってきました。
「工作機械」というくらいなので、会場には工作機械がたくさん並んでいます。

入り口を入ると一番目立つところにあるのが、DMG森精機。
どこの展示会に行っても、入り口近くの巨大スペースにDMG森精機のブースがあるような気がします。

目立つし、大企業にとってはコスパが良いんでしょうね。

 

そしてDMG森精機と言えば、近未来的なデザインの操作盤。
セロスと言います。

デザインが非常に洗練されています。

タッチパネル式が出てから、「キーボードがないと不便」という声は多く聞きますが、それでも物理キーボードを用意しないのは、実は不便じゃないのかもしれません。

 

プログラムを実地で直すという作業自体が異常作業、無駄な作業という感覚なのかもしれません。デバッグツールもたくさんあるので、設計がしっかり組み立てなさいという意味なのかもしれませんね。

 

次に、ブラザーのブースに行きました。
機械にくっついた操作盤って、懐かしいなと思い、写真撮影。

 

工作機械のIoTはひと段落。熱いプッシュは無くなった

今年の工作機械は「精度」とか「新しい加工方法」とかではなくて
IoTを使った保全とのパッケージ売りがメインでした。
3年くらい前からトレンドは変わらず、

中小にも広がってきたイメージですかね。

既にヤマザキマザックもオークマも、
IoTの熱いプッシュはひと段落したように思います。

 

工作機械のIoTの未来が全然見えていなくて
実際に数社にIoTの今後の展望について聞いてみましたが、特になさそうでした。

現状では、

  • 工具交換のタイミングを知らせる
  • 機械の稼働率を監視する
  • サービスマンが遠隔で機械の状況を把握できる
というので完結したようです。

実際の現場のラインの人に質問してみたところ、
「報告量が増えたが、作業自体は効率化されず、余計に残業時間が増えた」
という話も聞いたので、
現場目線というよりは管理する人向けなんでしょうね。

 

今年のマザックは完全に遊んでいて、
サンダーバードどコラボしていました。
超絶お洒落だったので、今年のマザックの手提げはメルカリで売れるんだろうな。

と思ったらやっぱり売っていました。(画像はメルカリよりキャプチャ。個人情報に関連する物は編集済み)

とてもお洒落なので、買う人はいそうです。

 

ロボットの展示が増えてきた

今年はロボットの展示が例年よりも多い印象でした。

搬送用ロボットだけではなく、形状測定に使われたりもしていました。
そして従来は柵に囲まれる事が多かったんですが、
最近ではエリアセンサーだけで完結している事が多いみたいです。
台車で近くに行くときなどに便利ですね。

 

あとはAGV(無人搬送車)をロボットの足代わりに使うのも流行っていました。
だんだんロボットも歩く時代が近づいてきましたね。
これの利点は、工場内を自由に動き回れることと、
レールを敷く必要が無いという点ですかね。

びっくりなのが、THKも出していました。
直動ガイドだけのメーカーかと思いきや、
売れているうちにしっかりトレンドを掴んできましたね。

 

工作機械はAIと相性がよさそう。三菱はAIで加工条件を調整する

唯一、IT系で上手な展望を見せてくれたのが、三菱電機でした。

三菱電機では、AIを使って加工条件の調整を提案していました。

一般的に、加工の際には母材によって大まかな加工条件が決まっていますが、実際の材料は混ぜ物の関係で物性値が異なり、加工条件も変わってきます。

通常であれば、作業者が少しずつ条件をいじって
条件出しという工程を経て、条件を選定しますが
三菱電機のAIでは、音と光のフィードバックを活用して、自動的に加工条件を調整する機能が付いています。 これが画期的。

 

従来「熟練の技術者」は加工音で条件を選んでいたといいます。
確かに、センサーをたくさんつけて、数値的に学問的に解析するのも手ですが、
AIに音の判別をさせて、音だけで条件出しをする方がスマートで理想的です。
製造現場は実験室ではないので、余計なセンサー類は生産の邪魔にすらなります。
AIの活用方法としては、三菱電機が秀でているなと感じました。

 

工作機械見本市と言えば、お昼ごはんの出店もおいしい

今回は、鶏照り焼き丼(800円)を食べました。

味は美味しかったです。
肉巻きおにぎりも食べたかったけど、お腹空いてたのでこっちにしました。

決済方法がいまだに現金なのが残念でした。最新技術を発表する展示会なので、最低でもQRくらいは導入してほしいですね。

 

セミナーはまあ、想像通り難しかった。

何となくやってたのでセミナーを聞いてきました。
とはいえ、技術系のお話なのでさっぱり分からず。

学会もそうですが、どうしても基礎知識がないと話に入れないのがつらいです。

飛行機に限らず航空宇宙分野は今後とも伸び続ける業界なので、
ボーイングと協業している重工メーカーなどは、大切にしたいですね。
唯一世界に誇れる技術です。

 

再び展示へ。3Dプリンタの使い方が賢いなと感動

たまたま通りかかったコーナーで、
カーボンの粉末を混ぜた3Dプリンタがありました。

従来の樹脂だと、接触部分が摩耗したり、
曲がりに弱いという欠点がありましたが、
カーボンを混ぜるとカチカチになりました。

 

これを使って、一品物の加工に使うジグなんかを
3Dプリンティングしちゃえば早いよね。という提案。

 

中に磁石を埋め込んだら、位置決めもバチっと決まる
っていうのを推していました。確かにそうだなと。

形状も10ミクロンくらいでできるって言ってたかな?
割と精度も出てきています。あとは、熱で融けないかだけが心配。

 

 

金属の3Dプリンタは、5年くらい前の国プロで推進したおかげで
少しくらい進みました。
とはいえこちらは「大きめに作って、追加工」の工程が必要なので
用途が限定されるなーという印象でした。

金型の補修だったら溶接でも良さそうなので、特に使える場所はなさそうです。

とはいえ、カブトムシのモデルなんかも作れるので、楽しそうではありますよね。
おそらくこれは、木の部分が3Dで射出したまんま、カブトムシは仕上げ加工をしています。

 

金属の再利用はできないのかな

金属の切りくずを固めてペレットにする類の装置が毎年出ていますが、
これ、上手く使ったら3Dプリンタの材料になるんじゃないかなーと思いつつ5年たちました。
未だにその兆しは見えてきませんが、肉盛りのレーザークラッド機械に採用されないかなーと期待しています。

そうなったら、材料代が安くなる時代もきますね。

 

AIの賢い使い方。図面検索の自動化で働き方改革

超感動したので最後に働き方改革コンテンツを紹介。

私も過去には設計をしていたので、
図面探しの無意味さを非常に感じています。

加工するワークの形状で、
似たものがあれば利用するのが定石なんですが、
過去何年もさかのぼるのは、本当につらい。

知らない人の、知らない図面を、手掛かりもないところから探すなんてありえなくて
いつも先輩に図面探しをお願いしていました。

 

プロジェクトの開始と同時に図面探しが始まるんですが
人数x時間で考えたらトータルで3日くらいは図面探しに費やしています。
これを、AI画像認証技術を使うことで、瞬時に似た形状の図面が出てくるという物。

月3万円から利用できるそうなので、おそらく1つのプロジェクトだけで年間の元が取れます。

 

気になる方は、ブルーアシスタントで検索してみてください。

 

MECT2019の総括

今年もなんだかんだ楽しかったです。
ですが、今年は富士通(iCAD)のブースも大塚商会のブースもなかったので
期待していた粗品は貰えずでした。

単純に製造業の時代の流れを知る上では非常に楽しい展示会でした。

 

しかし、モノづくり業界の時代への乗り遅れも感じました。

 

たとえば今はYouTube全盛期の時代なので、
ブースの前に人を集めてスライドや映像を流す必要はありません。
公式HPで見れるようにすれば、会場に来る前にその映像は見れます。

カタログやパンフレットも、QRコードで読めるようにしておけば、
環境にも優しいし、たくさんの情報を持って帰れます。

現実は人を使って大々的に足止めをした方がインパクトがあったり
パンフレットと名刺を交換できたりするので中々難しい所ではありますが
docomoの展示会ではQRコードを読むような仕組みがあって、非常に楽でした。

 

来年はJIMTOFの年です。
工作機械もバリバリ不景気の年になるはずなので、
いかにITを使って先進をアピールしつつ経費を抑えられるか、
それを楽しみにしたいと思います。

 

<以下、関連記事です>

明日は展示会だ。みんな何を見ているの?どういう風に見たらいいの

世界最大級の工作機械見本市TIMTOS2019に行ったら想像以上に大きかった

工作機械の受注が急降下。景気がリーマンショックみたいになるかも

 

 

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