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中国語習得の時間はどれくらい?【HSK6級で600時間くらい】

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TOMOです。 2020年は予期せぬ日本待機でくすぶりましたが、その間に中国語能力を大きく伸ばしました。 今後も引き続き挑戦し続ける人になります。 楽しそうなことには何でもチャレンジ! ブログでは ・働き方改革コラム ・中国語勉強コラム ・中国語×働き方の組み合わせ をメインに、考えている事などを発信しています。 Twitterでは、日常的に考えている事を発信したり、後はフォロワーさんとの絡みに使ったりしています。
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中国語をマスターするのにかかる時間を知りたい人向けの記事です。

 

中国語を話している人を見ると、「あそこまで流暢に話せるようになるまでにどれくらいの時間が必要なんだろう」と気になりますよね。
中国語はある日突然喋れるようにはならないので、中国語習得までをステップで考えると、HSK4級、HSK6級、簡単な会話、日常的な会話などに分かれます。

 

 

中国語を習得したい!と思うと、大体の人がHSK6級を思い浮かべると思います。
したがって今回は、中国語を習得したと言えるHSK6級に焦点を当てて、そこまでかかる時間について解説したいと思います。

 

本記事の内容

HSK6級合格に必要な時間を600時間と仮定したときに、必要な勉強とそれぞれの目標時間を解説します。

会話することを念頭に置いて勉強をするので、HSK6級合格後に少し会話の練習を入れるとすぐ慣れると思います。

 

 

筆者は中国の会社で唯一の外国人として働いています。

日本人はおろか日本語を話せる人すらいないので、ある程度の中国語レベルの根拠になるかなと思います。

 

 

中国語を習得するのに必要な時間を600時間としたときの、各分野への振り分け

 

HSK6級を取得するのに必要な時間は、だいたい600時間です。

この時間を上手に振り分けると、無駄なく最短距離でHSK6級が目指せます。

 

 

中国語基礎の4つの能力

 

中国語の基礎能力は、大きく4つに分けられます。

  • 単語
  • 文法
  • 発音
  • 作文

です。

これらの能力を組み合わせることで会話力にもHSKにもつなげることができます。

 

たとえば

  • リーディング=単語+文法
  • リスニング=リーディング+発音
  • スピーキング=作文+発音
  • 会話=スピーキング+リスニング

 

みたいな感じで、各基礎が絡み合って必要な能力に関係します。

 

続いて、それぞれの基礎に必要な時間を軽く紹介します。

 

 

単語勉強に200時間

 

単語勉強は苦しいですが、200時間もあればHSK6級の単語5000語までは達成できます。

単語の勉強法にも紹介していますが、1日30分の勉強を1か月続けると1000~2000語くらい勉強できます。

 

たとえば1日1時間×20日=20時間なので、200時間だと10か月です。

これくらい時間をかければHSK6級の5000語は網羅できます。

 

文法の勉強に150時間

 

中国語を話せるようになるため、HSKで良い点を取るため、何においても文法は本当に大切です。

文法は2~3回くらい復習する必要がありますが、勉強する範囲は基礎だけでHSK6級まで余裕で網羅できるので、内容自体は難しくないです。

 

勉強時間はこんなイメージです。

  • 完全の初心者:20時間
  • HSK4級まで:40時間
  • 基礎の総復習:40時間

詳しい勉強法はこの後の章で詳しく解説します。

 

発音とリスニングの勉強に200時間

 

中国語の発音は、リスニングにも関係してくるので勉強が必要です。

ただし基礎の勉強よりもそのあとの方が長く苦しい道のりなので、カラオケやドラマや映画などで中国語に触れながら楽しく勉強するのがオススメです。

 

 

作文とスピーキングの勉強に100時間

 

最後の中国語の難しいところが、考えたことを表現することです。

必要な文法や単語はすでに勉強してきているので、後は文にして運用していくだけです。

 

日記や説明文などの作文を通して自分が日本語で考えられることを中国語で表現する練習をします。

 

 

次の章からは中国語のそれぞれの基礎の勉強法について解説します。

 

 

中国語単語を習得するのに200時間

HSK 6級までの単語を習得するのに、大体200時間くらいあれば、おつりが返ってくるはずです。
HSK6級は5000語、倍々のペースで増えていくので、費やす時間も倍々で設計します。

 

時間配分は、参考にですがこんな感じです。

多分実際はこれよりも少なくても何とかなります。

  • HSK2級レベルまで:10時間
  • HSK3級レベルまで:10時間
  • HSK4級レベルまで:30時間
  • HSK5級レベルまで:50時間
  • HSK6級レベルまで:100時間

 

単語の素早い勉強法について、無料で単語を勉強できる方法を紹介しています。

 

ただし、無料で勉強すると単語帳セットを準備するのが面倒くさいので、購入するのもアリです。

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中国語文法を習得するのに100時間

 

中国語の文法は、レベルに分けて都度見直すのがオススメです。

理由は、いきなり完璧を目指すと時間がかかるから。

 

どうせ頑張って文法テキストを読んでもすぐには覚えられないので、忘れたころに読み直してレベルアップするのがちょうどいい使い方です。

 

文法の勉強法については別の記事で紹介しているので、参考にしてください。

中国語文法の勉強法を見てみる

 

 

ここでは、めちゃくちゃダイジェストで話します。

 

一通り慣らすのに20時間

 

中国語を勉強し始めたばかりの人は、まず身体に中国語を染みこませるところからスタートです。

何となくそれっぽい発音で真似して、一生懸命に中国語を言語として認識するところから始まります。

 

 

基礎例文を覚えるのに40時間

 

中国語をある程度言語だと認識できるようになったら、次は日本語の意味と中国語をリンクさせる作業を行います。

 

簡単に言えば、例文の暗記です。

日本語を聞く→中国語を言う

これを、ヒントを見ずに言えるようになるまで、一生懸命に覚えます。

 

暗記は辛いですが、暗記すると後の勉強が凄く楽になるので頑張ってください。

 

 

中級者向けのテキストの例文を覚えるのに40時間

 

中級者=HSK4級くらいですが、HSK4級レベルの文法を確実に使いこなせるとHSK6級までほぼ勉強無しでクリアできます。

 

そのために、中級者向けのテキストでもう一回復習をします。

 

テキストを変える理由は二つあります。

  • 扱っている文法項目が一部異なるから補足になる
  • 数多くの例文に触れられるので、引き出しが増える

 

 

既にHSK4級レベルの文法で8割くらい取れる人は、新しいテキストの勉強がそこまで苦にはならないと思います。

とはいえすっ飛ばすと物足りないので、2週間だけ、だまされたと思って復習してみてください。

 

 

中国語の発音とリスニングの習得に200時間

 

発音とリスニングを本格的に鍛えるのは中級に入ってからでもいいので、もしHSK4級がまだの人は、一旦発音とリスニングを放置して全力で試験対策をしてみてください。

 

発音が後回しで良い理由は、2つあります。

  • 文が書けないと発音できても意味がない
  • ある程度聞き分ける耳を自力で作っておくと、発音の勉強が短くて済む

 

 

具体的に解説します。

 

 

基礎の発音に30時間

 

HSK4級前後のレベルになったら、発音の勉強をスタートします。

勉強期間は2週間。

やる事は以下の3つです。

  • 母音、子音の発声練習をする
  • 音節表を使って練習する
  • 2音節、3音節の単語の発音練習をする

ここまでを2週間かけて完了させます。

 

発音の勉強法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、参考にしてください。

 

\発音の練習は2週間でサクッと終わらせます。/

 

 

HSKの勉強をしながら100時間

 

発音の基礎が完了したら、次は文の中で発音をできるように練習します。

教材を改めて買うと勿体ないので、実践でも便利なHSK5級や6級の問題集を活用します。

 

リスニングの問題を使って、毎日30分~1時間、ひたすら音読、シャドウィング、ディクテーションをします。

 

一度に全部をやり切らなくてもいいので、とにかく毎日継続することに注力するのがコツです。

 

 

ドラマやカラオケで中国語を楽しむ70時間

 

ある程度の発音が覚えられたら、あとは実際に中国人が話しているのを聞いたり、カラオケで早口にチャレンジしたりするのがオススメです。

 

中国語独特のリズム感は、やっぱりネイティブから真似してくるのが一番なので、好きな中国のエンタメにくぎ付けになって、ひたすら見まくり、練習しまくりです。

 

 

中国語の作文とスピーキングの習得に100時間

中国語の単語、文法、発音ができるようになれば、後は作文をして、そこに発音を乗せればスピーキングの完成です。

 

とはいえスピーキングはかなり難易度が高いので、まずは作文をパパパッとできるようになるのが優先です。

 

 

中国語は書ければ話せるまでもう少し。

 

中国語は、書けるようになれば話せるまでもう少しです。

HSK4級に合格した後に、ひたすら作文を繰り返して、中国語の作文スピードを上げます。

上がってきたら最悪それで筆談ができます(チャットやメール)

 

そこに、発音を乗せれば会話になります。

ほんとうに、あとちょっと。

 

 

毎日作文30分+音読30分を3か月続けると、喋れるようになる

 

作文をしているころには、ほぼ単語も覚え終わっているし、文法も勉強し終わっているはずです。

作文はこれらの能力をアウトプットする練習なので、不足を感じるまではもう新たなインプットは要りません。だいぶ楽になりますよね。

 

最初に喋れると感じるステップまでは意外と楽勝です。
やる事は毎日日記を書いて音読をする練習を3か月続けるだけ。

 

時間はかからないので、勉強のハードルも低いし、日々話せるようになっていくのでおすすめです。

 

 

以後は作文を脳内で。反射神経を鍛える練習

 

作文を3か月くらい毎日書くと、さすがに飽きてきます。

その次は、文章を頭の中で作る練習をします。

 

やる事は、「ひとり言」です。

 

電車に乗っている時、歩いて移動している時、目の前に見える景色を中国語でひとり言するといい練習になります。

 

私も時々マスクを着けてお散歩に出かけて、ひとり言を言いながら練習しています。

これならお金もかからないし、習慣化できれば物凄い情報量を処理できるので、結構いいですよ。

 

 

中国語の習得=HSK6級の合格と仮定すると、大体600時間を集中すればある程度習得できます。

1日2時間勉強すると、1年間で達成できます。HSKに満足したら、次の課題はスピーディーな会話です。

 

私は現在中国語学習者のコミュニティで勉強していますが、HSKからまた一歩進んだ、実用的な中国語をどんどん学んでいます。もし興味があれば、一緒に勉強しましょう!

 

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