中国で働くのは楽しいです【あなたの力がが必要だ!】
現在日本に住んでいて、仕事にやりがいを感じない人向けの記事です。
- 毎日仕事を頑張っているけど、楽しくないな
- お給料をもらっても思ったより楽しく過ごせないな
- 残業が多すぎて辛い
こんな人に、刺さると良いなと思います。
ちなみに上の3つは、私が日本で働いていた時に思っていたことです。
社内で一番残業の多い過酷な部署に異動して、毎日仕事を頑張るけどいまいち仕事上の夢が持てず、何のために頑張っているのかが分かりませんでした。
半年経っても仕事の目的が見いだせず、「自分がいなくても良いんじゃないかな」と思うようになり、気持ちが萎えたことを覚えています。
今は中国で働いていますが、仕事の能力がなくても、会社としては「いてくれて助かる」存在であることは間違いありません。
こんな事を感じる理由を、お話しします。
中国で働くのは楽しいです
結論、中国で働くのは楽しいです。
- 基本みんな仕事を嫌いなので上手に早く終わらせるようになるし
- よっぽどのことがない限り残業はほとんどやらないし
- みんな温かく接してくれるし
「おう、あんた日本語話せるんだから技術の打ち合わせしてこい」と無茶振りされる事以外は大体楽しいです。
中国人は仕事を早く終わらせる
日本人の私からしたら「ありえない!」と思うことですが、今の会社の同僚は失敗を何とも思いません。
ミスなく完璧に仕事をしようとするよりも、「早く終わらせて、楽になろう」と思ってるように見えます。
ミスが発覚したらその時に直すし、発覚しなければそのまま放置です。
なので、「完璧な仕事を仕上げよう」と思って意気込んでいると、空回りします。
私も中国に戻って1か月仕事をして、ようやくその文化を理解し始めました。
最初は「資料のここが読みづらいからやり直して」「ここ誤字だから直して」「アウトプットイメージはこれなので、もう一回資料作り直して」なんて指示をしていました。
でもそれってあくまで「自分の中の完璧」であって、お客様がOKと言ってくれれば3割の出来でのアウトプットでもいいんですよね。
もしお客様から、「ここはどうしても譲れないから、直してくれる?」と依頼されたときにもう少しクオリティを上げて出してくれます。
まだよくわかんないですが、中国の人は妥協点を探すのが上手いんだろうなーと思っています。
とりあえず出して、言われたら改善するので、仕事のスピードはめちゃくちゃ速いなと思います。
あんまり残業しない
「中国人は」というと、主語がでかすぎるので、あくまで主観です。そして当然個人差もありますが、あんまり残業しません。
私が勤めている会社のほとんどの人は、5時半の終業のチャイムが鳴ったら走って家に帰ります。
日本人からすると驚くくらいのスピードです。
「上司がまだ仕事をしているから」とか関係ありません。
むしろ「お先~!」とか言いながら帰ります。
一部業務過多になってる人や大事な監査の前はたくさん残業することもありますが、私が勤めている会社は工場長(事業部長)も5時半に食堂でご飯食べてます。そんなくらい、残業しないです。素敵。
みんな温かく接してくれる
新型ウィルスの問題もあって、日本人は警戒されるかな?と思っていました(当時中国では収束していて、日本がピークにやばい時だった。)
しかし誰もマスクしてないし、逆に私一人だけマスクしてる状態でした。
当然あると思っていたので、「あ、差別ないんだ」と驚きました。
▼確かに「日本人は嫌い!」と一回だけ言われました。
スーパーにお買い物。
買うものは無いけど店員さんに絡んでもらうために。結果、「おめーと話すのまじ疲れる、あと日本人嫌い」って言われました😱
と言いつつしっかり会話に付き合ってくれる優しさ。癖になりそうです。
普通に話せるようになってびっくりさせたいなあ😑— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) November 16, 2020
けどなんだかんだ言って、最後まで雑談に付き合ってくれたので優しい人でした。
多分良い人。そして実は日本のこと嫌いじゃないのかも。
▼仕事でも優しいです。自分も忙しいのに、面倒見てくれます
全然お昼寝出来ないのでツイート。
さっき全力で叱られました。
「なんで会議に、営業と技術営業と技術が全員集まってるんだ。お前は何のためにここにいるんだー🙉」って、よく分かんないけど多分こんな感じ。みんなが優しいからみんなに頼ってたら叱られました🤭
次からはちゃんと一人でやります
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) November 24, 2020
やさしさに甘えすぎて叱られました。
▼あとは、ごはん屋さんの店員さんも優しかったです。
猪扒公仔面を食べました。
麺はインスタント麺かも?スープも濃いのでそんな気がします(違ったらごめんなさい)上にあるお肉がとても美味しかったです。
19元……300円くらい?
読み方わからず困ってたら、「どこから来たの?」って言われました。笑
今日は言葉が優しい人でした。イケメン。 pic.twitter.com/021wGweTYd
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) November 22, 2020
ほんとこんな感じにみんな優しいです。
もし優しくないのが標準だったら、そろそろ出会うかもしれませんが。
「自分しかできない事」がたくさんある
中国で仕事をして、一番感じるのはこれです。
「自分しかできない事」がたくさんあります。
特にみんなが中国に来れない中、中国で働いている日本人はとても貴重な存在です。
- 日本人なので、日本のお客様に安心してもらえる
- 日本語を中国語に翻訳してくれる
- 提出資料を日本語に翻訳してくれる
ぜんぜん大したことじゃないですが、わざわざ中国に働きに来る日本人が少ないので、すごく頼りになる存在です。(勝手にそう思っています)
私が来てからちょうど、日本語の話せる営業部の部長がつきっきりだった案件を丸っとパスされて、上手に話を進めています。
部長案件だったものが平社員に投げられるので、すごく助かったんじゃないですかね。
▼なので、僕が白酒を好きだと知っているのでプレゼントで美味しいやつをくれました。
今日はね、仕事が定時で終わったので、白酒でかんぱーい。 pic.twitter.com/HkAR8w1327
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) December 9, 2020
日本語でお客さんと打ち合わせ
中国の会社にとって一番つらい問題が、「日本人とコミュニケーションが取れない事」です。
日本人の技術者で英語も話せる人はかなり少ないイメージです。
いま一緒に仕事をしている日本のお客さんも英語では話しません。
なので、中国人が日本人とコミュニケーションを取ろうと思ったら、日本語が必須なんですよね。
そこに日本人が入ると、かなり話がスムーズに進みます。
会社にとっては日本のお客さんと一緒に仕事をすることが大きな負担なので(言葉の壁)、今の私は日本語案件の翻訳と通訳をするだけでお給料をもらえています。
私からすると日本語を話して祖国を思い出せるので、おい客様との電話会議が一番幸せな時間です。
仕事=幸せを物凄く簡単に感じられるので、中国で働くのは楽しいです。
監査の乗り越え方
自動車関係の部品を生産している会社は、発注側から監査を受けます。
サプライヤーの品質不良は自社の不良となり、責任が重いからです。
日本のBtoBのお客様から監査を受けるときは私も間に入るんですが、中国人の同僚に上手に、目的や背景も含めて伝えなきゃいけないので、自然とお客様の話し方も丁寧になります。
そうするといつの間にか連帯意識が生まれてきて、監査で求めている事や、気を付けてほしいポイントを先に教えてもらえるようになります。
外国人相手だと背景を伝えるのが難しいですが、日本人相手なら理解しあえるので、監査がぐっと楽になります。
コツは、連帯意識を生むことです。
中国で働くと、幸福度が上がる理由5つ
中国で働くと、楽しいです。
日々の生活も少し楽しく感じられます。
私が中国に来て感じた、幸福なことを5つ紹介します。
- 外に出るとまるで旅行みたい
- ご飯がおいしい
- 仕事で頼られる喜びを感じられる
- タクシーが安い
- 無駄遣いしても財布が痛くない
全て主観ですが、深掘りします。
外に出るとまるで旅行みたい
タピオカミルクティーを買ってみました。
「ぜんづーないつぁ」的な発音でも通じることが分かってるので、最近発音でビビることはありません。
彼らの変換力に完全依存🤣暑いので、半糖去冰で頼んでみました。@yukiwithmyhobby さんのYouTubeで中瓶って聞こえるオーダーをしてたなーと思い、挑戦。 pic.twitter.com/J5hOHOsSyI
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) November 21, 2020
本場のタピオカミルクティーが飲めます。
しかも300円くらいだったような気がします。
「旅行だからいっか」って財布のひもが緩むノリで色々楽しめるのが良いです。
あとは慣れてない土地で毎日過ごすので、見える景色も新鮮です。
もう少し遠出できるようになったら、小さい旅行に出かけたいなと思っています。
ご飯がおいしい
羊肉を食べてます。
臭いかな?大丈夫かな?と思ったけど、美味しい。 pic.twitter.com/yP5fkqAzIz— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) November 22, 2020
これは新疆料理なので「THE中華」ではないですが、色んなおいしいものが、中国にはあります。
角煮かなあ?
めちゃ美味しいお肉が入ってました!今日のメニューは美味しくて、すごく前のめりになってがっつきました。
ごちそうさまでした😆 pic.twitter.com/SMUInRTAIE— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) October 16, 2020
隔離メシもおいしかったです。
仕事で頼られる喜びを感じられる
これは前述のとおりですが、日本語を話せるのは自分だけなので、特別感がありますよね。
日本にいると「日本語が話せて当たり前」な上に特定のスキルが乗っかって「優秀」なので、ハードルが高いです。
中国にいるとまず、「日本語が話せる」事がアドバンテージなので、プラスで特定スキルがあると「最強」です。
私は中国語も苦手だし技術もそこまでですが、大学で習ったことや前職で知った知識をフル動員すれば割と良いポジションを取れます。
中国語はこれからもっと伸びるので、かなり使い勝手のいい人材になると思います(部屋で勝手に残業するし、仕事も丁寧なので)
タクシーが安い
海外あるあるですが、タクシーが安いです。
中国は滴滴というサービスが一般的です。
日本でいうuber、didi(中国の滴滴から来てる)のサービスなんですが、一般人が運転手をする車は少し安いです。
車で20分~30くらいかかるところまで行くのに350円くらいです。
日本だと3000円くらいになりそうですよね。
凄く贅沢なことができるので、富豪になった気分です。
無駄遣いしても財布が痛くない
中国は通販が安いです。
100円くらいでリファのコロコロみたいなやつが売ってたり、格好いいリュックが1000円くらいで売ってたりします。
KN95のマスクも100枚300円くらいで買えます。
キャリーバッグが1000円以下で売られてたのも驚きました。
なので、つい買い物をしちゃっても、意外と財布には響かないのが幸せです。
こんな感じで、中国で働くと人生の幸福度が増します。
一番いいのは、日本で給料をもらいながら中国で生活することです(日本の方が給料が良いので)
もしあなたの勤めている会社が駐在で中国に来れる会社だったら、迷わず手を挙げてほしいなと、思います。