30代サラリーマンが中国語単語を勉強するなら?【パターン別で解説】
仕事をしながら中国語を勉強したい人向けの、中国語単語勉強法に関する記事です。
- 中国語単語の量が多すぎて、覚えられる気がしない
- 仕事が忙しくて時間が足りない
- どうやって勉強するのが効率的なのかを知りたい
本記事では、「働き盛りの中堅サラリーマンが中国語を勉強する場合」というケースを想定して、忙しい中で何とか時間を探して勉強できるようにアドバイスします。
私自身が30代のサラリーマンということもあり、周りの友達に対するアドバイスのつもりで書いてます。
大手中国語コーチ直伝の方法を、より「忙しい人に寄り添う」形でアレンジして紹介しているので、一般論よりも取り掛かりやすいんじゃないかなと思っています。
- 効率のいい中国語単語の勉強法の紹介
- なぜ、この方法の効率が良いのか
- パターン別の勉強法を動画付きで詳しく解説【無料でできる】
- 単語学習の準備をスキップしたい人に向けた情報
書籍の単語帳よりもアプリを使うのが良い
いきなり結論です。
あなたにとっては書籍の単語帳よりもアプリを使う方が効率的です。
理由はふたつあります。
- アプリの方がやる気を維持しながら早く単語を覚えられるから
- 隙間時間に勉強するのに最も適しているから
本記事で紹介するのは、3つです。
- HSK公式単語アプリ
- クイズレット
- エクセル
アプリを使った具体的な勉強法は4章以降で動画付きで紹介しているので、気になる方はそこまで一気に飛んでください。
残業で帰宅が遅くて、中国語単語を勉強できる時間が少ない
中堅サラリーマンにとって、なぜアプリで勉強するのが良いのか、その理由は「残業のせいで勉強時間の確保が難しいから」です。
仕事中に中国語の勉強をするわけにはいかないので、勉強時間は自然と「通勤時間」または「帰宅後」しかなくなっちゃいます。
でも残業のせいで「帰宅後」の時間が短いので、帰宅前に集中的に終わらせちゃうのが一番いいよね!
ということで、気軽に実践できるのが、アプリを使った勉強法です。
書籍の単語帳で勉強すると「書く」「例文を覚える」などの作業が必要になるので、サラリーマンにとっては無駄とは言わないですがベストとは言えません。
私自身、書籍の単語帳を買わずに中国語を勉強し、今は中国語で仕事をしています。
なので勉強の質の心配はいりません。大丈夫、私が証拠ですから。
今ある生活に中国語単語の勉強を追加するのは難しい
30代中堅サラリーマンだと、残業も増えてきているし今の生活が精一杯だという人も多いと思います。
そんな中で、気合だけで中国語を勉強しようと思っても、中々続かないですよね。
覚えておいてほしいことは、「あなたは今めちゃくちゃ忙しいという事実」です。
一般論の勉強法を試すと、きっと時間の壁にぶつかります。
なのでこれを逆手にとって、忙しい時期でも勉強できるように工夫しておくと、時間ができたら勉強を加速できます。
でも今の生活に勉強の時間を追加するのは難しいですよね。
なので、「今の生活を、一部中国語を勉強する時間と交換する」ように考えると、時間を捻出しやすいです。
ついついスマホを触ってしまう時間を、勉強時間と置き換えるとちょうどいい
一例ですが、私の場合はスマホを使う時間を単語の勉強時間に変えるのが一番効果的だと思っています。
スマホのアプリ使用時間を見てみると、私の場合はTwitterとYouTubeが多いです。
思い起こすと基本的に大したことにスマホを使っていないですよね。。。
なので、この時間の半分を中国語単語の勉強に回してやれば、簡単に30分以上の勉強時間を確保できます。
その他の時間は今まで通りTwitterやYouTubeで遊べばいいです。
すべてを勉強に置き換えるとストレスになっちゃうので、無理せず徐々に慣らしていきます。
30代中堅サラリーマンが中国語単語を勉強するならこれが良い
30代の中堅サラリーマンが中国語単語を勉強するなら、通勤時間を活用するのがおすすめです。
例として、2パターンの人を想像して解説します。
電車通勤で、隙間時間がある人
車通勤で、帰り道に自由度がある人
電車通勤で隙間時間を使える人におすすめの勉強法
電車通勤の弱点は「通勤時間にがっつり勉強できない事」です。
勉強しようと思うと乗り換え、満員電車、とても勉強に適しているとは言えない環境ですよね。
なのでこれを逆に応用して、通勤時間中の15分のコマ切れ時間で勉強できるように工夫すると、勿体ない時間を活用して濃い時間に変えられます。
もしスマホで勉強できるなら細切れの時間でも勉強しやすいですし、満員電車でも勉強に充てられますよね。
通勤時間にニュースやTwitterを見るノリで、通勤時間中の15分だけを勉強に充てます。
15分あれば20個弱単語を覚えられるので、その積み重ねで「気づいたらいつの間にかたくさん単語を覚えてた」という結果を作れます。
オススメアプリはクイズレットまたはHSK公式単語アプリです。
クイズレットなら無料で勉強が始められます。
HSK公式単語アプリなら勉強の際に標準の発音が聞けます。
▼それぞれのリンクはこちら
クイズレット(無料で始められます)
HSK公式単語アプリ(各級ごと、有料です)
私のオススメはクイズレットです。
自分で単語セットを作れるので、「苦手単語リスト」とか「HSK以外の単語」とか、自分で追加して将来的にも長く使えます。
▼クイズレットは単語帳のセットが必要です。こちらの動画で解説しています。(この方法なら無料で勉強できてお得です)
▼単語帳のセットをスキップしたい場合は、こちらでセットを販売しているのでどうぞ。
車通勤で帰り道に自由度がある人におすすめの勉強法
車通勤の利点は何といっても、帰り道に自由度がある事です。
帰宅の道中にスタバに入って、30分~1時間勉強して帰るという時間の使い方ができます。
無料で済ませたいならフードコートや図書館など、机と椅子があるところを探せばOKです。
「30分だけ」「1時間だけ」と時間を決めてがっつり集中して勉強すれば、かなり高速で単語が覚えられます。
私はマックでコーヒーを飲みながら勉強していました。
夜のマックは静かで集中しやすいですよ。心配なら耳栓を持っていけば完璧!
机と椅子があるところで勉強する利点はパソコンを使えることです。
単語勉強と言えば書いて覚える、例文も含めて丸ごと覚えるのが定石でしたが、私たちは時間が無いので、面倒くさいことはすっ飛ばして効率重視で行きましょう。
オススメはエクセルを使ってテストしながら間違えた単語だけを繰り返し勉強する方法です。
▼エクセルを使った勉強法はこちらの動画で解説しています。(この方法なら無料で勉強できてお得です)
単語表を作って一気に覚えて、エクセルに打ち込みつつテストすると、効率が良いです。
▼ステップはこんな感じ
- 単語表を作って漢字と意味を覚える
- 単語表で漢字の読み方(ピンイン)を覚える
- エクセルでテストする
テストで思い出すときに脳に負荷がかかって、記憶に定着しやすくなります。
テスト形式はマジでお勧めします。
▼単語リストを作る過程をスキップしたい場合は、単語勉強用エクセルアプリを販売しています。
▼動画で紹介してみました。表でテストするよりもゲームっぽくて面白いです。間違えた単語だけ抜き出す機能も付いています。
▼体験版もあるので、動作確認後に購入を検討してください(商品の都合上、返金対応ができません)
効率よく中国語単語を勉強するには、繰り返しが肝
単語の勉強は、「繰り返し思い出す」事が大切です。
パーッと見ただけだと意外と覚えられなくて、「あれ、これなんだっけ」と頑張っているときに脳に記憶されていきます。参考:鶴の恩返し勉強法(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000247.000012754.html)
なので、覚えるのはそこそこに、テストを繰り返して10点→30点→50点みたいな感じで徐々に点数を上げていくのがオススメ。
こうすると楽しみながら勉強できるので、単語の勉強の苦痛が減ります。
注意事項:最初は時間がかかる
注意事項です。中国語単語の勉強は、最初の一周は時間がかかります。
なので最初の一周に完璧に覚えようとしないで、「その一週間の課題にしている単語と、素早くはじめましての挨拶をする」イメージで勉強するのが良いです。
▼私も実践中にTwitterで紹介しています。
今週HSK単語は500個覚えるのが目標ですが、300個まで覚えました。
明日いくつか覚えているかは疑問ですが、とりあえず「初めまして」を済ませる事が大事なので、一気にバーッと見ておくって大事だと思います。
大体1時間で100個のペースですね。
ちょっと飽きたので他の事やります#中国語勉強 pic.twitter.com/YKxv0v2R7U
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) June 26, 2020
繰り返せば知っている単語が増えてきて早くなる
安心してほしいことが一つ。
単語の勉強は、最初の一周は時間がかかるけど、三週目くらいからは早くなります。
知っている単語も増えてきて、秒速で答えが分かるようになってきます。
「秒速で解答して、正解できた」というのを2回くらい繰り返したら、その単語はもう復習しなくても良いです。また1か月後くらいにまとめて復習しましょう。
中国語単語勉強は3ステップある
「中国語単語を勉強しよう」と思ったら、一気に完璧を目指すより、一回ずつテーマを決めてクリアしながら三ステップで完璧を目指していくのが良いです。
- 見て意味が分かる
- ピンインが分かる
- 聞いて意味が分かる
詳しくは別の記事で紹介しているので、気になったら参考にしてください。
三ステップに分けて勉強するのがオススメなのは、そうすることで自動的に三周以上復習できるように仕組化できるからです。
あとは適度に脳に刺激を与えられるので、飽きずに確実に単語を覚えられる効果もあります。
私は中国語コーチング実践中の2か月間に5000語くらいの単語に触れたので、かなり優秀な生徒だったと思います。
実際に覚えているのは6割くらいだと思うので、3000語くらいかなと思います。
2か月に3000個なら、スピードとしては十分ですよね。