中国語コーチング5週間目の実践記【弱点発見と対策。実践が大事です】
こんにちは、TOMOです。
今回は「中国語コーチング5週間目の感想」というテーマでお話します。
読み飛ばしがある場合はもくじページを作ったのでどうぞ。
本記事では、
- 中国語コーチング5週間目の感想
- 中国語コーチング5週間目に使用する教材
- 中国語コーチング5週間目の勉強方法
- 中国語の勉強を頑張ってるつもりなんだけど、中々話せるようにならない
- HSKに合格したいので、作戦を立てたい
- 勉強の効率を上げるための方法を知りたい
- コーチング気になる!
こんな人に、オススメのテーマです。
一通り勉強したけど中国語は聞えないし話せない。またイチから基礎を固めたほうが良いのかな?
いえ、基礎は基礎です。いくら基礎を固めて100点になっても、その上に載っている分の方が圧倒的に多いので、この先の勉強の中で適宜埋めていく方が圧倒的に効率が良いです。
中国語コーチング5週間目のテーマは「弱点を探す」事です。
ここまでの4週間に及ぶ中国語のコーチングセッションや自習の中でも、ある程度は弱点が顕在化できています。しかしそれだけでは不十分で、「潜在的な弱点の発見」や「弱点のカテゴリ分け」ができると、一瞬で大きく成長することができます。
問題解決で言う、「ボトルネックを探す」ですよね。
文法がネックなのに一生懸命発音や単語を勉強しても話せるようにならないのは想像がしやすいと思います。他にも、「文法の中でも特に方向補語が苦手」くらいまで弱点のカテゴリ分けができれば、話せる幅は一気に広がりますよね。
今回はそれを探すために思い切り実践と修正を繰り返しました。
中国語コーチング5週間目のセッションの感想
中国語コーチング5週間目のセッションでは、注意されることもほとんどなく「まさに淡々と」宿題を貰いました。
▼宿題はこんな感じです。
過去4週間の中国語コーチングの進捗がよく勉強の成果は確実に出ていて、「このまま進めばゴールまで到達できる」という事なんだと思います。少し順調だったので、もしかしたらコーチング期間中にHSK6級に触る事ができるかもしれないと言われました。6週間目に入ったら6級の単語を暗記し始めます。
セッション中に貰ったアドバイスは以下の5つ
- 単語の勉強時間はMAX30分まで
- 音節表の練習は2か月継続
- 文章のリズム感で、声調を覚える
- 几个と多少の違いは分かってるよね?
- 今自分が話しているスピードの3倍速で話せると、リスニングが楽になる
割と有益な情報なので深堀りします。
単語の勉強時間はMAX30分まで
単語の勉強は「単調作業」です。
覚えるのに脳のエネルギーを使いますが、長い時間勉強していると飽きるんですよね。「時間掛けてるんだけどなぜか覚えられない」と思ったときは、多分単語勉強のし過ぎです。
覚える単語は1日50~100個くらいにしておいて、代わりに毎日繰り返し復習する勉強がおススメと言われました。
暗記するものに関しては「飽きない事」が最も大事です。
音節表の練習は2か月継続
音節表の勉強は毎日の継続が必要です。
そろそろ飽きてくる頃合いですが、口の動きを確実なものにするために、少なくとも2か月は本気で取り組みましょうと言われました。毎日たった15分で良いから、ウォーミングアップのつもりで継続します。
文章のリズム感で、声調を覚える
音節表を練習したり、声調を練習したり、単語を覚えるときに声調や発音も丸ごと一気に覚えたりしても、なぜか文章になると上手に発音できない悩みってありませんか?
解決法は、「文章丸ごとのリズム感で声調を覚える」です。
口の形に関しては、文章でも単語でも結構いい感じに発音できますが、声調は文になると途端に難しくなります。
その対策として、「文章のリズム感を使って丸ごと声調を覚えちゃう」というのがおススメです。
▼発音練習をする時は、「今の自分の3倍速の速さ」で練習をすると、口の動きも良くなるし、おまけに「リスニング耳」も鍛えられます。
使う教材は、もしHSKを勉強しているならHSKのリスニングの問題でOKです。違う教材を勉強しているならそこについている音声を使えばOK。単語ではなく文章で覚えちゃうのが、実用性のある覚え方です。
几个と多少の違いは分かってるよね?
文法の中で、ちょくちょく引っかかるのが、”几个”と”多少”の違いです。
答えを言うと、
几个:10以下くらいの事を尋ねるときにつかう。
「何時間寝たの?」「何日で届きますか?」を聞くときですね。
多少:10以上の物を尋ねるときに使う。
「どれくらいの日数勉強したの?」「いくらですか?」を聞くときですね。
一度覚えちゃえば理屈は簡単なので、後は実際に使えるかどうか。知ってるだけじゃ意味がないのでぜひ使えるようにしておきましょう。
今自分が話しているスピードの3倍速で話せると、リスニングが楽になる
中国語中級者の話すスピードを1倍速としましょう。HSK3~4級のリスニング問題くらいのスピード感ですね。
この3倍速で話せるようになると、実際の会話の時や上の級の試験の時にリスニングが楽になります。
「あれ、この単語なんだっけ」
ひとつの単語が引っかかって問題丸ごと聞き取れない経験ってありますよね?私もしょっちゅうです。そんな時に、試験よりも耳の処理能力のほうが早ければ挽回ができます。
「この単語は知らないから飛ばす」と意識したうえで続きの話を聞くことができます。
▼「練習方法は、基本例文を早口で迷わずに言えるようにする事」です。
自分の口を3倍速で動かすと、最初はかなり筋肉痛になります。繰り返せばHSKの問題もゆっくり聞こえてくるし、会話の時の聞き力もアップします。
それを踏まえた上で、5週間目の宿題に取り掛かります。
中国語コーチング5週間目に使用した教材
7つの述語文は、今週で完全に終わりです。あとはメルカリで売るか、記念にとっておくかという感じです。
本も大分ふっくらしたので、満足です。
ストップウォッチ動かし忘れた😭
大体1時間くらいだと思うけど…。大人になってから、本をこれくらいふっくらするまで使ったことある人って少ないですよね。
僕は全くありませんでした。
なのでかなり新鮮な感覚です🤭この教材は長くても来週位までのお付き合いになると思います。#中国語勉強 pic.twitter.com/17idbDzF52
— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) June 17, 2020
中国語のコーチング5週間目の発音の宿題
中国語のコーチング5週間目の発音の宿題では、音読課題がたくさんありました。
- HSKのリスニング問題のスクリプトの音読
- 自分の作った作文の音読
- 7つの述語文の音読
- 弱点克服用例文の音読
- その他
これくらいありました。短い文を音読することで、発音のリズムを覚えつつ、会話のキーワードを探したり正しい文法を口で覚えたりっていうのを目指しました。
中国語のコーチング5週間目は本当に、音読の課題ばかりで大変でした。
ゴールがよくわからない割に毎日2~3時間くらい費やしたので、「本当に成長しているのか?」疑心暗鬼になります。
私の場合は発音が超苦手で、anとang、angとeng、jとzh、xとshなどの言い分けが特に苦手です。そこを重点的に突っ込むことで、得意とは言わないまでも改善できることを目標としています。
他にも、「詰まる部分」には特徴が出ていて、私の場合は「慣用句表現」が非常に苦手です。ここにいつも詰まります。他にも四字熟語とかも引っかかります。
大量の練習をこなすことで、弱点を明確にできた事が、今週の成果物です。
中国語のコーチング5週間目の単語の課題
単語については既にHSK5級レベルまで達成しているので、後は苦手な単語だけもう一度サラッと流しました。
振り返ってみると「zh,ch」当たりの音が苦手で、「聞けない=言えない」を強く実感します。身体で覚えて、何とかクリアにしていきたいですね。
もう一つの課題が、「仕事の専門用語」と「動物の名前」です。
生活に直結する単語を覚えるので一気に「それっぽく」話せるようになります。
むかーし作った専門用語表を覚えたり、動物やらブランド名を覚えたり。
1時間かけたけど、掛け過ぎたなあ。
でもとりあえず「初めまして」はできたので、次からは「考える」とか「覚える」よりも「思い出す」事を重視して単語勉強ができます。さて、次いこう次。#中国語勉強 pic.twitter.com/Le4r1xDEEo
— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) June 21, 2020
単語に関しては量よりも質を求める段階に来ました。
知らない単語は、知っている単語で上手に言いまわして伝えるのが今後の目標です。
中国語コーチング5週間目のリスニングの課題
私のコーチングを通した最終目標は、「会話できる事」です。つまり、「言える、聞ける」を同時に達成した状態。
最近は宿題の中でリスニングの課題が出るようになりましたが、ここでも弱点が判明しました。「単語は言えるし、読めるし、書けるんだけど…絶望的に聞き分けられない」という弱点です。明らかにリスニング力が欠けていて、その理由は「各音の口の形がまだ決まってないから」なんですよね。
したがって追加課題で、早口言葉の宿題が出ました。
苦手な音をまとめて言い分けの練習です。
- fとhの言い分け
- anとangの言い分け
- zhとjの言い分け
こんなのがたくさん、全部で25文あります。
朝イチは苦手な発音の聞き取り練習から。
やったのはピンインのディクテーションです。
中国語勉強してるのにアルファベットが並ぶと、別の外国語みたいですね🤭
へいきでanとangを間違えたりするので、まだまだ訓練が必要です。#中国語勉強 pic.twitter.com/aTwjhKcExl
— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) June 22, 2020
先生が読んでくれた音声を聞きながら、
- 一緒に音読しつつ、ピンインをディクテーション
- シャドウィングしつつ、ピンインをディクテーション
- 鏡を見ながら、音読
こんなあたりをゴールにして弱点を練習していきます。やってみたら超難しくて、90分近くかかりました。なので今週はレベルを一つ落として、音読して口の動きが滑らかになるところまでを練習です。
中国語コーチング5週間目では、HSKの問題の2回目に挑戦
中国語コーチング4週間目に、HSKの問題を2回分解きました。
その結果をもとに、「リスニングを鍛える特訓法」を授けてもらったんですが…効果てきめんで、全く同じ問題を2回目解いてみると不思議なことにリスニングだけ改善しました。
HSK5級の問題を解きました。
2回目の同じ問題なので正答率は格段に上がってます。ここで見るべきは、「2回やっても出来ない問題」
「聞こえても分からないのはリスニング力以前の問題」とか、そういうのが見えてきます。#中国語勉強 pic.twitter.com/FIGcpzoabn
— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) June 21, 2020
他のパートは点数が落ちたりしている中で、リスニングだけは圧倒的に改善。とはいえ同じ問題だから解けた感も否めないので、勉強の仕方としては継続しますが、自分の実力としては受け止めないようにしておきます。
とはいえ大切なのは点数ではなく、「自分の知らない文法がそのままにされている事」が重大で、これらを確実に潰していくことを日常のタスクとします。
知っちゃえば何てことないので、自然と点数が上がっていきます。HSK第一部分だけ練習していても、第二部分もおまけで少し点数が上がります。
中国語コーチング5週間目に気づいたこと「勉強は3時間」の意味
中国語コーチング5週間目になると、課題が多いので時間を費やしたくなるんですが…時間を増やしても進捗が全く出ません。
でもそれには理由がある事が判明。
毎回のコーチングセッションの中で先生から、「1日の勉強時間は3時間までにしよう」と何度も言われ続けてきましたが、無視して5時間とかやってたんですよね。今までは「簡単な課題をひたすらこなす」事ができればOKで、「こなした宿題の量」が目に見えていたのでモチベーション管理もしやすかったです。
しかし5週間目の宿題では音読課題が多く、「やった分量が視覚化できない」のが辛くて、燃えるようなやる気が出ませんでした。
例えば中国語コーチング5週間目は土日に18時間くらい「勉強しても良い時間」があったんですが、実際に勉強できたのは9時間でした。
どうしても間が空くんです、休憩しちゃうんです。
コーチング実践者として、毎日大体1日4〜5時間くらい勉強をしてるんですが…
「なぜ、3時間って言われてるんだろう?」の答えがわかりました🙋♂️
答えは「3時間くらいなら休憩無しで突っ走れるから」ですね🏃♂️
6時間勉強したければ、休憩込みで空き時間は10時間くらい必要です。
その4時間が、勿体ない— TOMO🇨🇳中国語にコミット中 (@try_to921mo) June 21, 2020
(勉強した時間/勉強できる時間)の答えが1に近い方が効率の良い勉強と判断できますが、上の例のように3時間以上勉強しようとすると極端に効率が下がります。
休憩せずに突っ走る事ができれば集中力高く、効率よく勉強できます。これ以上時間を掛けても成長曲線の変化の割合が小さくなるので、時間があるなら思い切って散歩に行った方がマシですね。
そんな話を、中国語コーチング6週間目のセッションの時に話しました。思ったことと、先生が伝えたかったことが一致していたので満足です。
中国語コーチングの様子、心境はTwitterの「#中国語勉強」でリアルタイムに発信していました。良かったらのぞいてみてください。
それでは楽しい中国語コミットを!