●100年後も生き残る会社を作るために意識しておくと良い事
こんにちは、TOMOです。
不景気について考えたり勉強したりしていたら、
最強なのは長寿企業なんじゃないか?という結論に行きつきました。
定期的に訪れる不景気から、毎回確実に生還してくると
「別に不景気なんて怖くないよ」となるんでしょうかね。
ダーウィンの進化論によると
最強なのは常に変化に適応する事なので、
そのためにどういう工夫があるのか?というのを調べてみました。
100年後も生き残る会社を作るためには
IT革命も経験し、AI革命も起こりつつある現代は
時代の変化が非常に早いです。
という未来の予想を立てるのが困難になります。
個人レベルにおいても、
目標をしっかり立て、「その先の目的は何なのか?」を明確にしないと
成果が中々出てこないですよね。
会社も同じことが当てはまります。
10年先の未来が見えないので、最近の会社はもう諦めて、
3年とか5年とかの短期の目標だけを立てることになりました。
行く道がぶれます。
目的無く企業活動をしていたら、
社員の向く方向がバラけます。
自分たちのミッションを達成するためには、
達成するまで挑戦し続けるのがセオリーなんですが、
その挑戦するべきものが決まらず動いていれば、近い将来消えてなくなります。
100年続く長寿企業の特徴
最近の会社は10年先の未来さえ見えないというお話をしましたが、
長寿企業はしっかり先を見据えて経営をしているのが特徴です。
ダイヤモンドオンラインの記事を見てみると
持続的な成長をしている会社は
- 今と将来を見れる
- 常に変化できるように市場と繋がっている
- 現場と経営陣が手を握っている
という特徴があるといいます。
目標が無いと頑張れないのは事実なので、
現状と目標のギャップを常にとらえ続けられる企業が強いのは当たり前のことかもしれません。
変化できるように市場と繋がっていた良い例は、
昔の豊田自動織機でしょうか。
時代は自動車だ!となり、豊田喜一郎がトヨタ自動車を作ります。
自動車を作るには優れた工作機械が必要だ!となり
次はジェイテクトができます。
こうやって、必要なものをどんどん取り入れていったのが
今のトヨタグループの繁栄につながっています。
トヨタ自動車は変化に強いので
次はライドシェアにも積極的に取り組んだり
宇宙産業に投資したり、
自動運転バスを開発したりしていますね。
こういう変化の強さが生き残る企業の秘訣です。
100年後も生きている長寿企業が大切にしている事
2008年の帝国データバンクの調査結果をみてみましょう。
正確には100年前から今も生きている長寿企業の特徴ですが、
自分たちの強みベスト3は
- 信用
- 伝統
- 知名度
です。
また、100年続く長寿企業が大切にしているのは
- 信頼の維持・向上
- 進取の気性
- 品質の向上
でした。
長寿企業は保守的なところが多いのかな?と思ったんですが、
むしろどんどん新しいことに挑戦するようにしているようです。
進取の気性 従来の習わしにとらわれることなく、積極的に新しい物事へ取り組んでいこうという気質や性格を指す言い回し。 この場合の「気象」は「気性」と同じく、性格や気立てのこと。
(Weblio辞書)
素晴らしい結果が出ても、常に前だけを向いて、常に変わり続ける姿勢が大切なんでしょう。
日本は世界最高の長寿企業社会
世界中の長寿企業の半分以上、日本が占めているそうです。(参考:SankeiBiz)
一位の日本は100年以上続く長寿企業の数が15,000社以上。
二位はドイツで1,000社以下。
圧倒的な大差です。
また、200年以上続く企業に関しては
世界中で5,586社ある中の56%が日本に集中していると書いてありました。
圧倒的に長寿が多い日本企業。
何がそんなに優れているのでしょうか?
それは、日本の会社の精神が大きいのではないかな?と、私は考えています。
「社員は家族だ。この不況だからこそリストラせずに皆で乗り切るんだ」に代表されるような
従業員を大切に思う気持ちが根付いています。
親からの愛を感じて子がスクスクと育っていくように
経営者や上司の愛を感じて従業員が成長していく。
近年は従業員をコマのように扱う会社が増えました。
でもそういう会社は、人材が流出する時代です。
別にその会社にいなくても皆生きていけるんです。
わざわざ会社で一日の大半を過ごすことを選んでくれた従業員を
幸せな気持ちにしてあげるのが上司であり、経営者の仕事です。
これから来る不況に備えて、
今から不況に強い組織を作りましょう。
そのためには、「長寿企業に学べ」です。
<以下、オススメ記事です>