美しいホタルの景色を子、孫の世代まで残そう。絶対に守るべきルール
こんにちは、TOMOです。
先日はホタル観賞ツアーに参加してきました。
夏の風物詩らしいですね。今まで見たことなかったんですが、めちゃくちゃ綺麗でした。
画像はイメージですが、でも実際に、めちゃくちゃたくさんのホタルが光っていました。
行ってきたホタル観賞ツアーはこちら。
動画みたいにパチパチ光っていなかったような気もするけど、淡い光が30分くらい続きました。ツアーガイドのあきらさん、ありがとうございました。
今回のツアーでたくさんの事を教えてもらえました。
それを覚えている限り書いて行きたいと思います。
ホタル観賞時の約束事
「ホタル観賞をする方は、絶対にこれだけは協力してほしい」という、ツアーの方からの要望がありました。
ダイジェストでどうぞ。
- スマホの明かりが漏れないように、内向きにポケットに入れるor電源を切る
- スマホでのホタル撮影は行わない
- デジカメはフラッシュを切る
- 大きい声を出し過ぎるのもNGだが、ヒソヒソ声もNG
- 車のヘッドライトは一番暗くする(消しはしない)
- 草むらの中に入らないように気をつける
- 懐中電灯で照らさない
とのこと。
ホタルは光に弱く、我々の発する強い光によってホタル同士の出会いに支障が出てしまい、長く続くうちに種が減っていってしまうそうです。
例えるならば、
ホタルは毎晩一生懸命に結婚相手を探しています。今日もどこかでホタルの結婚式が行われています。だけどそれは日没後のたった30分くらいの間しかチャンスがありません。
そして、
成虫のホタルの寿命は3.3日と言われています。(種類によりますが)
この間に結婚をして、子供を産まなくてはいけません。できる事なら、私たちが見れるこの素敵なホタルの景色を、子供や孫の世代まで続けてあげたい。
だからこのルールを守ってほしい。と言われました。
電気をつけないだけです。簡単でしょ?
あと不思議なのが、大声は当然NGとしても、ヒソヒソ話もNGなんだそうです。
蛍は”sh”の音が苦手で、「しー、静かに!」の「しー」が一番恐怖なんだそうです。理由は知りません。だから、少々小声で普通に会話してあげたほうが優しいです。
草むらに入ってはいけないのは、夏の草原には想像しない生き物がたくさんいます。足の血を吸われてしまったり、変な虫に食われて足が腫れたり、そういう危険から自らを守るためにもできる限り開けた道を歩くことが大事です。
ホタル観賞時の服装について
ホタル観賞は、昼間の虫捕りと比べて少しだけ危険が多いです。
昼間の虫捕りであれば、何か虫がいれば見えるのでその場で払うことができますが、夜の森の中ではそう簡単にはいきません。
服装ダイジェストです。
- 長袖のシャツ、Tシャツ、羽織り物など
- 長ズボン
- 肌が見えてしまうならスリーブ
- 長靴
- 虫よけスプレー
服装のマストは「長袖+長ズボン」です。
私は長袖短パンで行ったんですが、軽く白い目で見られました。安全なツアーだったので問題なかったけど、ただのラッキーですね。普通のツアーなら出禁になってたかもです。
長袖や長ズボンがどうしても無理な場合、例えば仕事帰りにそのまま出かけるような場合であれば、スリーブなどを身に付ける方が安全です。
もし、森の中や水辺に入るのであればプラスで長靴もオススメ。
虫除けスプレーを噴いておくとより一層、安心できます。
綺麗なホタルの光を子供、孫の世代まで見せてあげるために
ホタルの住処を守るために、今たくさんの団体が働きかけをしています。
山道の入り口で車を停めるようにして、そこからみんなで歩いて行けるように駐車場を整備したり、一定の時刻の間は街灯をすべて消すというルールを設けたり。
今はまだ、日本の各地でギリギリ見れる場所があります。
この美しい景色を見せてあげるためにも、早く合理的なルールが整備されると良いですね。
岐阜県郡上市和良町のHPで、簡単な注意喚起がされています。
・車のヘッドライト・ハザードランプで蛍を照らす。・懐中電灯の光で蛍を照らす。
・カメラのフラッシュ。・ホタルを採取しない・ホタルを傷つけない
・生息地を踏み荒らさない
・ゴミや煙草の吸殻を捨てない
・大きな音をたてたり、大きな声で騒ぐ事はしないでください。(これらは、蛍だけでなく、近隣の方々にも大変迷惑になります。)・路上駐車や、その他違法な駐車などは絶対にしない(見やすさのために一部文体を整えています。)
最後にホタルのお話
ホタルは、種類によって光り方、光る時間、時刻が異なります。
点滅の周期が短いホタル、長いホタルがいます。色も白や緑、黄色など様々あります。示し合わせたように、「この時間からこの時間はこの光り方のホタルが多い」っていうのが決まっています。
点滅していたホタルがもし、光の筋みたいなものを作っているときは、恐らく結婚相手が見つかった時です。
ホタルの中にも、お見合い(合コン)タイプとナンパタイプのような性格があるそうです。これはホタルの種類によって違うみたい。
どちらもできて、しかも寿命が長い人間って、本当に素敵な環境に生まれてきたなと感じさせられます。
不思議なことに、人間が作った道にホタルが集まってくることが多いそうです。
これは、道路がある事で見通しが良くなり、「あっちからこっち」まで移動がしやすく、繁殖に有利だからと考えられています。実際、そういう道にはフクロウとかも過ごしやすそうに生活しているそうです。
実はホタル、幼虫も光るんです。
もし、幼虫を手に取ったとして、その幼虫が光ってたらどう思いますか?キモいですよね。それを利用して、子供のころは敵避けのために光ります。
大人になって、「これは会話に使えるぞ」と気づいてから、光で求愛をするようになります。面白いですね。
ホタルのメスは飛べない種類もあります。たくさんの子供を産むために、「飛ぶ」というエネルギーを使わず、全て卵のために身体を残しています。
結婚相手が見つかって、子供を産んだら自分の身体の3倍ほどの深さの穴を掘り、その中にたくさんの卵を産みます。
なので、ホタルが光りだすと空中から地面まで色んなところが光ります。超素敵ですよ。
最後にホタルの鑑賞マナーについて、Yahoo!知恵袋で議論されているので、そっと、マナーを守っていただければ幸いです。