有機野菜の宗教っぽさを消す方法を、営業目線で頑張って考えてみた
有機野菜は宗教なのか?という記事です。
有機野菜に限らず、身の回りには沢山の宗教っぽいもので溢れています。
- 自己啓発セミナー
- 起業家セミナー
- ビーガン思考
- オンラインサロン
- ○○の国は素晴らしい
などなど、強い信仰を持った人たちがたくさんいるし、それぞれ、その信仰に基づいてポジション取りをしています。
○○は正しいから、あなたもこうするべき、こうすると幸せになれる、、、など。
結論から言うと、有機野菜は宗教ではないですが、強い信仰は近い要素を持っています。
では、本記事では有機野菜の宗教っぽさについての解説に加えて、「どうしたら宗教っぽくなく、素直に受け止めてもらえるか」についてもお話したいと思います。
- 有機野菜の宗教っぽさに対して「そうだよね」と楽しむ
- 有機野菜を宗教っぽくならないように伝える方法を知る
どちらの観点からも読めるような内容にしました。
有機野菜の宗教っぽさ①:絶対に正しいという熱い信仰
有機野菜の宗教っぽさの根源は、「絶対的な信仰」にあります。
確かに色々な分野で証明されているし、正しいのでしょう。
▼例えば、有機野菜の人体に与える効果についてはこんな情報があります。
しかし、色々探してみると、有機野菜に対しての反対意見もあります。
いったん引いた場所から俯瞰してみて、プラスの意見とマイナスの意見を受け止めたうえで正しさを再認識するのが効果的です。
▼実際に、有機野菜に対する反対意見にはこんな情報があります。
感覚的には誰もが有機野菜は身体に良さそうだということは分かっているので、有機野菜を信仰していない人が不安に思っている部分に対してそっとフォローを入れてあげると、自然に自分の意見を広めることができます。
→有機野菜の心配点を優しく潰してあげる
有機野菜の宗教っぽさ②:「あなたもこうしなさい」という押し付け
有機野菜の宗教っぽさと言われるゆえんは、受け手側は「押し付けられた」という気分になるところにあります。
学術的な効果、環境面に対するプラスの事、身体へのプラスの影響など、正しさを裏付けする根拠は探せばいくらでもあります。
したがって理詰めで論破しようと思ったらいくらでも手段はあります。
しかし人は理論だけでは動かないので、相手に正論をぶつけてもなかなか響きません。
そんな時におすすめなのが、「体調に困っている人にだけ話しかける」という方法です。
実際に困っている人は色んな情報を欲しがっているので、その人に対して適切なタイミングでお勧めしてあげると、素直に聞いてもらえます。
- 最近寝付けないんだよね
- 最近肌の調子が良くないんだよね
- 朝元気が出なくて困ってる
会話の中でこんなキーワードが出たらチャンス。
ここで初めて、有機野菜について触れることができます。
が、ここでさらに注意点。
いきなり「それなら有機野菜がオススメだよ」と言われても、やっぱり人は響きません。人の心をつかむには、ステップがあります。
▼人の心をつかむステップ
- 共感する
- 自分も乗り越えた話をする
- 方法を3つくらい紹介する
- 時間の制約、面倒くささなどのデメリットを紹介する
- もう一回共感する
- 有機野菜の効果について理論的に説明する
- 有機野菜のデメリットについて紹介する
- 有機野菜を使って得られた効果を説明する
- 「興味があればまた話を聞くね」と言っていったん引く
これはセールスの上でも最近流行っている方法で、人は「何を」ではなく「誰から」というのを大切にしています。
したがって、「相手との信頼関係を作ったうえで敢えて引く」という作戦が有効と言われています。
▼例えばTwitterでたくさん反応があるコンサルタントの人の話
もし自分が今の知識で0から何かやるなら…
1⃣まずブログかサイト数ページ作る
2⃣YoutubeとSNSやる。売り込まない
3⃣全てブログ/サイトに誘導。売り込まない
4⃣そこから更にメルマガかLINE@に誘導。売り込まない
5⃣ごくたまにアフィ/自分のネットショップ等へ誘導が基本だな。ファネルに落としてく。
— おおき/SEOコンサルタント (@ossan_mini) November 20, 2019
案件にもよりますが、アフィリエイトでは『押し売り』しないことが重要。
例えば、家に保険会社が来て「今がお得なので入って下さい」とメリットだけ説明されても響かないですよね。
ではなく、デメリットまで説明し、選択権は相手に委ねる。クロージングは大切だけど押し売りはNG🎅#ブログ書け
— ガオ|7桁ブロガー&GBCオーナー (@gaolifehack) March 28, 2021
売りたいなら、売り込まないっていうのが最新のセールスの流行りです。
人は押し売りをされると引いてしまうが、引かれると気になる性質を持っています。
また、物を買うかどうかについてもステップがおおよそ一般化されていてAISASの法則と言われています。
- Attention:認知
- Interest:興味を持つ
- Search:調べる、比較する
- Action:購入する
- Share:仲間内でシェアする
この流れを意識したうえで話しかけるのが良いとされています。
もちろん、ブログをはじめとしたデジタルマーケティングでも同じです。
→自分の信念を伝えたいなら、売り込まずに、「よかったらどうぞ」と添える
共感するところからセールスにつなげる方法について、共感マーケティング」のすすめという有名な本があります。
これはビジネス本ですが、自分の考えていることを的確に相手に理解してもらうのにも使えます。
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有機野菜の宗教っぽさ③:相手の反論を受け止めない
有機野菜のの宗教っぽさと言われる理由の最後の一つが、「相手の反論を受け止めない」というものです。
- 政治
- 宗教
- スポーツ
- 成功法則
などなど、「唯一の答えを定義することが難しいが、それぞれが正しい信念を持っている」ものに関しては、とにかく相手の反論を潰しがちです。
でもよく考えてみてほしい事があって、「有機野菜は○○だからダメだ」と言われたらあなたもイラっとしますよね。
同じことを他人にしたら、相手は一切話を聞いてくれないどころか、「あいつはヤバい人だ」と思われます。
有機野菜の宗教っぽさ①でも紹介していますが、自分の信じている正論とともに反論もきちんと分析して、さらに他の選択肢の正しさ、反論ポイントを理解したうえで切り返すと、言いたいことが伝わりやすくなるはずです。
→相手の意見を受け入れたうえで、的確にアドバイスをする