NordVPNの使い方を紹介。安全なネット接続をしよう【テレワーク対応】
こんばんは、TOMOです。
VPNサーバー、使っていますか?
え、使っていない!?それはまずいです。
もしあなたがVPNを使っていない場合
あなたが検索した情報(Google検索結果とか、見たページとか)
あなたが送信した情報(クレジットカード番号とか、住所とか)
あなたがネットでやり取りした情報を盗み見する事が可能な状態になっています。
自宅や会社なら比較的安全ですが、喫茶店やホテル、空港のWi-Fi、さらに今流行りのコワーキングスペースでは、一切安全策を取っていないので、悪い人たちは人の集まる場所に、罠を仕掛けています。
- ある日突然家に商品が届いた
- 知らないクレジットカード決済情報がある
- 最近誰かに後をつけられている気がする…。
もしかしたら、インターネット通信が漏れている事が原因かもしれません。
と、知人から脅されたので、ちょうど海外に行く事もあり、NordVPNというVPNサーバーと契約しました。
VPNを使用すると、ネット規制の厳しい中国でもLINEやGoogleやTwitterが使えるようになりますが、それってつまり、「誰も監視することができない、秘密のネットワークを作れる」という事なんですよね。
VPNはプライバシー保護のために非常に有効な対策の一つです。
私はコストが一番安いNordVPNを選びました。したがって今回は、NordVPNを使った通信の設定方法についてご紹介します。
ちなみにですが、
3年プランで契約すると、月3.5ドル=400円くらいで利用できます。かなり安いです。今後日本に帰っても、カフェや空港やコワーキングスペース等、公衆のWi-Fiに接続する機会が増えるので、もっと長期プランがあれば良いのになーと思っています。
NordVPNの使い方を公開。【心配な人はこれ見て設定すればOK】
▼NordVPNの導入方法の記事はこちら
NordVPNの契約が済んでいる前提で解説をします。
まだの方はこちらからどうぞ。▶NordVPNを見てみる
先にPC版のNordVPNの設定について紹介します。スマホ版は別の項で紹介していますので、こちらからジャンプしてください。
まず最初に、NordVPNを起動した直後の画面。
右上の歯車マークを押して、設定を開きます。
設定の一番最初の画面。
“General”(一般)の部分は、こんな感じにします。簡単ですよね、全部ONです。
下で解説します。
各設定項目の説明
NordVPNの各設定項目の内容について説明します。
Software Update
ソフトウェアは最新の状態を保ってください。
セキュリティ関係のソフトは、脆弱性が出るとすぐ更新しますが、
更新していないと、守り切れなくなります。
CyberSec
広告を非表示にしたり、マルウェア、フィッシング、その他脅威から守ってくれます。
他のセキュリティブラウザと機能が被りますが、設定しておいて損はないです。
Windows10はセキュリティソフト無しでも安全と言われているので
もし、セキュリティソフトを入れていないならONにします。
Start NordVPN on startup
Windowsを起動したら、一番最初にNordVPNに接続します。
こうする事でVPNを起動し忘れて、情報ダダ漏れになる事を防ぎます。
Internet Kill Switch
非常に大事な機能です。
VPN接続はたまに不安定になります。
一瞬VPN接続が切れた時に、
そのままインターネットにつないで通信をしていたら
情報が漏れる恐れがあります。
その対策として、この機能があります。VPN接続しているときにのみ、インターネットが使用できます。
機能を有効にしようとすると、こういう警告が出ます。
インターネットキルスイッチを有効にすると、
VPNが手動、または自動で切れた時に、同時にインターネット接続が終わります。もし、インターネットのアクセスを継続したいなら、この機能は無効にしてください。
本当にONにしますか?
ONにしておかないと、何のためのVPNかわからなくなります。というわけでONにしておいてください。
「あれ、ネットがつながらないな」と思ったら、この設定を思い出してください。機能をOFFにするか、VPN接続すると解決できます。
Invisibility on LAN
LANから見えなくする設定です。
会社内のネットワークにつないでいる時コピー機や他のPCなんかがネットワークでつながっているのが見えますが、そこから非表示にします。
もし共有機能などで不具合が出たら、この機能をOFFにします。
App kill Switch
VPN接続が予期せぬ何かで落ちた時に、アプリケーションごと終了させる設定です。
これは、同時に落としたいアプリケーションを選びます。私はLINEを選択しておきました。他にもブラウザなんかも落としておいた方が良いかもしれないですね。
セキュリティソフトなどは落とすとウィルス侵入の危険があるので、絶対に有効にしないでください。
Notifications
VPN接続ができたら右下で教えてくれる機能です。
「ああ、繋がったんだな」という感じで分かるので、正直ONでもOFFでも良いけど、ONにしておきます。
Start minimized
自動接続を有効している時に凄く便利で、PCの起動時にわざわざNordVPNが立ち上がらず、バックグラウンドで適当にやっておいてくれます。わずらわしさが無くて便利。
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NordVPNのおススメしない使い方:DoubleVPNは速度が遅いので注意(一応設定方法を解説します)
NordVPNの売りが、DoubleVPNなんですが、いかんせん、通信速度が遅すぎて使い物になりません。
そして、何故かWindows版だと、設定項目が見つかりません。
とはいえ二重でVPNを噛ましておくと安全度合いが倍になるので、使用したい。
そういう時は、ブラウザ版NordVPNを導入しましょう。
Google Chromeの拡張機能を導入します。
この画面になると思うので、右上の「Chromeに追加」を押します。
警告が出ます。
「拡張機能を追加」を押します。
追加が終わると、Chromeブラウザの右上、自分のGoogleアカウントのマークの左隣。
URLを入力するウィンドウの右隣のあたりにこんなマークが出ます。
これを押してみると
ログイン画面になるので、NordVPNのアカウントでログインします。
ログインが終わったら、さっそく「Quick Connect」ボタンを押します。
近所のサーバーに自動的に接続されます。
右上の歯車ボタンを押すと、設定画面になります。両方ともONにしておきます。
WebRTCは、ウェブ会議ができるシステムのことかな?
どうやらこの機能がIPアドレスを漏らしてしまう可能性があるらしいので、ブロックする設定にしておきます。
もし本当にウェブ会議が必要な場合は、他のブラウザやらで変な通信をしていないかをチェックしてこの機能をOFFにすれば使用できるようになります。
CyberSecは、アプリケーション版のやつと同じで、マルウェアなどから守ってくれます。
これでパソコンのDoubleVPN化が完了しました。
スマホ版NordVPNの使い方
PC版は強固な設定が完了しました。次にスマホ版の設定方法について紹介します。
NordVPNの契約が済んでいる前提で解説をします。
まだの方はこちらにリンクを貼っておきますので、よかったらどうぞ。▶NordVPNを見てみる
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最近のインターネットアクセスは、主にスマホで使うのがメインになるのかなと思います。
となると、当然スマホ版も設定しないといけませんね。
スマホ版のNordVPNの設定方法をご説明します。
NordVPNのアプリを開いた一番最初の画面の左上に歯車のマークがあります。これが設定ボタン。
設定はこんな感じでOKです。
パソコン版よりも設定内容が簡易的になっています。日本語の説明があるので、わかりやすいですね。
スマホ版でももちろん、自動接続は有効にした方が良いです。
ただし、VPNを噛ませていると繋がらないサイトもあるので、その時は適宜外してください。
もうちょっと下までスクロールしたら、こんな感じ。改良の協力ですが、各人の好みで良いと思います。
ただし、協力したほうが当然今後も使いやすいようにサーバーを増強してくれることが期待できるので、気にならない人は協力するのが良いでしょう。
ついでに自動接続先。歯車マークを押すと、この画面に移動します。
基本は最速サーバーでOK。
その他のNordVPNの使い方:付属の専門サーバーについても少し解説
NordVPNには、複数の専門サーバーが用意されています。
基本的には最速のVPNサーバーに接続すればOKなんですが、一部の国や、特殊な事情でVPNサーバーを使用する人は以下の専門サーバーも使用できます。
P2P用サーバー
P2P接続は、torrentファイルをやり取りするときに使うやつですが、
聞いた事ない人にとっては不要です。
DVD動画の不正コピーやゲームソフトの不正やり取りに使われたりするので
あまり好ましく思われていません。
とはいえ合法的なやりとりをする場合には、ファイル送信が非常に早くなります。
P2P接続をしている間、IPアドレスをさらしてしまう事になるんですが、
そのIPアドレスにマスクするための専門サーバーという感覚で良いと思います。
何にしても、一般人は使わないので使用しなくてOKです。
Obfuscatedサーバー
Obfuscatedサーバーは、特に難読化されたサーバーという意味のようです。
VPN規制を強くしている国がありますが、それでもサービスを続けるための救済措置みたいなもんかな。
いわば隠しサーバーです。
外国に行って、どうしても通じない時はこれを使います。
ただし、通信が結構遅いみたいなので覚悟は必要です。
Dedicated IP サーバー
Dedicated IPは、一人に対して一つのIPアドレスを紐づける方式です。
日本語では「専用の」という意味。
メリット:信用できるIPアドレスを持つことができる(ブラックリストに入っていない)
デメリット:追跡すれば個人が特定しやすいといわれている
NordVPNは基本は共有IPを使っており、そのおかげで秘匿性が強くなる特徴がありますが、
会社のセキュリティが強固なサーバーや、一部ブロックされたサイトにアクセスできないことがあります。
それを対策するためのやつですが、有料です。
どうしても使いたい時だけ、契約します。
Double VPNサーバー
Double VPNは、VPNサーバーを2つ通すシステムですが
通信速度が著しく落ちるのであまり使いたくない。。
一旦、別のサーバーに接続し、そこからまた別のサーバーに接続することで
二重に秘匿性を確保することができます。
Onion Over VPN
Onion Over VPNは、Torを使ってインターネットアクセスをします。
物凄く匿名性が高く、使用すると解読が難しくなるといわれていますが、
同時に通信が著しく遅くなるという欠点があります。
VPNを使ってTorにアクセスすると、通信サービスを提供している会社にはTorを使っている事すらわからないので
セキュリティがとても強固になるという仕組みです。
オススメのVPN専門サーバーの使い方
日本国内をはじめ、FacebookやGoogleなどが普通に使える国では、最速のサーバーを自動で選ぶ設定にすればOK
その他の国では、Onion Over VPNかObfuscatedサーバーがメイン。優先度はOnion Over VPNが上です。
P2PサーバーとDedicatedサーバーは、それが必要なタイミングで使用します。
VPNだけじゃない。同時に抑えておきたい安全なネット接続環境【プライベートモードを活用】
VPNを使用してIPアドレスが隠れたとしても、ブラウザに残るcookieは、あなたの追跡を可能にします。
それを回避するためには適宜シークレットモードやプライベートモードを活用する事が大切。
心配な場合は、海外に行ったら常にシークレットモードかプライベートでブラウジングする事をお勧めします。これできっと、あなたは安全にネットが使えます。
他にもVPNサーバーはいくつかあります。私はNordVPNを選びましたが、ほかの選択肢も紹介しておきます。
世界のいろいろな国のIPアドレスを使えます。地域限定のサービスも、VPNを使えば閲覧可能です。
※メルカリやニコニコ、ネットフリックスやabemaTVなども、国によって見れないようになっています。
それを回避できるのが、VPNサービスです。
アンチウィルスソフトの最高峰、アバストからもVPNが出ています。
もし私が中国で仕事をしていなければ、アバストのVPNを契約していました。
ウィルス対策ソフトでは今でもお世話になっているので、 信用しています。
私はリモートワーク用というより中国で働くためにNordVPNを契約しました。
設定の方法など相談に乗れることも多いので、迷ったら安いしNordVPNで良いと思います。
体験版もあると思うので、一度使ってみてください。
中国ではVPNがたびたび規制されるので、通信手段を複数持っておくのがおススメです。
- VPNを複数契約する
- 香港SIMを用意する
- 国内のSIMを楽天モバイル(RAKUTEN UN-LIMIT)に変えておく
このあたりの選択肢が、高額にならずに中国で快適にインターネットライフを送るコツです。
詳しくはこちらの記事で紹介していますので、ぜひ。