「行けば自然に話せるようになる」は嘘。中国語勉強は自分事が大事です
中国語を話したいけど話せない人に向けての記事です。
1年前の自分
全然中国語を話せないけど、現地に行って生活すればいつか覚えるでしょ。
私の経験から得たものを先に伝えておきます。
「現地で生活すればそのうち覚える」はかなり難しいですよ。
理由をいくつか挙げてみます
- 引きこもりでも十分生活できちゃう
- 気づいたら一週間言葉を発さずに生活してたとかもある
- レストランでも会話不要で注文できちゃう
- 日本語を話せる人が近くにいたら絶対日本語を話してしまう
- 自分から話しかけないと言葉のシャワーを浴びることができない
- 日本人向けのお店が、結構ある
この世の中、ITが発展し過ぎてしまい、言葉を発しなくても生活できるようになっちゃいました。
先日中国で1年半仕事をしている人と会ったらなんと、1ミリも中国語を話せませんでした。
いまだに”好喝”を「はおはー」なのか「はおふー」なのかの議論をしているし、そもそも「はお」すら発音できてなかったりというレベル。
仕事面で超優秀なので通訳がついていますが、本人は「彼らに甘えちゃって中国語の勉強する気になれなくて悔しい」って言ってました。
実際に現地で生活していても、主体的に勉強しなければまったく中国語は伸びません。
中国語を話せるようになるかは、自分事になっているか次第
中国語に限った話ではなく、成長するかしないかは「自分事になっているか」次第で決まります。
- 仕事の能力も
- 運動の能力も
- 語学の能力も
全部一緒です。
「誰かが教えてくれたら自然にできる」ことは無くて、「自分がやらなきゃ何も進まない」のが事実。
格好悪いし辛いですが、何かを習得するまでの過程は泥臭いものです。
たくさん失敗して、悔しい思いをして、作戦を考えて、もう一回トライ。
失敗するのって恥ずかしいし、怖いですよね。
中国語を話せない理由を考えてみると、「失敗して悔しい思いをする」経験が少ないことが多いです。
失敗しても何とかなる場合は覚えようという気も起きないし、次も同じように失敗します。
日本語の通訳がいて中々中国語力が伸びない人は、失敗したら日本語で言い換えて何とかなっちゃう環境にいるので、「自分事感」が不足している可能性が高いです。
現地で生活していても話せない人のパターン
中国にもう2年くらいいるけど何にも話せない
こんな悩みを持っている人は、大体環境が悪いです。
自分の環境に以下のものが当てはまらないかチェックしてみてください。
- 日本語が通じる場所で仕事をしている
- 日本語が通じる人としか仕事をしていない
- 仕事をする時は必ず通訳がつく
- よく行くお店が日本語対応
- 休みの日にもあまり外に出歩かない
- 家に帰るとYouTubeやTwitter、日本のメディアを見る
- 日本人が同じ生活圏内にいる
- 日本語が通じる人が生活圏内にいる
- お店に行くより通販をよく使う
- 飲食店ではいつも同じメニュー
- 勉強してない
- 中国語の文法を知らない
- 勉強時間が週10時間以下
- カラオケが日本の歌対応
- 中国語で話しかけてくれる人がいない
挙げればキリがないですが、中国語が話せなくても何とかなっちゃう環境だと、全然話せないまま日々が過ぎます。
逆に日本語一切禁止の環境になると、途端に成長できるのはそれが理由です。
つまり、一気に自分事化するんですよね。
▼ちなみに私もしばらく日本語の環境に慣れると中国語が話せなくなります。
週末に日本語を話しすぎて、仕事で会話してる時に「ごめん!」って言っちゃった🤭
相手中国人だし課長さんだし色々間違ってる😱
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) December 23, 2020
現地で生活すれば自然に話せるようになる人のパターン
現地で生活すれば自然に話せるようになる準備は、そこまで難しくないです。
英語や日本語が通じて、最初に全く中国語が喋れなくても生活できる最低限の環境が整っているのであれば、基礎の文法だけ完成させておけば後は環境次第で何とかなります。
- 中国語の基礎文法が完成している
- 発音を練習するつもりがある
- 日々文章を書いたり等、アウトプットしている
- 自分が中国語を分からないと物事が進まない環境にいる
- よく出かけて中国語だけで会話して帰ってくる
現地で中国語を自然と話せるようになるために一番早くて手堅いのは、出発前に基礎を完成させておくことです。
- 話せないならテキストでやり取り
- 聞けないなら絵とテキストでやり取り
- ゆっくり話してもらう
- ゆっくり文法を思い出しながら話してみる
適宜レベルを上げ下げしながら、「中国語だけで」コミュニケーションをとる準備をしておくと、途中で「面倒くさいな」という感情が芽生えてレベルが上がります。
- 書くの面倒くさいから話そう
- 書いてもらうの面倒くさいから聞こう
こういう「自分事感」のある感情から、成長のエネルギーが生まれます。
▼基礎の勉強について悩んだら、この記事を読みつつお気軽に質問してください。
自分事感さえあれば、中国語会話は生活に比例して伸びる
中国語は、「現地で生活すれば自然に覚えるだろう」では全然話せるようになりません。
しかし逆に何か自分事感のある目的、背景を持っていれば、伸びる素質は十分にあります。
- 話せないとやばい
- 話せるようになって楽しみたい
- 中国語で○○をしたい
また、「言葉は赤ちゃんのようにして覚えればいい」という考え方もありますが、前提条件と時間の概念を間違えると、かなり苦労します。
前提条件として
赤ちゃんは「放っておいてももの凄くたくさんの人から話しかけてもらえます。」
しかし大人は全く話しかけてもらえません。
時間の概念として
子供は10年くらいかけて、ようやく小学生の会話レベルを習得します。
しかし大人は外国語でも中高生レベル以上の会話力を求められます。
上の二つの前提条件を考え忘れると、「何年住んでも喋れない」という状況に頭を抱えることになります。
求める中国語レベルのゴールはどこなのかを把握しておくと、この辺は解決しやすいんじゃないかなと思います。
▼参考記事です。
中国赴任前の中国語のゴール【最低限ここまでやれば、何とかなる】
中国語の勉強は、大学で選択していない限りほとんどの人が「ゼロからのスタート」です。
ゴールから逆算して、目標に向かって突っ走って勉強していくのが、一番効率が良いんじゃないかと、最近は言われています。
別の記事で中国語コーチングについて触れているので、興味がある方は以下の記事からどうぞ。
▶コーチング卒業生目線で解説|中国語コーチングサービス”Ciiitz”とは
最近日本のトップYouTuberもciiitzで中国語を始めたということで、注目されています。
Ciiitz(シーズ)で中国語はじめたよー!私に合ったカリキュラムとサポートがめっちゃ丁寧だから、私でも続けられそう。よし頑張るぞー!!#加油 #ciiitz #業界最安値 #中国語コーチング #中国語はじめました #PRhttps://t.co/SnexeFjMd4 pic.twitter.com/CE7l5XF3lS
— 木下ゆうか Yuka Kinoshita (@mochiko0204) December 28, 2020
とはいえ安くはないので、まずは無料カウンセリングで自分に合うかどうかをチェックしてから考えるのも良いんじゃないかなと、思います。
それでは、中国語の勉強、頑張ってください。