仕事を頑張るだけ損だと思う人へ【仕事の定義を変えれば幸せに】
仕事を頑張っているのに報われない人への記事です。
どれだけ頑張っても給料が増えない。同期よりも優秀だと思うのに評価されない。頑張ったら頑張った分だけ仕事が増えて、損している気がする
仕事の定義を「お金を稼ぐ手段」と考えると、間違いなく「頑張るだけ損」です。
仕事を「お金を稼ぐ手段」と考えると、正解は「与えられた時間内で、必要な分のアウトプットを、疲れない程度の頑張りで出すこと」になります。
頑張ってバリバリ働けばあなたは「会社にとってコスパの良い人材」になるだけで、給料には中々反映されず悔しい思いをするだけです。
いわゆるサボったもんがちですよね。
本記事では仕事を別の視点から見てみて、「頑張れば頑張る分だけ得られるもの」を考えてみたいと思います。
転職してから会社の給料は半分以下になりましたが、仕事の楽しさと、人生の豊かさを手に入れました。
「仕事をしながら幸せを感じる方法」をあなたにシェアしたいと思います。
仕事は「頑張るだけ損」するようにできています。
一般的に、仕事を頑張ると損をします。
- 給料は成果給ではなく、時給
- 働かない上司の方が給料を多く貰っている
- 頑張ると「まだやれそうだ」と仕事をもっと積まれる
多く挙げるときりがないので、3つだけ、解説します。
給料は成果給ではなく、時給
多くの会社では、給料は「成果」ではなく「働いた時間」に対して払われます。
つまり毎日遅くまで時間会社にいれば、給料が多くもらえることになります。
この事実を考えると、仕事をこなせない能力の低い人が得する仕組みになっています。
お金のために仕事をしていると、「頑張るだけ損」になります。ダラダラやるのが正解。
働かない上司の方が給料を多く貰っている
最近は能力を踏まえた給与体系になった会社も増えてきましたが、相変わらず年功序列型の賃金体系の会社も多いです。
私が以前勤めていた会社も、「大手」「一部上場」など立派な肩書きを持っていますが、給与体系は基本的に年功序列でした。
一番頑張れる20代は年収300万円~500万円(残業で稼ぐしかない)で抑えられていて、やる気のない50代が毎日定時帰りで1000万円もらえるような会社でした。
確かに、長年の仕事経験から知識も豊富で問題の切り抜け方も上手なので、ベテラン社員は一見優秀そうに見えますが、新しい問題に直面したときに解決するのは大体いつも30代の中堅社員ですよね。
となると、頑張りや成果と給料に全くバランスがとれていなくて、20代30代の比較的若い人はいわゆる「やりがい搾取」をされていることになります。
私たちが50代になるころには年功序列も無くなって、甘い蜜を吸うチャンスすら訪れません。「仕事を頑張るだけ損」ですよね。
頑張ると「まだやれそうだ」と仕事をもっと積まれる
仕事を頑張って成果を出すと「まだ余力があるな」と言って仕事をさらに頼まれます。
しかし給料は残業分しか増えず、残業が重なると体調がすぐれなくなるだけで、頑張れば頑張るだけ幸せから遠くなっていきます。
退職前の私はまさにその感じで、「若い」「体力がある」「素早くこなす」事を武器に戦っていたら精神が壊れる直前まで追い込まれました。
頑張れば頑張るだけ健康から遠ざかります。あなたの健康はたった数割増しの残業代で会社に売っちゃっていいものなんですかね。
仕事を頑張る理由は「自分磨きのため」
お金のために仕事をすると頑張った分だけ損をするので、仕事を頑張る理由を変えてみましょう。
仕事を頑張る理由は、「自分磨きのため」と捉えてみると、仕事が急に楽しみになります。
一般的に「自分磨き」つまり勉強は、お金を払ってするものです。
留学もプログラミングスクールも研修会も、すべてお金を払って学びに行きます。
しかし会社で働くことで「個人ではできない経験をする」、「個人では会えない人と会う」、「個人では使えないインフラを使う」などの特権が手に入るので、これらを活用して自分をより魅力のある人間に成長させることができます。
こうやって考えると、会社で働くことが自分の成長につながるので、「頑張れば頑張るだけ、得をする」環境を作る事ができます。
私も今、「中国語の勉強のため」に中国で働いています。
留学では年間数十万~百万の単位でお金を払わなくてはいけませんが、会社に入っちゃえば逆にお給料を貰いながら勉強できます。
副産物として、中国に駐在できているエリートの技術者たちと同じ土俵で仕事ができるチャンスが手に入っています。
「現地の人に技術を伝えるために」彼らは来ているので、すごい会社の凄い技術者が、直接私に技術や考え方を教えてくれます。
頑張れば頑張るだけこういった人たちの信頼を手に入れられるので、目先のお給料の何倍も価値が高いものを手に入れている実感があります。
頑張ると、得する環境ができました。
▼そんな事を仕事中に、考えていました。
下班了!
現場仕事超大変だった😭
けど、一日頭の中を無で過ごしたので、頭が整理されました。「どれだけ頑張っても給料が上がらない」という問題についてひたすら考えてました。
お金を稼ぐために仕事をするのではなく、趣味で仕事をする感覚になるのが最強なんじゃない?って結論になりました🤔
— TOMO🤐文化の壁と格闘中 (@try_to921mo) December 28, 2020
1年の3分の1くらい仕事をしている
仕事を「お金を稼ぐ手段」として定義していると、やりたくない仕事も「お金のために」やらないといけません。
私たちはざっくり計算で1年の3分の1くらいは仕事をしていますが、人生の3分の1を「精神をすり減らす」ために生きるのは、あんまり幸せじゃないですよね。
しかも家に帰っても「嫌なことを解決する方法」を考えたり、何かと仕事が自分を拘束してきます。
仕事を「自分磨きの手段」として定義すると、仕事が「幸せを感じる時間」になります。
一定期間自分磨きを頑張れば、培った技術を生かして日本の業界の成長に貢献することもできるし、自立して自分のペースで働くこともできます。
「将来こんなことをしたい」という夢を持ちながら一生懸命に努力をするのは、プロ野球選手を目指して毎日素振りをする子供みたいに美しく、頑張れば頑張っただけ成功に近づく気がして、毎日が楽しいんじゃないかな、と思います。
1年の3分の1くらいを占める仕事が、「夢に向かって努力する」行動になり、「頑張るだけ楽しい」状況であれば、頑張れば頑張るだけ、人生が楽しくなっていきますよね。
勉強しながらお給料がもらえるなら、なんかラッキーな気分にすらなります。
仕事を頑張ると手に入る物
仕事を頑張ると手に入るものは、たくさんあります。そしてそれらは、あなたの人生をもっと豊かにします。
例えばこんなのがあるかな?と1分で書けるだけ挙げてみました。
- 仕事に直結する技術が身につく
- 仕事関係の知識を自然に勉強できる
- 問題解決の手順を知れる
- 人との協力の仕方を学べる
- 個人では得られない人間関係が手に入る
- 「こうしたらどうなるかな」という実験を会社のサポートでできる
プラスでおまけとしてお給料がもらえます。
これからの会社選びの基本は「好きな事」「やってみたい事」をできる会社なんじゃないかなと思います。
会社の中で「やってみたい事」に挑戦ができれば、家に帰ってから勉強時間を捻出する必要が無くなるので、毎日の生活もストレスと肉体的な疲れから解放されます。
「仕事」というものを別の角度から見つめてみたら、「悪くないな」と思える一つの例でした。
自分の仕事の定義を変えたいと思った人へ
「仕事は給料のため」と思って頑張ってきた人が突然「何をやりたいのかな」と考えても、中々答えは出てきません。
そんな場合は「ミイダス」というサービスがお勧めです。
自分のスキルと性格、考え方などを判断材料として「こんな会社や業界が良いんじゃない?」と紹介してくれます。
ユーザー登録は無料なので、試しに調査してみるのも、面白いと思います。
自分の市場価値としての年収をシミュレーションできますよ。
職種から仕事を選びたい人には、DODAかなと思います。
私も登録していた時期がありますが、前職の履歴から「特別オファー」ばかり届いてびっくりしました。
「業界全体から自分に対する需要があるんだな」と少しうれしい気持ちになれます。
担当からはめちゃくちゃ電話がかかってきますが、「電話辞めて」というとメールに切り替えてくれます。