HSK3級の合格レベルはやや難しいです。勉強時間は1ヶ月くらい
HSK3級合格のための勉強方法を解説します。HSK3級で急に難易度が上がる感じがしますが、ビビらず頑張りましょう。
HSK3級を受けることにしました。
勉強時間と勉強法を教えてください。あと、レベルはどんなもんですか?難しいですか?
こんな疑問にお答えします。
結論から言うと、レベルはちょっと高いです。
中国語の基礎を勉強して、HSK1級→2級と順調に勉強がスムーズに終わった後、はじめて「あれ、中国語難しい」と思うタイミングです。とはいえ基礎の勉強が終わったら1か月で合格できるレベルなので、頑張ればなんとかなります。
- HSK合格までの勉強時間
- HSK3級の合格レベル
- HSK各パートの勉強法
サクッと答えると、
- HSK3級は基礎の勉強+HSKの対策を1か月くらいで合格できます。
- HSK3級のレベルは、旅行の時に単語だけでちょっとした会話ができるくらいです。
- HSK3級は、リスニング+単語に力を入れれば合格できます。
HSK3級の勉強時間
HSK3級の勉強時間は、基礎に1か月+試験対策に1か月あれば十分に受かります。
HSKのHP(http://www.hskj.jp/level/w_3/)によると、「大学の教養課程の2年生前期」が目安とされています。
600語程度の常用単語と文法知識を習得している者を対象としています。
大学の第二外国語における第二年度前期履修程度の学習が目安とされています。HSK公式HPより。
大学の語学の授業は90分x周2回x15週ですよね。2年生前期ならそれが3セット、合計で135時間くらいが目安です。
1日2時間勉強するなら70日くらい、2か月ちょいです。
HSK3級のレベル
HSK3級合格に必要なレベルは、「短い文章なら読んだり聞いたりできる」レベルです。
▼テスト問題がまさにそんな感じです。
端的に言えば、HSK3級のレベルは「やや難しい」です。
理由は、問題にピンインが振られなくなるので、ぱっと見で文字が読めなくなるから。
分かりやすいように、2級と3級の問題を見比べてみましょう。
ぱっと見、非常にスッキリしましたね。ピンインが無くなったので急に難しくなったように感じます。 HSK3級の実際の中国語レベルとしては、「事前準備をしていれば、その内容なら少し話せるレベル」です。まだまだ自信もって会話するには早いです。 参考:http://www.hskj.jp/level/w_3/ HSK3級の問題数は80問です。 HSK1級の2倍の問題数になりました。その分難しいし、時間もかかります。 HSK3級に合格したいなら、基礎の文法テキストを1冊+過去問を1冊準備するのが良いです。 基礎の文法テキストは、一生懸命勉強すると実はHSK6級までその文法テキストで戦えます。 おすすめの本のリンクを貼っておきます。 ▼基礎の文法テキスト Amazon:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話 文法の勉強法については、こちらの記事を参考にしてください。1か月(または)か月勉強すると、HSK6級まで使える文法知識が入るのでここで頑張っておきましょう。 ▼HSK3級過去問 最初はメルカリで売っていないか探したんですが、3級以降の過去問の出品数が少ないです。おそらく、3級から難しくなるので受験者が減るんでしょうね。 HSK3級は、今までより少し難しくなるけど、何とかなります。 HSK2級と3級では問題文に大きな違いがあります。 パッと見た感じ、すっきりしているなーと思うんですが、問題を解答しようとすると気づきます。 あれ、これ、どうやって読むんだ? そう、3級から突然ピンインが消えるんです。 漢字の読み方がわからないと急に問題が難しく感じるので、初めて勉強しようと思ったら焦る事間違いなしです。 私もこの違いに戸惑って、勉強が1週間止まりました。 先にこの情報を知っていれば、準備できたなーと思いました。でも結局HSK3級は、単語力に助けられる問題が多いです。 その反省もあって、単語帳アプリを作りました。 PC版のエクセルで確認テストを受けられるようになっています。 割と好評いただいています。先にサンプルを試してから、検討してください。 基礎の勉強が終わったら、HSK3級の听力(リスニング)の勉強は、過去問を使いましょう。 HSK3級のリスニングは急に難易度が上がった感じがすると思います。 (記事はいつか用意します。写真を撮って、グーグルドライブにアップして、Googledocで開けば文字起こし完了です。あとは百度翻訳でピンイン付きのスクリプトが作れます) 勉強の仕方は次の3ステップです。ここまでやると、リスニングは高得点取れます。 各ステップ5周くらい練習すると、スラスラいえるようになると思います。口が慣れてきたら次のステップに進みましょう。 リスニングの勉強法は、以下の記事でも紹介しています。 ちょっとレベル高いですが、「こんな感じで勉強すると、さらにリスニングが得意になる」という方法も紹介します。 「スラスラ言える」を基準にして、次のステップに進んでいきます。 このリスニング勉強法は、私がHSK6級の勉強をしていた時に取り組んでいた方法です。 HSK3級の読解問題は、基礎が終わっていれば勉強不要です。 というのも、私たちは漢字を読んだら意味が分かっちゃうので、あとは文法さえ分かっていれば文の意味が分かります。 読解パートが苦手な場合は、文法の基礎を復習します。 HSK3級の书写(作文)も、基本的には勉強不要です。 基礎の文法が分かっていれば特別勉強するところはないです。こちらも弱点は単語になると思います。単語だけ一生懸命勉強すればOK。 でも、場合によっては点数が中々伸びないこともありますよね。 もし书写が苦手なら、並べ替え問題が弱点になると思います。「どうしても」というときは、模範解答をすべてノートに書きだして、スラスラ音読できるように1週間勉強すればOKです。身体で文の構造を覚えたら勝ちです。 HSK3級は、リスニングと単語が壁なんじゃないかなと、思います。 HSK3級の単語の勉強法を3つ紹介します。 一つずつ、解説します。 一般的な勉強法だと思いますが、一番時間がかかります。 理由は、 単語帳に載ってる単語が多すぎるから。 HSKの市販の単語帳で一番有名なのはこれですかね。HSK3級の受験準備なのに、1~4級までが範囲です。 「要らない部分」も収録されています。 量が多く見えるので、萎えます。そして、読まない例文も多いし、聞かない音声もついています。 「どうやって勉強するのが正解なのかな?」と心配になると思います。 でも、単語なんて正直単語でしかありません。例文を覚えても使う機会がなきゃ忘れるので、コツは最後のページの索引部分を使って、覚えていない単語だけ覚えるやり方です。でもたぶん、このやり方でも単語を覚えるのに1か月くらいかかっちゃうと思います。 HSKは公式で単語アプリを販売しています。 間違えた問題だけ抜き出しができるのと、音声が聞けるのでリスニング勉強もできるのがメリット。 アプリの誤作動が多いのと、よく落ちる、動作が重いのがデメリット。 個人的にはデメリットが大きく、結構イライラしたので私は使ってません。 しかし、最強のモバイル版であるのは事実なので、隙間時間で勉強する派の人にはアリです。 最後に紹介するのは、私がHSKの勉強をする時に作成した単語アプリです。 メリットは3つ ▼YouTube動画貼っておきますね。こんな感じで使います。 気になったら、こちらのページで紹介しています。体験版もあるので、先にそちらで動作確認していただければと思います。 「HSKの勉強をするのに単語帳を買うのはもったいないなあ」と感じている人向けに、無料で単語を勉強できる方法を解説しました。 ちょっと作業が必要ですが、一度勉強を開始するとすごく効率的に単語が覚えられます。 HSK3級の過去問を、ぶっつけでとりあえず解いてみました。 まずは阅读と书写問題から。問題にピンインが書いていないので、読み方が全く分かりません。 でもそこは日本人、解答するのに読み方なんて関係ありません。 一番危なかったのが第五回の問題。阅读で6問、书写で6問のミス。 书写の問題は配点が高いので間違いが増えると痛いです。 並べ替え問題を勉強しておくと、安定して合格点が取れるかなという印象です。 続いて听力のほうですが、こちらも単語数が多いし、早口なので理解するまでに問題が終わってしまいます。 とりあえず聞こえた単語をそのまま解答すると、最大で10問ミスになりました。これなら正答率75%なので、十分合格圏内でした。 HSK3級の勉強法には、順番があります。 「基礎の勉強→リスニングの対策+単語の勉強」です。 リスニングは今後ずっと悩むことになるので、今のうちに勉強法を確立しておくと強いです。 リスニングの勉強法について詳しく勉強法を紹介しています。リスニングが苦手な場合は、こちらの記事もぜひ。 中国語単語の勉強についても、別の記事で解説しています。ここでは紹介しきれなかったアプリも紹介しています。中国語単語はサクッと覚えちゃって、使いながら定着させていくのが早いです。 HSK3級はまだ初級のレベルなので、一番大切なのは基礎です。 旅行会話レベルくらいまでの基礎が付けば合格するのは難しくないです。 おススメのテキストというか、参考書を上の記事で紹介していますが、私はHSK4級に合格するまで一切、文法解説は読みませんでした。 理由は、HSK4級までは基礎レベルなので、中国語と仲良くなる事の方が大事だから。
文法解説を読み込んでも中国語スキルは上がりませんが、その時間を使って例文に何度も触れると、中国語を身体で覚えられます。 たとえば英語の授業 それよりも、数多くの例文を読み、作文し、英語に触れる回数を増やす方が直接英語能力に反映するのと同じ感覚です。 HSK3級は初心者くらいのレベルだと思うので、参考書の例文をつかって作文できるように鍛えておくのがお勧めです。結果的に参考書一冊の例文を丸暗記しているような状態になります。 HSK3級は、中国語を勉強している中で初めて挫折を感じるタイミングです。 問題に何が書いてあるか分からないし、リスニングも何を言っているのか分かりません。 しかし、中国語の基礎ができていればHSK3級に合格する素質は十分にあります。あとは試験に慣れるだけできっと受かります。 先々を見据えて、「どれくらいかかるのか」を把握していれば、勉強の苦痛も少しは和らぐのではないでしょうか。 HSKの他の級の勉強に必要な時間と、各級の難易度について解説した記事を紹介します。 基礎の勉強を終わらせてからHSKの各級を順番に勉強すれば、およそ4.5か月でHSK4級まで合格できます。1日の勉強時間は1~2時間くらいです。 HSK1級のレベルと勉強時間について:対策期間は1~3日でOK HSK2級のレベルと勉強時間について:対策期間は3日くらい HSK3級のレベルと勉強時間について:対策期間は1ヶ月 HSK4級のレベルと勉強時間について:対策期間は2.5か月 現在はHSK5級を勉強していますが、HSK5級の合格にはトータルで300~400時間必要と言われています。 急に中国語レベルが伸びたので、2020年内にHSK6級に合格する見込みです。 伸びた理由はコーチングを受けたことでした。お金はかかりますが、その分の伸びは確実にあるので、本気で学ぶ人におすすめです。 過去に無料カウンセリングを受けまくった時の記事があるので、興味があったら読んでみてください。 Twitterでは日ごろの中国語の勉強について発信しています。 応援メッセージ、指摘、仲良くしてくれる人など、みんな大募集中です。 Twitter:@try_to921mo HSK3級の問題数は80問
HSK3級合格に必要な本2冊
楽天:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話
Yahoo!ショッピング:たったの72パターンでこんなに話せる中国語会話HSK2級までと3級の違い【ピンインがなくなるのでレベルが急に上がる】
サンプルもあるので、単語が苦手な方は是非。HSK3級の听力(リスニング)勉強法
問題にもスクリプトにもピンインが無くなっていて、かなり勉強しづらいと思いますが、写真の文字起こし機能を使ってピンインを出すことができます。
繰り返していくと意味が気になり始めます。
何度も繰り返していくうちに意味が理解できるようになって、そのタイミングで一気に口が慣れます。(感覚的な話ごめんなさい)
1.5倍速でスクリプトを音読できるようになると、初めての音声でも少し聞き取れるようになっていきます。HSK3級の阅读(読解)勉強法
その後は単語との戦いになるので、単語を一生懸命勉強するのがお勧めです。
2週間~1か月あれば大体終わるので、以下の記事を参考にしてみてくださいHSK3級の书写(作文)勉強法
HSK3級の単語の勉強法
市販の単語帳を買って勉強する
勉強の仕方に自信がなくなるから。HSK公式単語アプリで勉強する
他のHSK単語アプリを使って勉強する
無料でHSK3級の単語を勉強する方法
HSK3級を実際に解いてみた【书写が初登場、听力の難易度が高い】
漢字から感じるオーラを元に解答していくとなんと、合格点が取れていました。HSK3級の勉強法について【ステップがある】
HSK3級の全体的な勉強法【中国語の基礎を勉強すると強い】
一生懸命SVOとかSVOCとかSVOOとか勉強しましたよね。
一生懸命に勉強しても英語の成績は伸びなかったと思います。HSKの他の級の難易度と勉強時間について
1日1時間なら1年で合格できるレベルなので、私は2020年はHSK5級の勉強をしています。2021年にはHSK6級を受けたいなーと思っています。
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