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●「ラーメン二郎に学ぶ経営学」から戦略を考える。ラーメンじゃなくて二郎

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TOMOです。 2020年は予期せぬ日本待機でくすぶりましたが、その間に中国語能力を大きく伸ばしました。 今後も引き続き挑戦し続ける人になります。 楽しそうなことには何でもチャレンジ! ブログでは ・働き方改革コラム ・中国語勉強コラム ・中国語×働き方の組み合わせ をメインに、考えている事などを発信しています。 Twitterでは、日常的に考えている事を発信したり、後はフォロワーさんとの絡みに使ったりしています。
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こんばんは、TOMOです。
先日、ラーメン二郎に学ぶ経営学という本を読みました。

これです。

単純に一言で、超勉強になる本でした。
作者の方の二郎ラーメン愛を凄く感じながら、凄く細かく分析しているんだろうなと思いました。

 

関東地方で猛威を振るっているラーメン二郎。
どこに行っても行列ができていることで有名なラーメン屋さんです。
ラーメンは人によって好みが異なるので、中々行列にはならない食べ物なんですが
なんで二郎はこんなに人気なんだろうか?という謎からマーケティング戦略のヒントを探していきます。

 

「ラーメン二郎に学ぶ経営学」から戦略を考える。ラーメンじゃなくて二郎

 

「ラーメン二郎で食べられるのはラーメンではなく二郎という食べ物」

こんな感じの名言を聞いたことがありますか?
この名言は、マーケティングにおいて非常にわかりやすく、重要なたとえなので
これから関係する仕事をする方は頭に入れておくと良いかもしれません。

 

ラーメンという激戦区の市場において、
確固たる地位を築き、ほとんど全てのお店で行列を作る二郎ですが、
どうしてこうなったのかな?と考えると
ラーメンではなく二郎という名言が凄く刺さってきます。

 

ラーメンという食べ物を再定義する事で、唯一無二の市場(ブルーオーシャン)を作ることができます。
ラーメン二郎に学んで、既存の業界を再定義する練習ができたら良いなと思いました。

 

ラーメンとハンバーガーの違い。多様性のある市場定義

専門的な話を本書を参考に語っていくと

 

ハンバーガー業界は、大手3社がほとんどのシェアを握っている「規模型事業」です。
ラーメン業界は、大手ですら大きなシェアを持っていない「分散型事業」です。

業界を見据えて戦うとすると
規模型事業をやろうとすると大手に負けます。
分散型の業界に乗り込むと、新規参入でも勝ち目があります。

 

ラーメンという食べ物は、好みが多岐にわたって、みんなが正義です。
醤油ラーメン、塩ラーメン、家系ラーメン、つけ麺、、、、など
どれも美味しいし、色んなお店が色んなラーメンを出していて、
一番を決めるのが難しいです。

 

対してハンバーガー業界は、マックやモスが超強くて
他のお店じゃ太刀打ちできません。
ハンバーガーの美味しさはある程度答えが出ていて、人によって違いが出ないから
既に有名なお店が規模を広げて儲けていくモデルになります。

 

 

なので、今から参入しようと思ったら
ハンバーガー屋さんよりもラーメン屋さんが正解となるんですが、
一般的なラーメン屋さんという土俵で戦うと
これは規模型の事業に飲まれます。

 

そこで大切なのが、ポジショニング。

 

ラーメン二郎は、ラーメンを再定義して、
麺は細いとか、替え玉が~とか、そういうのを完全に無視
若者がお腹いっぱい食べれて安い二郎を提供する事で確固たる地位を築きました。

二郎はラーメンではなく、二郎という食べ物という定義。

 

ラーメンというお洒落な食べ物で二郎を定義していたら、
ポジショニングにミスって、つけ麺やまぜそばの業界に飲まれていたかもしれません。

 

今ある業界に多様性を作れば、市場が拓ける。最終的には人

今から多様性のある業界を探そうとしてもそうそう見つかるものではありませんね。
そして見つかったとしても、自分が興味を持てる業界である保証もありません。

もし一つ道を切り開く方法があるとすれば、それは既存の業界に多様性を作る事ではないでしょうか。

 

先ほどの例でいうと
ラーメンという業界の中の二郎であればここまで人気になる事は無かったかもしれません。
二郎は「二郎」という食べ物だから人気者になれました。

 

じゃあ例えば自動車はどうなんだろう?

車と言えば、ある程度求められる機能は決まっています。

  • 安全である
  • 外装がお洒落
  • 壊れにくい
なんかが決め手だったとします。

これに多様性を付与すると

 

  • 内装がお洒落
  • エンジン音が格好いい
  • 乗っている時の振動が心地よい
この辺りも決め手になります。

いまだに自動車メーカーがこんなにたくさんあるのは
各社いろんな選択肢を持っているからですね。

 

他の業界でもきっと、この考えは応用可能ですね。

 

次に居酒屋。求めるのは「安くて美味い」です。
ここに、スタッフの接客が加わると一気に多様性が増します。

 

  • 元気
  • 見た目が良い
  • 喋ってくれる
  • 盛り上げてくれる
人の好みは正解がないので、規模じゃどうしようもないですね。

 

最終的に多様性を付加するのは、人なんじゃないかなと
私は思っています。

 

料理の質は冷凍食品もデパ地下の総菜も差がなくなってきています。
変に手間暇かかって高くて美味しくない手作り料理よりも
安くてそこそこ美味しい冷凍食品のほうが満足度が高かったりします。

 

業界を定義しなおすときは、人に焦点を当てて多様性を見ると
何か見つかるようになるんじゃないかな?と思いました。

 

強いブランドを持てば、迎合する必要がなくなる

強いブランド力だけで、安売り競争から抜け出した企業があります。

みなさんご存じアップル。

 

スマホの性能としてはもうすでに世界一から陥落していますが
スマホの価格は世界一レベルをキープし続けています。

これがブランド力。
成熟しきった市場の中で、違う切り口から物を見ることで
ブランドができたりします。

 

同じように、二郎は二郎という食べ物のブランドがあるために
安売りにも負けないし、隣に別のラーメン屋さんができても絶対に行列が絶えません。

 

 

既存の業界に参入して、一定のシェアを取るためには、

 

  • 業界を定義しなおす
  • 多様性をみつける

の二つが必要です。
業界の常識にとらわれず、自由に発想するからこそどんぶりからはみ出たラーメンが出来上がります。
他にはない価値、正解のない問いだからこそ、他者との共存ができます。

 

こうやって新しい市場ができたら、
第一人者はブランド力を持つことができます。

さて、今から参入したい業界の穴を見つけに行きましょう。

 

<参考図書>

 

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